チェイサー (2008)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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チェイサー (2008)

[チェイサー]
The Chaser
(추격자/Chugyeogja/追撃者)
2008年上映時間:125分
平均点:6.69 / 10(Review 48人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-05-01)
アクションサスペンス犯罪もの刑事ものバイオレンス
新規登録(2009-05-14)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2023-04-09)【イニシャルK】さん
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監督ナ・ホンジン
キャストキム・ユンソク(男優)ジュンホ
ハ・ジョンウ(男優)ヨンミン
ソ・ヨンヒ(女優)ミジン
山路和弘(日本語吹き替え版)
内田夕夜(日本語吹き替え版)
木下紗華(日本語吹き替え版)
志村知幸(日本語吹き替え版)
牛山茂(日本語吹き替え版)
脚本ナ・ホンジン
配給クロックワークス
アスミック・エース
字幕翻訳根本理恵
その他クロックワークス(提供)
アスミック・エース(提供)
あらすじ
元刑事のデリヘル経営者のジュンホは、派遣する女が次々と失踪し、携帯電話の記録からヨンミンという青年に辿りつく。ヨンミンはあらゆる工具を使い、女性を殺害する性癖の持主であったのだ。ジュンホは、7歳の娘を残して監禁されたミジンを連れ戻すべく、ヨンミンを追いかけて取り押さえて、そろって警察に連行されるが…。10カ月に21人を殺害した実在の殺人犯を基に映画化した戦慄のサスペンス。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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123
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48.《ネタバレ》 決して救いのない映画。これが実話というのは重すぎる。特にやっと逃げ出して駆け込んだお店でのあの展開は本当に救いようがない。まさに理由なき殺人であり、その「理由のなさ」と「わからなさ」のゆえに警察がきちんとした説明が出来ず勾留できないというのは恐怖そのもの。(そういえば以前老婆を強姦した事件で「通常の心理では理解できない」から精神異常で無罪、みたいなありえない展開が日本であった気がする。。。)だが彼の釈放の直接の要因が「拷問したこと」というあたりは身から出たさびでもある。ここら辺、運命の皮肉というかなんというか。  とりあえず、平凡な住宅街であんなことが起きて、しかもやっと逃げ出したのに・・・という展開が壮絶な恐怖だった。しかも数少ない雨でも夜でもない晴れた日中のシーンで、数少ない殺人シーンが描かれているのがかえって怖い。
θさん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-27 23:47:21)(良:3票)
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47.《ネタバレ》  後味悪いなあ・・・。韓国ってこんなんばっか。いや、こーゆー映画を知らず知らずのうちにチョイスしちゃってるだけなのか。  ヨンミンをジュンホが捕まえるまでは、なかなかのスピード感あるハラハラサスペンス。捕まえてからは、なぜかコメディタッチなテイストが増え、ゆるゆるな感じに。そして次第にシリアスなサスペンスへと再びシフトチェンジ。  うーん、緊張感のない『中盤』をはさむことで、『序盤+終盤』とのギャップに余計気持ち悪さを覚える、その効果は否定しません。ですが、無理矢理救いの無い結末に持っていっている感じがして、はっきり言って不快です。  『ミジンは助かって!』って一生懸命願いながら見ていたのに、なんだよこの結末。  警察が、ジュンホが、真剣にミジンを探していたのなら、完璧な捜査のうえでの結末ならまだ許せる。もしヨンミンがレクター博士のような天才犯罪者ならまだ許せる。でも全然違う。  警察だけではありません。ジュンホも馬鹿すぎます。お互いに足を引っ張りまくり。第一、ヨンミンを捕まえ、他人の車に乗っていて、血痕までついていて、殺人の自供までしているにも関わらず、ミジンの居所ひとつ吐かせられない取調べ。とてもプロだとは思えません。映画用に、あえて無能すぎる警察組織を作ったのですか?  ジュンホだってもうちょっと警察に正確に状況を説明すれば済む話。無駄なアウトロー感がイライラさせます。  第一あんなに刑事がいたくせに、釈放されたヨンミンにつける尾行が2人だけってアホですか。そしてヨンミンを尾行していた女刑事がいたはずなのに、ヨンミンは殺害後どうやって売店から姿を消したのさ。  ミジンが売店のおばちゃんに電話を借りて、警察に通報。でも警察は来ない。何故ならパトカーの中で居眠りをしていたから。そんな馬鹿な。犯人にとってのご都合主義にも程があります。  勢いと雰囲気。迫力。暴力描写の容赦の無さはさすがです。ですがこんなに穴だらけなストーリー構成はだめでしょ。  救いようの無い悲劇にしたいのであれば、それ相応の説得力が必要だと思います。
