乙女の祈りのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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乙女の祈り

[オトメノイノリ]
HEAVENLY CREATURES
1994年ニュージーランド上映時間:100分
平均点:7.15 / 10(Review 73人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-09-09)
ドラマサスペンス青春もの実話もの
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-08)【Olias】さん
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監督ピーター・ジャクソン
キャストメラニー・リンスキー(女優)ポウリーン
ケイト・ウィンスレット(女優)ジュリエット
脚本フラン・ウォルシュ
ピーター・ジャクソン
製作ピーター・ジャクソン(共同製作)
製作総指揮ハンノ・ヒュース
配給松竹富士
特撮リチャード・テイラー〔特撮〕(特殊効果・視覚効果)
ウェタ・デジタル社(特殊効果)
美術グラント・メイジャー(プロダクション・デザイナー)
衣装ナイラ・ディクソン
編集ジェイミー・セルカーク
録音ジェイミー・セルカーク(サウンド編集)
マイク・ホプキンス[録音]
あらすじ
女子高校生のジュリエット(ケイト・ウィンスレット)とポウリーンは想像力が豊かで、いつも2人で空想の世界を作り上げ楽しんでいたが、ある日母親が、娘にカウンセリングを受けさせると、同性愛と診断され2人は引き離される。娘たちは自分たちの空想の世界が奪われてしまう焦燥感から狂気に走る。ニュージーランドで起きた実話を映画化。ロード・オブ・ザ・リングのP・ジャクソン監督が、少女たちの作り出した「空想世界」をファンタジックな映像で魅せる。
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12
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23.「乙女の祈り」というタイトルは秀逸だと思います。クリスマスにメラニー・リンスキーが日記帳をもらうシーンが2度ありますが、1度目に日記帳をもらうときの精神状態と、2度目にもらうときの精神状態の落差が凄い。最初は家族にも愛情を向けていた心理が、少しずつケイトウィンスレットに偏り始める。そして、2度目に日記帳をもらうシーンで、完全に精神が破綻していることをわかりやすく印象付けています。実話に基づいているだけに、この映画にはある種の予防線というか警告のようなメッセージ性も感じます。「さまざまな形で思春期の心理状態の変化を見つけることができます。親御さんは気をつけましょう。」
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-08 13:01:49)
22.神戸で起きた、日本を震撼させた事件の犯人が、14歳の少年だったと告げるテレビニュースを見ながら、私はとっさにこの映画のことを思い出した。自分の心のなかにある世界でしか翼を広げられない、子どもでも大人でもないあやふやな「生」のかたちを映したこの映画は、とても怖くて切ない。二人しか解からない世界に浸る少女たちは、見ているものをゆっくりと物語の中に引っ張る。ケイト・ウィンスレットが怪演。映画の雰囲気も相まって、すごい女の子だと感心した。
のはらさん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-02 20:48:08)(良:1票)
21.《ネタバレ》 ラストは残酷過ぎて見てられなかった。自分の親を本当にやるとは思わなかったし、とても嫌な気持ちになった映画です。ただ、印象に残る映画だと思う。
さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-06 22:02:18)
20.基本的に同性同士の親子は、葛藤を抱えているケースが目立つ。とくに「母親と娘」という関係は、一般的にみると、あまり仲が良くない場合が多いように思う。 心理学では、娘というのは大人になろうとする一時期、母親に将来の自分の姿をみて、それを無意識のうちに嫌悪するといいます。それは「母の眠り」という映画に出てくる母娘を見れば、もっとよく分かるかと思います。この映画でいえば、娘が同居人の男を引き入れてしまったことを、母親にとがめられたとき、「私もお母さんと同じ血が流れている(淫乱の)」と言ったことで判断できます。娘は母親のようになりたくなかった。 彼女の同性愛は、純愛というよりも、むしろ不安定な精神状態を埋めるために必要だった手段だと私は思う。しかしそれも愛の1つなのかもしれないが・・。 彼女が得た一時の安定も、母親によって邪魔される。しかし、ただ単に「邪魔されたから殺した」という話にせずに、2人の少女が作り上げた第4の世界(空想世界)を滅ぼそうとする者が現れたことに対する脅威が、殺意に変わっていく、という説明が丁重になされている。ここがうまい。つまり母親に対する殺意は、憎しみの気持ちよりも、むしろ、どうにもならない所まで追い詰められた末の行動だったということが読み取れます。 これは純文学。
花守湖さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 11:20:38)(良:1票)
19.題名からは予想できない怖い、切ない映画でした。空想シーンと現実とが入り混じるのに、それがごちゃごちゃにならずに見れるのが不思議。しかも素敵!ピータージャクソンに不可能はないんでしょうか?
akoakoさん 8点(2005-02-08 12:05:49)
18.「現実は幻想の泉を汚し、一方幻想は、現実世界に噴きだすと、その覚醒とともに破壊をもたらす。」ある犯罪ノンフィクションにこんな文章があります。この映画はその言葉のまんまのお話。現実逃避のための幻想にのめりこみすぎて、しまいには現実も妄想と同じように支配できると勘ちがいしてしまう、ちょっとオタクな少女たち。美しくも滑稽で残酷な映画でした。
no oneさん 8点(2004-05-01 15:44:30)
17.ピータージャクソンはファンタジー大好き。
かつ、客観的。開き直ってもいる。自分の作り上げたファンタジーに「MAD」と掲げてしまう。笑った。

