1.《ネタバレ》 この映画、どこのレンタル屋さんを探しても置いてない。ずっと前から見たくて、見たくて、色んなレンタル屋さん探しまくっていても見つからなかったのに、何と言うことか?やましんさん同様、事もあろうに私も本日の昼間、たまたま他の用事で寄った100円ショップで315円で売られていた。もっと探せばきっとどこかのレンタル屋さんにあるかもしれないだろうけど、探すづくとレンタル料を考えると315円というこの料金は借りるよりも買った方が安い。そう思って迷わず買ってまいりました。そんで、先程観終わった所です。前置きが長くて申し訳ないです。さっさとレビュー致しますので勘弁を!で、この作品、流石はジョン・フォード監督らしい映画だというのが観ての感想です。まだリンカン大統領がアメリカの大統領になる前に弁護士として活躍していた時の若いリンカンの話です。独立記念日に起きたある一件の殺人事件を巡って、無実の男が容疑者とされている事に対して、ああだこうだと不利な事ばかり言う群集を前に真っ向から立ち向かい無実を勝ち取るまでの話の中で見せるジョン・フォード監督らしい重厚な演出と時々見せるユーモアとがバランス良く描かれていて見応え十分です。若きリンカンを演じたヘンリー・フォードの演技は勿論のこと、脇を固める俳優陣の演技も素晴らしい。裁判シーンでのやりとり、特にあの犬の話は笑えます。無実の罪を勝ち取り、裁判に勝利したリンカンの去っていく後ろ姿と余韻の残し方、これまたジョン・フォード監督ならではの何とも見応えのある作品でした。最後に一言!それにしてもこの作品のDVDが315円とは、安く観れて嬉しい反面、本当にちょっと哀しくもあったりと複雑な気持ちになります。