たきたてさん [DVD(字幕)] 5点(2020-04-15 02:55:53)(良:2票)
46.《ネタバレ》 (ネタバレしています。未見の方はご注意願います。)))))韓国製犯罪映画ですから、ある程度覚悟はしていましたが、これほどエグいバッドエンドとは…正直参りました。胸糞悪い結末でも、そこに至るストーリー上の必然性やメッセージが感じ取れれば納得出来ますが(他作品のネタバレになるのでタイトルは伏せますが、例えばスティーブン・キング原作の某SFホラーとか)、本作の場合は本当に悪趣味なだけに思えました。これでは殺人鬼系B級ホラースプラッターと同じ。このジャンルの映画ならエンターテイメントと割り切って観られるのですが、本作のようになまじドラマ性が優れていると感情移入してしまうから困るのです。屋敷を抜け出し、近所の小売店に逃げ込んだ時点でミジンの生還確定でしょうに。負のご都合主義まで使って何が何でも殺すのは如何なものかと。ところで、ミジンは警察に通報してから気を失ったのでしょうか?警察より先に元締めに電話するとは思えないので、やっぱり通報はしたのでしょうね。それでも警察は来なかったと。信じられない理由で殺人鬼を野に放ったり、捜査方法が頓珍漢だったり、奴の尾行監視役が無能だったりと、警察行政の役立たずぶりは酷いものでした。体制批判が本作のテーマだったのでしょうか。母を失った少女には、代わりに父親が出来たと解せるラストですが、これを救いと呼べるのかどうか……。物語に惹き込まれたのでツマラナイとは言いませんが、それ以上に嫌悪感が勝ってしまいます。ちなみに、ついこの前『10人の泥棒たち』も観たのですが、キム・ユンソクはいい役者ですね。
目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-07 19:58:52)(良:2票)
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45.《ネタバレ》 韓流ブームをあまり好んでない私ですが、こういう良作が生まれるから韓国映画は侮れません。 韓国版セブンとでもいうんでしょうか? とにかく、終始、画面から目を離せません。  そしてあの犯人の淡々とした表情。 何を考えているのか全く読めず、それが余計に怖かった。 意外にもあっさりと犯人は捕まり、自供も始める。にも関わらず、一向に事件の真相に辿り着けないこのもどかしさや苛立ちは、他の作品ではなかなか味わえません。 内容が内容なだけに、気軽に薦められる作品ではないですが、映画としては良く出来た作品。
抹茶御膳さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-13 18:45:15)(良:2票)
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44.全ての映画に爽快感やハッピーエンドを求めてはいけないが、本作の不快指数は相当なモノ。 「面白い」という言葉一言では表現出来ないし、人に軽く薦めることも出来ない。 ただ、強烈なインパクトを残すのは確かだし、終始緊張感が漂い目が離せない。 ここまで振り切ってくれるからこそエンタメなのかな、と韓国映画のパワーに打ちのめされる。
tonaoさん [DVD(字幕)] 8点(2020-05-17 06:36:03)(良:1票)
43.《ネタバレ》 状況証拠や車や血の付いたシャツなどの物的証拠があれだけあって、普通に考えれば大体の住居の範囲も特定できるのに、警察が無能過ぎるでしょ。警察犬使えば一発でわかりそうだし。犯人も保釈されてから普通に家に帰るし、出かけようとするし、なんも考えてないのかな。そもそもあれで保釈もおかしいけど。
nojiさん [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-27 23:15:42)(良:1票)
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42.《ネタバレ》 久々に濃厚なクライムサスペンスの極上を味わった感じ。 あれあれ随分序盤に犯人が拘束されちゃって残りの時間はどうなるのって期待感が凄かった。 チェイサー=追撃者。つまり元刑事のジュンホが夜から夜までミジンを探し釈放されてしまう犯人を追撃するストーリー。 思わず目を瞑るシーンが容赦なく降り注ぎキリキリする独特な緊張と疾走感。 ヒロインは救われるんです、大概のドラマは。でも本作はそうさせなかった。ミジンの留守電メッセージに泣ける。この残酷感に満足です。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-04-07 23:49:45)(良:1票)
