3.《ネタバレ》 悪趣味(褒めてます)バーホーベン+シュワちゃんコンビのインパクト極大と言っても良い旧作とは異なるテイストを持たせた骨太なSFに仕上がっていると思う。
レン・ワイズマン監督の奥様(ケイト・ベッキンセール)への愛が画面からいささか迸り過ぎの感は有るが、強い女性を題材とした映画が当たり前の昨今、旧作でマイケル・アイアンサイドとシャロン・ストーンが受け持っていた役を一人で持たせるのは自然な流れだと思うし、それに見合う熱演だった。
旧作へのリスペクトを感じさせるシーンが嫌みの無い程度に幾つも散りばめられている点も好印象。 おっぱい3つ・腕ぶった切り(今回はロボットだけど)は勿論だが、個人的には太めのオバちゃんの「二週間よ」と言うセリフがツボだった。
やっぱり火星に行って欲しかったのだが、舞台が地球のままでもここまで見応えのある作品になっているならば良しとしたい。
それにしても、旧作のシュワちゃん鼻に棒突っ込みシーンは映画史に残る希代の名(迷?)シーンだと改めて思った次第。