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天国の門

[テンゴクノモン]
Heaven's Gate
1980年上映時間:219分
平均点:6.10 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(1981-09-26)
ドラマウエスタン
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-01-10)【TOSHI】さん
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監督マイケル・チミノ
助監督マイケル・グリロ
テリー・ニーダム(第二助監督)
演出バディ・ヴァン・ホーン(スタント・コーディネーター)
キャストクリス・クリストファーソン(男優)ジェームズ・エイブリル
クリストファー・ウォーケン(男優)ネイサン・D・チャンピオン
ジョン・ハート(男優)ウィリアム・C・アーバイン
サム・ウォーターストン(男優)フランク・カントン
ブラッド・ドゥーリフ(男優)エグルストン
イザベル・ユペール(女優)エラ・ワトソン
ジョセフ・コットン(男優)レヴェランドの医師
ジェフ・ブリッジス(男優)ジョン・H・ブリッジス
ポール・コスロ(男優)チャーリー・レザック市長
ジェフリー・ルイス(男優)トラッパー・フレッド
リチャード・メイサー(男優)仲間の男
ウォルドマー・カリノウスキー(男優)写真家
テリー・オクィン(男優)ミラルディ大佐
ロビン・バートレット(女優)レザック夫人
トム・ヌーナン〔1951年生〕(男優)ジェイク
キャロライン・カヴァ(女優)ステフカ
アンナ・レヴィン(女優)リトル・ドット
ミッキー・ローク(男優)ニック・レイ
デヴィッド・マンスフィールド(男優)ジョン・デコリ
T=ボーン・バーネット (男優)天国の門のバンド
サム・ペキンパー(男優)絞首刑執行人(ノンクレジット)
ウィレム・デフォー(男優)ウィリー(ノンクレジット)
ソレイス・ミッチェル(男優)卒業生(ノンクレジット)
ノーバート・ウェイサー(男優)移民(ノンクレジット)
堀勝之祐ジェームズ・エイブリル(日本語吹き替え版【TBS】)
谷口節ネイサン・D・チャンピオン(日本語吹き替え版【TBS】)
池水通洋ウィリアム・C・アーバイン(日本語吹き替え版【TBS】)
若本規夫フランク・カントン(日本語吹き替え版【TBS】)
戸谷公次エグルストン(日本語吹き替え版【TBS】)
榊原良子エラ・ワトソン(日本語吹き替え版【TBS】)
西村知道レヴェランドの医師(日本語吹き替え版【TBS】)
沢木郁也ジョン・H・ブリッジス(日本語吹き替え版【TBS】)
郷里大輔(日本語吹き替え版【TBS】)
佐藤正治(日本語吹き替え版【TBS】)
島香裕(日本語吹き替え版【TBS】)
田原アルノ(日本語吹き替え版【TBS】)
さとうあい(日本語吹き替え版【TBS】)
石塚運昇(日本語吹き替え版【TBS】)
星野充昭(日本語吹き替え版【TBS】)
色川京子(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本マイケル・チミノ
音楽デヴィッド・マンスフィールド
撮影ヴィルモス・ジグモンド
ジャン・キーサー(カメラ・オペレーター)
製作総指揮チャールズ・オークン
デニス・オデール
制作東北新社(日本語吹き替え版【TBS】)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術タムビ・ラーセン(プロダクション・デザイン)
ウェイン・フィッツジェラルド(タイトル・デザイン)
ジョシー・マクアヴィン(セット装飾)
編集トム・ロルフ
ジェラルド・B・グリーンバーグ
ウィリアム・レイノルズ〔編集〕
ニール・ファレル〔編集〕(編集補佐)
録音ロバート・ニュードスン
トム・C・マッカーシー
ドン・マクドゥーガル
字幕翻訳高瀬鎮夫
スタントウィリアム・H・バートン(ノンクレジット)
ジョージ・オリソン(ノンクレジット)
その他ウィリアム・レイノルズ〔編集〕(ポスト・プロダクションの総括担当)
チャールズ・オークン(プロダクション・マネージャー)
デニス・オデール(プロダクション・マネージャー)
アラン・B・カーティス(ロケーション・マネージャー)
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2.《ネタバレ》 個人的には、今まで観た映画の中で最も上映時間の長い作品。何と言っても3時間40分である。(あのゴッドファーザーパート2よりも20分、七人の侍よりも10分程長い。)一言で言うと、とても贅沢な作りの映画だ。莫大な規模のセット、エキストラ、そしてスペクタクル...。細部まで潤沢なお金が使われ作り込まれている。そしてその世界観を余す所無く映してやろうという撮影、カメラワークの素晴らしさ。こちらもゆったりとこの世界観に入り込むのみだ。さて本作はジェームズ・エイブリルやエラ・ワトソンそしてネイト・チャンピオンなど実在した人物を登場させてはいるが、ストーリーや人物の関係性は史実とは殆ど関係なくチミノ作のフィクションである。ひょっとするとその辺りが公開時に評論家筋から酷評された所以ではないだろうか。