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41.《ネタバレ》 重大な証拠を突き付けないと簡単に釈放させてしまう、そして行動を起こさない警察の杜撰な対応。 背景には軍事国家時代の犬だった警察への不信感があり、 異常な連続殺人もまた歪んだ過当競争で成長した韓国社会の裏返しである。  外華内貧で真の弱者が殺されても気付かれない現実に、 商品ではなく人として派遣女性を救おうと奔走する元刑事の心の動きが際立つ。 ただ、元刑事vs殺人鬼の頭脳戦を期待したためか、 序盤と後半以外何もしない殺人鬼の立ち回りをぶつけておかないとどうしても緊張感が途絶えてしまう。  実在の猟奇殺人事件がモチーフのため、救われない結末だ。 レーティング的に厳しいが、殺害シーンはオリジナル版の方が無念がより伝わったのではないか。 また、敵討ちで雪崩れ込む格闘シーンは蛇足だろう。  全てを終え、残された男と派遣女性の娘には、絶望に打ちのめされながらも前を向いて欲しいが、 生きるも地獄、死ぬのも地獄。 きっと世界中で起こっているであろう現状に、日本も他人事ではない。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 4点(2015-07-15 21:41:19)(良:1票)
40.《ネタバレ》 実際の事件では、この犯人はバツイチであり、子供も一人いたそうです。最初は資産家を殺していたそうですが、交際していた風俗嬢に捨てられてから、女性もターゲットにしたそうです。逮捕の顛末は、映画とは全然違うみたいです。つまりほとんどがフィクションみたいです。んなことはどーでもよくて、映画のほうは、どーだったかとゆーと、もう、すげー腹立ったよ、商店のおばさんと、寝てる警察、釈放させた上層部の男に。特に商店のおばさん、余計なことゆーなやーって、思わず口に出てしまったくらい腹立った。しょうがないんだろうけど。そして、映画を観てる間、ずーっと緊張して、ドキドキしまくって、疲れた。まー、本気で怒るぐらい、映画を堪能したってことなんだろうなー。怖いわ、韓国映画。
なにわ君さん [DVD(吹替)] 10点(2015-07-04 04:31:09)(良:1票)
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39.《ネタバレ》 犯人の異常性にジュンホがようやく気づいていく演出が巧い。姉家族の脳に障害を負った子供を観たとき、ジュンホは弟の仕業だと察してその異常性を初めて実感する。ゴミと携帯に登録されていたほどクズ男に見えたジュンホが、だんだん変わっていくのがいい。最初はミジンが逃げたと思って捕まえるために探してただけだったが、ミジンの娘に心を動かされてからは、捜索する動機がまったく違ってくる。子供のためにミンジ救出に暴走する姿はカッコいい。  犯人のアジトでの格闘はまさに死闘。ミンジの悲惨な姿もあって、グロとバイオレンスのクライマックス。 ラストは病院でミンジの子供の幼い手を握るジュンホの抜け殻のような顔が余韻を残す。病気で渋るミンジに無理に仕事に行かさなければこんなことにはならなかった。ジョンホはその十字架を一生背負って生きていかなければならない。  その一方で犯人を釈放させた検察は何の責任も取らないだろうことが、余計にやるせなさと腹立たしさを募らせる。権威主義で無能な検察、警察、市長への皮肉がいたるところにこめられている。韓国の警察事情がどんなものか詳しくは知らないが、殺人事件の容疑者があまりにも簡単に釈放されている。警察の無能っぷりがひどくて、まるでザルのような捜査に力が抜ける。市長への糞投げを最優先するような体制への批判も込めて、徹底した無能に描いている。  この映画には生々しい韓国がところどころに顔を覗かせるのも面白い。狭い路地での違法駐車の列。風俗チラシだらけの繁華街。市長への人糞テロ。警察の権威主義。極度の警察不信。韓国社会が抱える暗部を詰め込んだような映画。華麗な韓流映画やK-POPとはまた違った側面を見せてくれる。  サイコパスを描いたら、韓国映画は凄みを見せる。憎々しいほどにリアルで生々しい。ハ・ジョンウは前にドラマ「H.I.T」で観たときは印象が薄かったが、こういう悪人のほうがハマってる。それと、韓国の子役の上手さには感心する。日本とはレベルが違う。  キム・ユンソクは最初は次課長の河本に似てるという印象だったが、カッコよくなってからはまったく別人に思えた。 他の誰かにも似てると思ったがなかなか思い出せない。甲斐よしひろにちょっと似てると気づいて、どうでもいいけどなんだかスッキリ。
飛鳥さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-01-17 01:54:41)(良:1票)
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38.画面からにじみ出るじっとりした陰鬱さ、不潔さが韓国映画お得意のサスペンス感を煽る煽る。ちょっと作りすぎにも感じるくらいに。それでもってなんでこんなに暴力がしつこいのだろう。まー殴る蹴るばっか。こんなにやられたら死んじゃうでしょ、犯人。逆にすっきりしないよ。 それにラストのあれはなあー。意外な展開で観る者をびっくりさせる手法はサスペンスの脚本にはもちろん有効だけども、その目的のためだけに人の命と子供(と観客)の希望を踏みにじるのはどうかと思うよ、このセンス。警察、おっせえなあーっ(怒)
