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ゆれる

[ユレル]
Sway
2006年上映時間:119分
平均点:6.79 / 10(Review 159人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-07-08)
ドラマサスペンス法廷ものミステリー
新規登録(2006-06-22)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2024-03-11)【イニシャルK】さん
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監督西川美和
キャストオダギリジョー(男優)早川猛
香川照之(男優)早川稔
伊武雅刀(男優)早川勇
蟹江敬三(男優)早川修
新井浩文(男優)岡島洋平
真木よう子(女優)川端智恵子
木村祐一(男優)丸尾明人検察官
ピエール瀧(男優)船木警部補
田口トモロヲ(男優)裁判官
田山涼成(男優)
河原さぶ(男優)
キタキマユ(女優)
原作西川美和(原案)
脚本西川美和
撮影高瀬比呂志
製作川城和実
バンダイビジュアル(「ゆれる」製作委員会)
テレビマンユニオン(「ゆれる」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「ゆれる」製作委員会)
企画是枝裕和
配給シネカノン
美術三ツ松けいこ
編集宮島竜治
録音白取貢
あらすじ
東京に事務所を持つフリーランスの写真家、タケル(弟)。田舎で家業のガススタンドを継ぐミノル(兄)。接点のない二人が実家の法事で久々に出会った。早々に帰ろうとするタケルを、ミノルは「明日、峡谷までピクニックに行こうよ」と引き留める。サッサと帰りたいタケルだったが、GSで働く幼馴染みの智恵子の姿が目に飛び込んで来た時、運命の歯車が回り始める。ほんの小さな揺らぎは、皮肉の神の手でやがて骨肉の確執へと…。
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9.この映画を観ると、人間の認識能力といものは、如何に不安定なのかということを改めて気づかされる。人間は物事をありのまま知覚することはできず、自らのフィルターを通してでしか認識できない。しかも、その記憶でさえ、後の心境の変化などが影響し、曖昧なものになってしまう。人間の記憶は、決して記録ではないのだ。
そんなことを自覚させてくれる素晴らしい作品である。
アクアマリンさん [DVD(邦画)] 9点(2019-01-20 18:20:13)
8.法事で久しぶりに帰省した弟に、密かに恋慕していた女を軽々と攫われる兄。そのことを感付きつつも、まだ内側に秘めていた兄の憤りが、吊り橋で兄を拒絶した女の態度によって噴出する。そこに殺意があったかどうかは、自分には大きな問題では無かったです。あの状況に至る兄、弟、女の関係性だけでお腹いっぱいでした。真面目によく働くがモテないオーラを出しまくって女性に縁のない実家暮らしの兄。実家を顧みずにカタカナ商売で都会に暮らし、遊び人のオーラを出しまくる女好きな弟。そして、実家を出て一人で暮らしながらも地元を離れず、土地柄と日常への倦怠と抱える女。見かけは幼馴染みとしてバランスを取っていた関係性が、弟と女のセックスによって崩れる。具体的には、弟とセックスしたことで、兄への嫌悪感が表面化した女の態度の変化で崩れる。都会と地方、継いだ仕事と獲得した仕事、個性と能力、優越と劣等など、様々な格差が引き起こした崩壊とも言える。それを映像で暴いたこの監督の構成力に感心しました。その後の裁判は、兄弟の心情の検証でした。タイトルの「ゆれる」は肉親に対して抱く心情の幅を指した言葉です。幼少時は信愛だけで成立していた兄弟の関係が月日とともに薄れて行く現実。昔の映像を観て当時を思い出しても、崩壊した関係が元の鞘に収まるとは自分には思えなかった。しかし、兄がバスに乗るシーンを見せなかったのは「ゆれる」心が希望を掴む解釈もアリとする監督の優しさのような気がします。兄役の香川照之が発する緊迫感から目が離せなかった。過去に観た彼の出演作の中では、これがイチバンです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-05-17 22:41:42)(良:3票)
