6.《ネタバレ》 若い頃のギャングが、その後どうなるかを描いた映画。
「ワンスアポン~」の現代版ヒスパニック版である。
メキシコギャングと言えば、過激な「シティオブゴッド」を思い出す。
その血をひくヒスパニックたちも凄味がある。
興味深いのは、若い頃はひ弱な感じのハーフが、刑務所で頭角を現し、とうとう
世話になったボスまで殺して、トップに上り詰めるのだ。
そして、若い頃のリーダーが、警察側になり、彼と対峙するようになることだ。
ここが、いわゆる古典のギャングものと違う。
ドラッグ戦争ものである。ドラッグ戦争の映画といえば「トラフィック」「ボーダーライン」等々・・
刑務所ものとしては「ショーシャンク」「父の祈りを」「デッドロック」等々・・
ハックフォードの作家的でない映像が、よりリアルに劇を引き立たせる。