粘土の騎士がイヤなヤツをばっさばっさと斬るシーンは、そうそうそう!そうだった!と爽快。

ケイト・ウィンスレット、マドンナに似てる。私も1票。
nekopoさん 8点(2004-03-20 23:45:11)
16.思春期の過ちが痛々しい。完全にいっちゃってた。ウチの学校にもこの2人みたいなのいた。ちょっとヤバかった、反面、かわいそうだった。
クロエさん 8点(2004-03-03 08:00:55)
15.映像が素晴らしい!ついつい見入ってしまいました。
その美しい映像と反面、内容はちょっとブラックですわねぇぇ
それにちょっと切ない。。ポウリーンのブスッとした表情は上手かったな。ジュリエットのちょっと大袈裟な演技は観てるこっちが疲れてくるほど濃かったな!これが現実に合った事件なんて恐いですね。。あのラストのお母さんのシーンはもう2度と観れません。。あの少女達、本当に狂ってるよ。。
アイコ十六歳さん 8点(2004-01-30 16:11:44)
14.ピータさんと思って借りたらマジな話でした。あのくらいの年のころ、おんなじよーな気持ちあったよーな。子供の頃が天才だってよく言うし。大人になって大分コンプレックス減ったけど、あの頃のひらめきはもうないんだろうなぁ~。しみじみ・・・
いつオーソンウェルズの逆襲が始まるのかとワクワクしてなかったら、もっともっとよかったろうなぁ
おでんの卵さん 8点(2004-01-17 00:16:49)
13.実話なのがすごい。ケイトウィンスレットの笑顔が怖い。ただ殺そうと思ってから実行するまでが長い。さっさと殺れ!と思ってしまった。オープニングシーンは怖すぎる。ラストシーンは切ない。
YUさん 8点(2004-01-07 02:51:18)
12.《ネタバレ》 圧巻。好きな映画ではないけど、多くの人に見て欲しい。特に精神にかかわる仕事をしている人は必見じゃないかと思います。殺人を題材にした映画はあまりに多いけど、ここまで何故?に拘った映画は無いのでは?実話だけに説得力がある。粘土細工や、少女達が遊ぶ森の中のシーンが、お人形いっぱい、お花いっぱいのメルヘンチック、だけに妄想が肥大化し安易に殺人に至る経緯が恐ろしく不気味だ。「乙女の祈り」なんていう題に騙されて観るととんでもない目に遭う。
大木眠魚さん 8点(2003-09-29 00:45:20)
11.モーフィングがうまいこと出来てますねえ。これがショボかったら興醒めしてたかも知れないけど、セーフ! 風呂につかってるケイト・ウィンスレットが無気味すぎます。こういう題材で、こんな映画作っちゃうのかー、と、目からウロコの一本。
鱗歌さん 8点(2003-08-14 20:12:11)
10.思春期には特に自分のことだけに熱中しがちだ。彼らはあまりにも想像力に溢れ、彼らの創造した世界はあまりにも魅力的だった。それ故に、誰もが通り過ぎる不安定な時期を通り過ぎることができなかった二人。
rainさん 8点(2003-07-01 14:39:42)
9.オープニングが印象深く、途中ちょっと退屈なところもあったけれど、観終わってみるとかなり心に残りました。やはり実話というのがさらに印象深くさせられるのと、ジュリエットがイギリスの人気女流作家アン・ペリーだったというのもかなりショッキングでした。
りんさん 8点(2003-06-23 00:37:56)
8.映像の美しさや描写の良さが手を引き、ごくごく自然に見入りました。女の子の友情、男とはまた違う深さを感じ共感を覚え、時代なのか時なのか結果は犯罪者となる結末。フィクションならば疑問が思考を満足させようとするのだけど、ノンフィクションであるが故に、疑問が感情に訴える。映画の出来と、事実の受け止めと、後味が違う作品でした。
風太郎さん 8点(2003-05-31 04:09:16)
7.親に愛されない美少女と、精神年齢が高すぎて周囲と相容れない田舎娘。自分の居場所を見つけられなかった2人が、やっと見つけた分かりあえる相手だったからこそ、皆が反対すればああなるんでしょうね....。まさに悲劇。しかし、あまりにも彼女達への眼差しが暖かいので、もしかして、監督のピータージャクソンの自伝的映画なのでは?と勘ぐってしまった。ご本人は、見事に才能を開花させて「ロード オブ ザ リング(お見事!)」に行きついたから良かったけれど......。徐々に心が壊れていく緻密な描写と、それを見事にこなした2人の少女達に拍手です。
showrioさん 8点(2003-04-05 19:41:13)
6.仲良く手を取り合って笑い転げる二人は、狂気そのものって感じで恐すぎ。でもこんな感じの友情って、女の子なら誰でも通って来たんじゃないかな。しかし、気持ち悪い映画だなー。
きのこさん 8点(2002-12-14 08:02:27)
5.この映画を見れば「ロード・オブ・ザ・リング」の成功は予測できたはずです。傑作。ある意味精神的に特種なものごとを書いているわけですが、しかし観客はばっちり主人公に感情移入してしまう。ところでケイト・ウィンスレットの弟はどこへ行ったの?
みいしゃさん 8点(2002-11-19 20:43:55)
4.いやあ、上手い。十代の少女の特有の繊細な雰囲気や薄気味悪さが伝わってきてゾッとした。同時にほのかに共感も持ちましたが。「自分を理解してくれるのはあなただけ」という発想は加速されると恐ろしい。ちなみに私は鑑賞後マリオ・ランツァのCDを買いに走りました。
ななさん 8点(2002-06-05 19:40:50)
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【点数情報】

Review人数 73人
平均点数 7.15点
000.00%
100.00%
211.37%
322.74%
445.48%
579.59%
679.59%
71419.18%
82331.51%
91115.07%
1045.48%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.40点 Review5人
2 ストーリー評価 6.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.40点 Review5人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 2.33点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1994年 67回
脚本賞ピーター・ジャクソン候補(ノミネート) 

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