《改行表示》6.両親とも兄弟とも遠方に離れて暮らす自分にとってはとても考えさせられる映画でした。この映画の父と息子、娘もそれぞれが離れ離れに暮らす。抑揚の無い映画で感動を誘う筋書きも演出も無い。しかし、決して満足のいく毎日ではなく、それぞれの人生に対し不器用で、それぞれの人生に事情を抱えた兄妹を演じたホフマンとローラ・リニーの2人が素晴らしく、それだけでも見て良かったと思える作品でした。描かれる内容は綺麗ごとばかりではなく家族の難しさも感じさせられますが、そんな中にも随所に優しさが感じられる静かな味わいのある映画でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-08 21:07:40) |
5.《ネタバレ》 温かい気持ちになれる家族ドラマ。親の介護という誰でも経験する問題を描きながら、その子どもたちの悩みが見えてくる。大学教授の兄は仕事に打ち込む反面、彼女と結婚したいかどうか分からない。妹は戯曲を書く夢を持ちながら、中年に近づいても不倫関係に満足している。兄妹は自分の人生に精一杯なのだが、家族の絆はおろそかにできない。親の介護によって2人の人生はその絆に翻弄されるかに見えるが、心境が劇的に変化するわけではない。人は皆、あらゆる出来事に右往左往しながらも生きていく。介護もその一つなのだろうか。けれど、人生をいっぱいいっぱいに生きている姿が伝わってくる。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-09 21:10:46) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 いい役者ぞろいで、とてもリアルでした。考えさせられる問題です。親もペットも、植木も、贖罪のためか、みな同じくらい大事だったんだね、ウェンディ(ローラ・リニー)にとっては。首伸ばしのところは笑えました! 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-20 13:24:37) |
3.《ネタバレ》 親の介護と中年独身の自分、そして兄弟という設定が自分と似ていて身につまされる。違う点はウチの親はとても子煩悩だったことか。できれば自分の親には幸せな最後を過ごしてほしいと切に願う。が、現実は想像以上に難しい問題もあるんだろう、とまだそこそこ元気な親を持つ身としては近い将来を案じてしまった。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-18 23:51:52) |
2.う~ん、少し期待ハズレでした..もっと感動的な内容かと思っていたので..しかし、誰もが避けて通れない“老人介護”の問題..それをリアルに描いた本作、物語として面白味はないが、色々と考えさせられる作品です..欧米化し、核家族化した現在の日本、身につまされる思いをしたのも事実... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-09 13:05:09) (良:1票) |
1.ローラ・リニー主演のファミリー・ドラマでしかも彼女のオスカーノミネート作品となれば、つい「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」クラスの名作を期待してしまいますが、およそそこまでは及んでいませんでした。何といっても、作品全体を覆うやたら暗そうな雰囲気がいかん。登場人物の前向きな意志や意欲が全然伝わってきません。また、カメラが貧乏くさくゆらゆら揺れている上に、肝心のローラが綺麗に撮られていないのも痛いところです。せっかく演技力のある人なのに、これではもったいない。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-03-07 22:57:29) |