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-16 00:00:29)(良:1票)
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37.いかにも韓国っぽい映画。 重たくすればいいってもんではない。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 4点(2014-09-11 00:06:41)(良:1票)
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36.《ネタバレ》 役者はどの人も凄く良かったです。 主役のキム・ユンソク目当てで見たのですが期待どおりでした。 ダメオヤジだったのが、どんどん血だらけでもカッコイイ熱血オヤジになっていくし、犯人役のハ・ジョンウはもう素ですか?というくらいハマってました。 一見おとなしそうは普通の青年なのに、パっと切れて躊躇なく人殺しする。怖かったです。  でも、警察の無能ぶりがギャグの域で、警察が絡む度にせっかくの緊張感を弛緩させます。 それに、やっぱりミジンを死なせちゃダメです。 実話を元にしてても映画なんだから、せめてそこは救われないと。  どん底までは行かないけど、しばらく後引きそうです。
nanapinoさん [DVD(吹替)] 6点(2013-09-29 12:05:58)(良:1票)
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35.最後の10分くらいのお話は、明らかにやりすぎというか蛇足というか、とにかく「どうでもいいから早く終われ」と思って見てた。 終盤でこういう感想を持ったら、自分は普通、1点とか2点とかしか付けない。 ところがこの映画には、そう簡単に捨てきれない魅力がある。 それは、序盤で犯人があっさり警察に捕まってしまうのに、最後までサスペンスとして破綻していないところ。 自分はこんな常識破りのサスペンスを見たことなかったから、「この後どうなるんだ?どうするんだ?」って、ずーっと集中して見ることができた。 それに、この映画には特にこれといった「謎」なんてものはなく、全部見てる客にその場で説明してしまっているにも関わらず、ハイレベルの緊張が持続する。 だからこそ、最後の10分20分が余計惜しい。 最後削るだけで、大傑作サスペンスになれただろうに、なんてもったいない。
まかださん [DVD(吹替)] 5点(2013-07-28 01:41:36)(良:1票)
34.《ネタバレ》 なかなか面白かったですよ。殺人鬼の男があまりに非道だし、警察はあまりに馬鹿だし、残された子供はあまりに可哀想だし、主役のおっちゃんは色々と大変だし、とにかくやるせない感や不条理感など色々な負の感情がごった煮で、心揺さぶられる。おいかけっこシーンはハラハラしますし、なにより主役のおっちゃんがいい演技してます。実際にこういう酷い殺人事件があったらしく、それを元にした話なんだそうですが、さすがにこの警察の無能っぷりまで実話だとは思いたくない。本人が殺したって言ってるのに釈放とか、住んでるところが見つけられないとか色々と酷いのですが、特におかしいのは終盤、店のおばちゃんとミジンを殺すところですよ。尾行してたのに、なんで逃がしてるの?なんでこいつ捕まらんねん!ありえへんわ!って憤慨しちゃいました。これじゃミジンはある意味警察に殺されたようなもんです。クライムサスペンス映画としては、よく出来てるし面白いですけど、カタルシスはなく重たいです。そんでもって、やたらと暴力が多い(笑)。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-24 01:16:26)(良:1票)
33.《ネタバレ》 韓国の警察はこんなにダメダメなのよ、ということを伝えたい映画のようだ。犯人が何人も何人も人を殺し続けるのは犯人が利口なのではなく警察がダメダメだからだし、主人公が犯人に迫れるのも警察がダメダメだから。だから盛り上げるためのダメダメということでそれはそれでいいのだけど、そこをあまりに強調しすぎている。盛り上げるためである以上に社会派を気取ろうとしているのだろうか。社会派になっとらんが。とにかくそのダメダメな警察を描くことで主人公と犯人の対決の物語がいちいち中断されるのだ。被害女性の命が唯一無二の命であることを一人娘の存在で見せつけヤクザな主人公の行動を変えてゆく展開は良かったのだが、ここもいかんせんお涙頂戴に走りがち。まあ、泣いたが。終盤の悲劇は反則。あれをしちゃ二流でしょ。子供にとっての悲劇を引っぱって引っぱって落とす、というサイテーな展開自体も好きになれんが、それ以上にそこで騙すことに意味がないのに騙すために騙すという浅はかさがダメ。いらんこと考えんともっとシンプルにすれば絶対面白くなるのに。
R&Aさん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-20 17:26:08)(良:1票)