7.愛憎が複雑に絡み合った人間模様の一切合切を、余すところ無く描きあげた快作。救いへと続く、一縷のか細い光明のようなラストが、素晴らしい。
aksweetさん [DVD(邦画)] 9点(2009-07-03 02:50:26)
6.いや~ゆれる、ゆれる。見終わったあと、混乱し僕自身ゆれてました。主演二人の演技が素晴らしくぐいぐい引き込まれてしまった。今まで信じていたもの、そうあってほしいと願っていたもの、そんなものが本当は実に頼りない、脆いものだった気付きゆれていく・・・。兄弟の心理描写に主眼をおきながらもその周囲の人たちもしっかり描いているため、非常にしっかりした見ごたえのある作品になっている。西川美和監督注目です。
思込百遍さん [映画館(邦画)] 9点(2007-04-30 04:30:10)
5.主演2人の演技が凄い 特に香川。
NINさん [映画館(邦画)] 9点(2007-02-18 06:49:39)
4.信用と懐疑、羨望と嫉妬、そして真実と嘘。二人の兄弟を引き裂いたのは一人の女性の死を期に初めて露呈した互いの胸の内だったわけだが、果たして偽ることは罪なのか。時には自分を偽ることでしか保てない人間関係もあるし、逆に真実が誰かを傷付けることだってある。真実と嘘の間で翻弄され、時に喜び時に悲しみ、揺さぶり続けるのが人間。あの壮絶なラストに僕は思わずそんなことを考えてしまいました。
とかげ12号さん [映画館(邦画)] 9点(2006-10-28 12:14:29)
3.殺人事件後にワイドショーで平気にウソをついている犯人、「役者やな~」と常々思うと共に空恐ろしく感じ、人間はみな名優だと感心させられる事もしばしば。この映画、この人無くして成立しないのでは?香川照之がケビン・スペイシーを彷彿とさせるほどのずば抜けた演技力と存在感を見せ付けてくれました。たった一つの真実をめぐり、一人一人それぞれの思いが心の”ゆれ”を生み出し、そのゆれをシーン毎に見事に表現されていました。人間とはなんと心の弱い生き物でしょうか、人を信じるというのは斯くも難しい事でしょうか。ラストの香川照之の笑顔、本当の彼の姿はどちらなのかがまるで読めず、その先にあるのは果たしてどちらなんでしょうか?とても怖いラストでした。
亜流派 十五郎さん [映画館(字幕)] 9点(2006-09-08 20:58:50)
2.いい映画だけど、全国のGS店員に謝りなさい。
michellさん [映画館(邦画)] 9点(2006-08-08 15:27:40)(笑:2票)
1.凄まじい映画。心理描写が深く、そして鮮やか。人間の心のゆらぎを正確にそして静かに描いた秀作。とくに盛り上がる所もなく、終始淡々としているが、ところどころでその脚本にハッとさせられ、カット、カットに力強い意思を感じる。また、出演者の演技も秀逸。とりわけオダギリジョーと香川照之には目を見張るものがある。ちょっとした仕草や、台詞回しのどれもが映画全体で有機的な働きをし、またくムダがない。またそうした演出が極度の感傷を避け、そしてこの映画の質を高め、凄みをかもし出している。どこをとっても隙がない。賞賛されるに値する素晴しい映画だと思う。
ジャザガダ~ンさん [映画館(字幕)] 9点(2006-07-27 19:52:40)
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【点数情報】

Review人数 159人
平均点数 6.79点
000.00%
110.63%
200.00%
331.89%
495.66%
51911.95%
63421.38%
73924.53%
82817.61%
92314.47%
1031.89%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.47点 Review17人
2 ストーリー評価 6.45点 Review22人
3 鑑賞後の後味 5.63点 Review19人
4 音楽評価 6.35点 Review14人
5 感泣評価 5.41点 Review17人
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