つまり西部開拓時代のアメリカ史暗部を描くだけでも物議を醸し出すのに、そこに歴史上の人物を使って大胆な脚色がなされていたのである。アメリカ人からしたら「何だこれは?」「けしからん」ということだったのかもしれない。今観ると、エラという一人の女性を巡るジェームスとネイトの関係は「ディア・ハンター」におけるメリル・ストリープ、ロバート・デニーロ、クリストファー・ウォーケンの関係性を踏襲している(というか殆ど同じである)。これはもうチミノの趣味なのだろう。しかし「ディア・ハンター」ではデニーロとウォーケンの関係が丁寧に描かれていたからこそ、同じ女性を好きになってしまった葛藤、そしてそれを超えた友情が感動につながっていた一方で、本作ではクリス・クリストファーソン演じるジェームズとウォーケン演じるネイトの関係性の描き方が希薄なのだ。そのためネイトがジェームズのことが好きだったのだ...さようなら友よ...と言われてもディア・ハンターほどの感動を呼ぶ事に成功していない。この辺り、ジョン・ハート演じる学生時代の旧友がいるので、彼の役を使うことでもう少しなんとかできなかったかと思うが、そうすると狙い過ぎになってしまったのかもしれない。うーん難しい。と色々と感じる所もあるが、やはりこの作品は映画でしかできない事をやりきっている大作で、一度は観ておいた方が良い作品の一つだろう。こういう作品を観ると「やはり映画って良い」と思える。最後にこの映画のクリストファー・ウォーケンの壮絶な死に様は、「俺たちに明日はない」におけるウォーレン・ビーティ&フェイ・ダナウェイ、そして「スカーフェイス」におけるアル・パチーノに匹敵するくらい印象的なものだと思う。
rain on meさん [DVD(字幕)] 8点(2016-09-20 14:01:27)
《改行表示》
1.とにかくまずは、ヴィルモス・スィグモンドの撮影がすばらしい。最初の卒業式でのダンスの場面、人物にピタリと照準を当ててびゅんびゅんと廻っていくカメラ。逆光線の中に立体的に群集を捉えるカメラ。赤い砂塵の舞う荒れ地での残虐な戦いを記録するカメラ。これを観ているだけで作品の長尺は乗り切ることが出来る。ヴィルモス・スィグモンドでも、この作品が最高ではないだろうか。  物語は、国家が移民を抹殺しようとした過去のアメリカの大きな恥、そこでの無力な知識人の問題を主題としている。この作品で描かれたことが史実とはずいぶんと異なるらしいというのも、この作品への嫌忌気分の原因になっているらしい。わたしには、この作品で描かれる主人公のジム(クリス・クリストファーソンが演じる)の行動がどうもよくわからなくて、何をどうしようとしていたのか、まあそこにこそ知識人の無為を読み取れるように思うけれども、どうもいまいち納得が行かない。ラストにポーツマスだかで船に乗っているジムは、そこが移民たちのアメリカ上陸への窓口だったということを想っているのだろうか。そこに彼の過去の行動への悔恨があるのか。死んだ女性を思っているだけなのか。船室で傍らに坐る妻らしい女性へタバコの火をつけてやるときの彼のぎごちなさが、意図的な演出なのか、マイケル・チミノ監督の演出力やクリス・クリストファーソンの演技力に由来するものなのかもわからないから困る。  やはりわたしの印象に残ったのは、ネートという男で、これはクリストファー・ウォーケンが演じているのだけれども、観ていてこのルックスは誰かを思い出させると思っていたら、近年のジョニー・デップを思わせるのだった。とにかく、移民としてアメリカという国に同化しようと努力する姿が痛々しい。ホーソーンの小説を読んで英語の書き取りを勉強し、住まいの壁には壁紙として英語の新聞をいちめんに貼る。ジムと娼婦の女性(イザベル・ユペール)をめぐって争うけれども、ジムへは友情を感じていて、ここに彼の人間味が読み取れる(この作品には人間味を読み取れるような人物が少ない。このネートと、娼婦のエラぐらいか)。殺し屋まで引き受けてアメリカ人になろうとするけれども、さいごには国家の不条理に抵抗して死を迎える。住まいの壁の新聞紙が、燃え上がって剥がれていくシーンが悲しく、美しい。
keijiさん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-08 11:21:17)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.10点
000.00%
100.00%
213.45%
300.00%
4413.79%
5620.69%
6724.14%
7620.69%
826.90%
913.45%
1026.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.75点 Review4人
2 ストーリー評価 7.75点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review4人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 10.00点 Review2人
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【アカデミー賞 情報】

1981年 54回
美術賞タムビ・ラーセン候補(ノミネート) 

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