1.《ネタバレ》 160分という長尺の映画。 時間的に余裕があるせいかゆったりとした流れで話が始まっていく。
いったいどうなるのか、どんな話なのか、そんな不安が最初はあったが、徐々に話の中に入り、楽しみながら観終えた。
なかなかの力作と言う感じ。
登場する女性たちが不思議な魅力を放っている。 単に綺麗だとかそんなことではなく、不思議な雰囲気。
それとはまた別に月船さららの裸の美しいこと。
話の内容は他愛ないと言ってしまえばそれまで。 ばかばかしいにもほどがあるともいえるが、まじめに描いている。 愛は世界を救うみたいな感じだけど、抽象的な愛ではない。 もっと現実的な性交だ。
最後にちょっと説教くさい感じになるのが興ざめなのだが、そこで終わらないで漂流した島での三上寛の歌まで持っていったのは良かった。
主人公水野一八の末路やらなんやら、要するに寓話のようなお話。
ところでここで照子役の月船さらら、シメコ役の美知枝といった重要なキャストが載っていないのはなぜでしょう。