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32.《ネタバレ》 身体上の理由から女性を愛せないと思い込んだバカ男が、女性を激しく憎む。このようなクズは韓国だけではなく世の中には必ずいるものだ。女性を、性欲の対象としか見えていないのだ、女性を心がない人形だと思い込んでいるのだ、セックスできないならば不要なゴミだと思い込んでいるのだ。おまえらは弱者でありながらさらに非力な弱者を見つけ出して痛めつけているクズだ。さっさとくたばれよ。映画は物語だ。どんなに残酷で、救いようがない実話であっても、一縷の望みというものが描かれていないならば、それは映画ではなく、事実をなぞるだけの新聞と同じだ。あのラストは醜悪だ。まるでダンサーインザダークだ。観客に対して、あと1歩で助かりますよと宣言しておきながら、「はい残念でした。くやしいですか(嘲笑)」という手法は、あたかも虚無主義に等しい。これが意表をつく衝撃のラストだって?そんな衝撃などクソ食らえだ。私は彼女が助からなくて悔しかった。怒りに震えた。監督よ、これで満足か?我々観客は、現実の厳しさは知っているつもりだ。しかしその現実の厳しさを、映画のなかで再確認するために映画館に足を運んでいるわけではない。欲しいのは救いだ。夢だ。希望だ。罪なき女性が何人も殺されたという事実、しかし殺人は100%成功するわけではなく、その中には未遂も当然含まれている。ニュースで報道されていなかっただけで、やはり生き延びた女性がいたはずだ。そんな女性の1人が、命を賭して逃げ出し、そして娘と抱き合って喜びを爆発させる─。これが映画なのだ。現実では救えなかった人を物語の中で救い、観客にカタルシスを与える─。私はこの映画を許さない。 
花守湖さん [DVD(字幕)] 0点(2011-09-19 10:21:43)(良:1票)
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31.あまりに救いの無い映画だが、実話を基にしたというのだから仕方ないところか。  猟奇殺人をテーマにした映画は数多くあるが、本作の見せ方は斬新で、目が離せない緊迫感があった。  一番最初のシーンからもう観る側に犯人の顔、やること一部始終を見せてしまう。犯人が捕まるのもかなり序盤であり、今までのサスペンスのような、犯人をやっと突き止めて全てが暴かれるといったものとは一線を画する。  この映画の緊迫感を持続させる要因は、やはり何と言っても殺人鬼ヨンミンの描き方だろう。 一見普通過ぎるぐらいの青年ヨンミンから、所々で垣間見られる凄まじい狂気。 ハ・ジョンウの演技力は本当に凄い。 感情が欠落しているかのように唐突で支離滅裂な会話や、表情、行動全てにおいて見られる異常性を、役が憑依しているかのごとく演じ切っている。  動機が結局深く掘り下げられず、犯人に全く感情移入出来ないので、モヤモヤが残るし、後味は最高に悪い。  だが、本来ヨンミンのような異常者の心理などは本人以外分かるはずがなく(本人ですら自分をコントロール出来ていないようにも見える)、本来猟奇殺人犯に一般人が感情移入し、理解しようとすること自体、無理があることなのではないだろうか。  本作の監督も、「犯人に幼児期の虐待などのバックボーンを背負わすことで、殺人の動機が限定され、観る側が犯人を理解したような気分になることを避けたかった」と言っている。  痛々しいシーンが多いし、後味は最低の本作。 だが物凄いエネルギーで満ちている。 物語が進むにつれて変化していく主人公、役に立たない警察、被害者・・見所が沢山あるし展開のさせ方も絶妙。 決して万人に勧められるものではないが、見応えは充分。  韓国のバイオレンス映画では「オールド・ボーイ」に次ぐ作品だと思う。
おーるさん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-13 10:52:29)(良:1票)
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30.これ、かなりヤバイ。久々にプルプルしちゃった! 
ジダンさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-28 21:19:52)(良:1票)
29.日本の警察もどうかと思うが、韓国のおまわりの無能っぷりったらコント並だな。
Junkerさん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-18 00:57:31)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 48人
平均点数 6.69点
012.08%
100.00%
200.00%
300.00%
436.25%
548.33%
61122.92%
71327.08%
81327.08%
924.17%
1012.08%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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