塀の中のジュリアス・シーザーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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塀の中のジュリアス・シーザー

[ヘイノナカノジュリアスシーザー]
Cesare deve morire
2012年上映時間:76分
平均点:6.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-01-26)
ドラマ刑務所ものモノクロ映画
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監督パオロ・タヴィアーニ
ヴィットリオ・タヴィアーニ
脚本パオロ・タヴィアーニ
ヴィットリオ・タヴィアーニ
字幕翻訳吉岡芳子
その他ウィリアム・シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」(劇中戯曲)
あらすじ
今まさに舞台上ではシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」が演じられている。それも大詰めのクライマックス、戦いに破れたブルータスの自害の場面だ。そして終演、観客はスタンディング・オベイションで大きな拍手を送る。演じ終えた役者たちは再び自らの監房へと帰って行く。彼らは刑務所の囚人たちだったのだ。
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1.劇場入り口に貼ってあったセンスはいいけれどゴツそうなポスターのイメージとは裏腹に、かなり描写は淡々としており、あっさりした後口です。これはもちろんホメ言葉。ドキュメンタリーなんだかノンフィクションなんだか分からない、敢えてそういう作りにしたんだろう、そういうところが非常に面白かったですね。オーディションのシーンが出色です。一人一人、罪名と簡単なプロフィールが出るんだけど、8割がた私より若い!(でも迫力満点・・・!!)皆、世間の裏側を垣間見るどころか、そこにどっぷり浸かってきた人ばかりなんで、演技もなかなか。刺す、刺されるのシーンの練習では、刺し方、痛がり方が堂に入ってて、こりゃそんじょそこらの俳優さんたちより凄いかも、と思わせる。「ジュリアス・シーザー」を企画し持ちかけたのは監督側ということで、なるほどなー、目の付け所がなるほどなー、と感心してしまいます。私は、人を殺した人間というのは絶対的に受け入れられないものを感じるのですが、なので、彼らの中にも殺人罪で服役している人がいて、そういう人たちに対し、その感覚は変わりませんが、刑務所でこういう実習があって、人の気持ちを想像し、自分のこととして受け止める、人としての鍛錬をするというのは、非常に意味があり素晴らしいことだと思いました。あの圧倒的な演技と本作の前に、こんな薄っぺらな言葉では違う気がするんですが、平たく言えばそういうことかと・・・。日本の刑務所ではないんでしょうかね、こういうの。いずれにしても、本作含めてあと3作品で「銀座テアトルシネマ」が閉館だなんて、寂しい限りです。クロージングラスト2作品も全部行く予定ですが、こうして良い劇場がどんどんなくなっていくのは、なんか世の中間違っている気がするのは、私だけでしょうか、、、。
すねこすりさん [映画館(字幕)] 8点(2013-02-17 18:46:06)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4240.00%
500.00%
600.00%
7240.00%
8120.00%
900.00%
1000.00%

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