喜びも悲しみも幾歳月のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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喜びも悲しみも幾歳月

[ヨロコビモカナシミモイクトシツキ]
1957年上映時間:160分
平均点:6.57 / 10(Review 23人) (点数分布表示)
公開開始日(1957-10-01)
ドラマ戦争ものロードムービー
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タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん
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監督木下恵介
キャスト高峰秀子(女優)有沢きよ子
佐田啓二(男優)有沢四郎
有沢正子(女優)有沢雪野
中村賀津雄(男優)有沢光太郎
桂木洋子(女優)藤井たつ子
田村高廣(男優)野津
仲谷昇(男優)名取進吾
夏川静江(女優)名取夫人
北竜二(男優)名取
小林十九二(男優)観音埼灯台手塚台長
三井弘次(男優)金枚次席
桜むつ子(女優)金枚次席の妻
明石潮(男優)北海道木村台長
井川邦子(女優)鈴木次席の妻
田中晋二(男優)水出
坂本武(男優)郵便局長
原作木下恵介
脚本木下恵介
音楽木下忠司
作詞木下忠司「喜びも悲しみも幾歳月」
作曲木下忠司「喜びも悲しみも幾歳月」/「灯を抱く人たち」
主題歌若山彰「喜びも悲しみも幾歳月」
撮影楠田浩之
成島東一郎(色彩技術)
配給松竹
特撮矢島信男
美術梅田千代夫
伊藤熹朔
編集杉原よ志
録音大野久男
照明豊島良三
飯島博(照明助手)
その他IMAGICA(現像)
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5.時間をかけて戦前戦中戦後の灯台守の生活を観せてくれます。
ストーリーは凄く劇的とかそういうわけではないですが、それなりに山あり谷あり、しみじみ人生を感じさせてくれます。今のように情報やスピードの溢れた生活からみたらのんびりしてみえますが、そういう時代だったのであり、だからこそ当時の方々の共感を生んだのでしょう。
また、我々の現在が戦前からの地続きであるということや、人間の本質的な部分はいつの時代もそうは変わらないのだなということを実感させてくれました。
昭和高度成長前の日本各地の風景がとても美しいです。
クリプトポネさん [DVD(邦画)] 8点(2017-08-13 15:32:38)(良:1票)
4.日本の女性は強い。たくましい。そのことがよくわかる。灯台守という仕事も全然知らなかったので、興味深く見ることができた。生きていくことは、いいことばかりではないけれど、妻と夫が協力し合って生き抜き、子供を愛し育む。そういう人生を日本人が理想としていたのだということが伝わってきた。自分の祖父母とかもこの映画とおんなじような価値観のなかにあったんだろうなと思うと、貴重な作品である。
wunderlichさん [DVD(邦画)] 8点(2008-07-27 19:20:27)(良:1票)
3.《ネタバレ》 この映画は国民的映画と言っても過言ではないと思う。一定の年代以上は、たいてい観ているのだ。実直に生きた灯台守の人生を淡々と描いているだけなのだが、昔の真面目な日本人は自分の人生に照らし合わせていたのだろうか。しかし、戦争中は燈台守まで狙われていたんだな。佐田啓二と高峰秀子の貧しくも支えあう夫婦愛は、文句なしに美しい。今ではほとんどの灯台は無人だが、昔の燈台守は朝からでっかいレンズを磨いていたんだろう。観てから三日間は、主題歌が脳にこびりついて困った。
パオ吉さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-20 01:28:05)(良:1票)
2.3回目観賞。高峰秀子が学生の頃、いろんな意味での“あこがれ”で大好きであった。しっとりとした演出が心地よく、所々涙した記憶あり。昔の日本人の良さが滲み出ている。それにしても現在の日本は気に食わない。
最近は楽しい映画に食指がいき、若き頃の、アート・シアター向けや、芸術作品は全くお呼びで無い。でもこの映画レベルまでは心地よく、しっとりと浸れる。
ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-05 11:39:09)(良:1票)
1.《ネタバレ》 灯台守という特殊な職業を一般に知らしめた佳作。
灯台守に従事する夫婦が、長年に渡り、困難にみまわれながらも奮闘する姿を描く。仕事の性質上、責任は甚大で、疎漏や落ち度は許されない。勤務先は離島か岬の僻地に限られ、転勤が多い上、嵐の日も勤務、まとまった休みは取れずと、その労苦は察して余りある。特に子供の教育には支障をきたす。
主人公有沢四郎、きよ子を含めて四組の結婚が描かれ、同僚夫婦の挿話も多いことから分る通り、主題は夫婦愛だ。
ある夫人は、灯台守の寂しさと子供の事故死が原因で狂人となってしまうが、それでも夫は妻を愛していると言う。
後輩の野津と真砂子夫婦は、一度は破談したが、紆余曲折の末に結ばれた。きよ子と同郷の女は、きよ子に振られた男に冷淡にされ自殺を決意したが、翻意して、数年後その男と結婚した。だが結婚生活は不幸なものだった。有沢夫妻の娘は、海外勤務の夫と結婚してカイロへ旅立つ。
日本最古の観音崎灯台から始まり、日本各地を巡り、四季折々の風景を写し、戦争等の時事を交え、娘夫婦の海外渡航で終る。市井の人としては波乱に満ちた人生で、老いた二人が最後に人生を回顧する場面は感動的だ。物語を日本国内に留めず、海外にまで伸ばしたことで視点が広がった。練りに練り込まれた脚本で、賞賛に値する。
しかし、謹厳実直な夫と、よく従う妻という「夫唱婦随」を絵にした「教科書的な」夫婦で、どこか物足りない。
最大の問題点は、二人の出会いの場面が描かれていないこと。四郎は父の死に帰郷し、翌日見合いし、翌日結婚した。きよ子も迷わず結婚を決意した。尋常でない。その辺りの事情や心情が省かれている。説明する必要はないが、二人が出会って結婚する場面を描かないと、夫婦の始まりの部分が空白で、物語が完結しないと思う。もう一つの問題は、最大の波乱かつ遺恨である息子の死について。事件に至る経緯や刺殺事件の実態が一切描かれない。これは手抜きだ。夫婦の契りが試される最大の事件であり、これを乗り越えてこそ真の夫婦に至るのであり、この事件を抜きにして二人の人生は語れないと思う。息子の掘り下げをしなかったのは、時間の制約によるものだろうが、甚だ残念である。
最も印象に残るのは、きよ子とが真砂子が浜辺で再会する場面だ。演技力も演出も撮影技術も申し分ない。二人の老け演技も佳い。一方で、米軍機の機銃掃射場面は貧弱だ。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2014-09-05 14:07:58)
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.57点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
414.35%
5417.39%
6730.43%
7521.74%
8521.74%
900.00%
1014.35%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review3人
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