1.なんといっても実写に拘ったミラージュ戦闘機の映像が圧巻。メイキングで関係者が「トップガン以上の映像を目指した」というが、比べるまでもない。ここまで安定して美しい映像を見ると、CGが幾ら進歩したといってもまだまだ実写には遠く及ばないと感じる。監督は自身もパイロットで、フランス空軍の全面協力を得て、嘘が無い本物の映像を見せてくれる。時代は遡るが、この映像の双璧といえるのが「華麗なるヒコーキ野郎」だろう。G・ロイ・ヒル監督も元パイロットだった。飛行機好きなら必見。映像に10点。しかし物語は、悪くは無いけれど、特別記憶に残る程のものでもないので6点。間を取って8点。この映画に影響されてハリウッドあたりで本物志向の航空機映画がつくられることを期待。