1.《ネタバレ》 まず最初に、まあ正直こちらのレビュワーさんたちはあまり食指を動かしそうもないこの映画を、よく登録してくださってた。感謝します。
本当に久しぶりですよ、映画見てる最中からああ、このことも書きたい、あのことも書きたいって気持ちが湧き上がってきて終わった瞬間、ひたすら一時でも早く感想を書きたくて帰路についた映画って。本当に面白かった。見に行って良かった。
こっから先、面白いところみんな言っちゃいますから、まだの人は絶対読まないでくださいね
まずは桐谷がいい! これだけ女優のルックスの特性を把握して作られた映画も珍しい。桐谷美玲って、世界でも第6位に選ばれるくらい本当に整った顔立ちの美女なんですよ、基本。ところがちょっと崩れた表情をある角度から見るとあべさだおに似たようなブサイクな表情に見えてしまうという極めて特徴のあるルックスの持ち主です。その桐谷に、変顔、変顔、また変顔、ブサ顔、ブサ顔、ブサ顔 いやあ昔北川景子の変顔に魅かれたこともあったけど比じゃないです。単純で馬鹿ででも純真な性格とも相まって本当に大好きなヒロインでした。
あと、ギャグが面白かったなあ、普通、女子高生にトーストくわえさせて「遅刻しちゃう」って走らせますか、実写であなた。それから六角さんをカメオ出演させて、女子高生に「指紋取ってください」って群がらせますか?ヒロインが恋敵に「あばよ」ってタンカ切ってこちらを振り向いたら柳沢信吾ってなんじゃそりゃ?人をどれだけ喜ばせるんだよw
キャストも良かったなあ、特にヒロインの恋敵 安達さん役を演じた我妻さん、よく見つけたなあ。この役難しいんですよ、六角さんに似てるという設定で基本的にはブサイクなんだけど、よくよく見ると可愛い要素もあるというルックス。彼女の役が完全なブサだったり、あるいは中途半端に可愛かったりすると映画のリアリティがかなり損ねられたと思うので、とにかくこのキャスティングは見事というしかない。(自分的には、どこかで進化の方向を誤った能年玲奈っていう印象でした。同じニコモだし)
とにかくいわゆる正統派の映画ファンは、まず食指を伸ばさないような映画なんだけど、騙されたと思って是非。
自分も、何週間かして一人か二人で観れる状態になったらもう一回行きますよ。(何しろ、自分以外は、中学生女子、親子連れ、カップル だけでもうアウェイ感が強くてw まあそんなもの恋空やホットロードで体験済みですがw)
いくら気にいった作品でもあいだ一週間で観に行くもんじゃないですね。ちょっと粗が。上記に挙げた点は全く変わりありません。というか、今回はおっさんが自分以外に二人もいたんで心強くて大爆笑させてもらいました。(全くの赤の他人が、同じものを見て同じ気持ちを共有するのって楽しくありませんか?ああ、あまちゃんの再放送終わって実況なくなったらどうやって生きていこうw)我妻さんのルックスが微妙でいいというのも変わらず。
問題は、ラスト、クライマックス 筋がわかってみてると非常に退屈でうたたねしかけました。もう少し弘光君の気持ちがよくわかるような描写を積みかさねてもらえれば、多少は面白かったかも。 演技、演出は最高なんだけど脚本がちょっと 9→8