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カメラを止めるな!

[カメラヲトメルナ]
ONE CUT OF THE DEAD
2017年上映時間:96分
平均点:7.37 / 10(Review 156人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-06-23)
公開終了日(2018-12-05)
ドラマホラーコメディバイオレンスゾンビ映画
新規登録(2018-07-15)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2022-10-05)【イニシャルK】さん
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監督上田慎一郎
キャスト濱津隆之(男優)日暮隆之
真魚(女優)日暮真央
しゅはまはるみ(女優)​​​日暮晴美
長屋和彰(男優)神谷和明
細井学(男優)細田学
秋山ゆずき(女優)松本逢花
竹原芳子(女優)笹原芳子
イワゴウサトシ(男優)黒岡大吾
原作上田慎一郎(共同原作)
脚本上田慎一郎
製作上田慎一郎(共同製作)
配給アスミック・エース
美術ふくだみゆき(タイトルデザイン)
衣装ふくだみゆき
編集上田慎一郎
その他ふくだみゆき(宣伝ビジュアル/公式パンフレットデザイン)
あらすじ
自主映画の撮影隊が山奥の廃墟で映画の撮影を行っていた。だが、そこは曰く付きの場所で、突如現れた得体の知れない奴らにスタッフやキャストが次々に襲われて行くという地獄絵図。しかし、監督は何が起きてもカメラを止めるな!と豪語する。かくして、意地と執念に満ちた映画バカ共の狂宴が幕を開けたのだった。
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63.昔、映画学校の学生時分、脚本家志望だった僕は、「サバ缶」というシナリオを書いた。
またカリキュラムの中で、短編作品の撮影もどこかしらの民家を一泊借りて行った。
もう随分と遠い昔の思い出となってしまったけれど、その時の記憶がありありと思い出される。
そして、月日は経って、地元に帰り、結婚をして、娘が生まれ、父親になった。

何が言いたいかというと、そんな僕が、この「映画」を愛さないわけがないということだ。
いや、参った。これは、日本映画史上待望の「ゾンビ映画」の傑作だ。

巷で話題沸騰となっていたことは知っていたけれど、あまり精力的な情報収集をせぬまま、地元の級友たちとの飲み会前の空き時間にフラリと観に行った。「情報」を最小限に留めたまま鑑賞に至れたことが、極めてラッキーだったと思う。
古今東西「ゾンビ映画」というものは、生み出された実社会の閉塞感や鬱積を、血と狂気の混沌の中で描き出してきた。
したがって、そのジャンルは、もちろん「恐怖映画(ホラー)」ではあるのだが、同時に「風刺映画(コメディ)」でもあると思う。
今作は、そのホラーとコメディというアンビバレントな要素を絶妙なバランスで混ぜ合わせ、驚くべきアイデアで纏め上げて見せている。

ただし、一言で「風刺」と言っても、この映画で描き出されるテーマ性は極めてミニマムだ。
核家族における父性のあり方、あらゆるしがらみにがんじがらめの働き方、そして、一個人レベルに至るまで蔓延する虚構と実像の葛藤。
この映画は、現代のこの国の社会の中で、あまりにも普遍的なそれらの鬱積を根底に敷き詰め、呆れて笑うしかない「暴走」と共に、爆発させ、解放させている。

一つ一つの描写はとてもくだらなくて、チープだけれど、それをあまりのもチャレンジングな試みの中で、「本気」になって叩きつけているからこそ、今作はとてつもない“面白味”と“感動”を生み出しているのだと思う。

映画館で、あんなにも臆面もなく手を叩いて笑った記憶はない。
観客のその反応を誘い出し、エンターテイメントとして成立させたアイデアとチャレンジに脱帽する。
散々笑わせといて、最後の最後でホロリとさせるなんて、ズルい。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2018-08-13 08:06:53)(良:6票)
62.こんなとこで情報仕入れてないで、今すぐ映画館へ行け!

■20181010追記■

観終わった後、何も残らない爽快感(笑)、いや、悪口ではなく、
そういう映画ってなかなかないんですよ、ほんとに。
おっと、何も残らないってのはウソ
「ああ『現場』っていいなぁ」ってつくづく思った。
微に入り細に渡って文句を言う人はいるだろう、メジャーになればアンチも出てくる。
でも、そんな雑音なんかどうでもいい。 後出しじゃんけんに気を遣う必要もない。
楽しんだもん勝ち。 このプロットをシナリオにしっかり落とし込む作業が本当に素晴らしい。
「わっはっは、そんな馬鹿なwww」をおおらかに愉しみましょう^^
とっすぃさん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 15:08:49)(良:5票)
61.なぜこの映画がこんなに話題になったのかが全く理解できない。何かの得体の知れない力が加わったのだろうか。時折り笑えるシーンはあったがどうってことない。ごくごく普通の低予算映画である。まあ、映画を撮ってるところをまた撮ってまた撮るというマトリョーシカみたいなものである。それが面白いのだろうか、くだらないの一言に尽きる。邦画がいまだこんなレベルであることに大いなる失望を感じざるを得ない。日本国民の「流されやすさ」に不安をおぼえる。
イサオマンさん [地上波(邦画)] 2点(2019-04-01 21:58:12)(良:3票)
60.映画を観終えて池袋から電車で職場に向かいがてら、宇多丸のこの映画の評論を聴く。そして別日の収録で、宇多丸と上田監督のインタビューも見つけて、それも聴く。このインタビューもまた、僕にとって大きなものとなった。
どうやら上田氏、かねてからの宇多丸ラジオのリスナーであって、宇多丸の映画観に多大な影響を受けていて、特に映画の勉強や専門学校に通っていたわけではないとのこと。子供のころから映画のようなものを撮って遊ぶことが大好きだったとのこと。影響を受けた日本人4人、松本人志、吉田戦車、三谷幸喜、そして宇多丸とのこと。なお、映画をみて僕は「三谷幸喜『ショーマストゴーオン』だ!」と思っていたので、合点。『カメラを止めるな!』には、上田氏にとっての宝物をとにかく詰め込んだとのこと。
ここまで聴いて僕は胸が打ち震えた。上田監督こそ、”こーゆーのにワーワーはしゃぐニンゲン”を最上級に拗らせちゃったまさにその人である(にすぎない)。すなわち、映画が好きで、録画して音楽付けて遊んでて、吉田戦車や三谷幸喜にはまって、おおいなる映画の世界に憧れて、宇多丸のラジオを聴いて映画の在り方を学び、ENBUゼミで人を集めて300万円も突っ込んで映画を撮り、自分の赤ちゃんまで出演させ(たぶん監督の実の赤ちゃんだと思う、名字が上田だし)ているそういう生きざま。
だから、とてもおこがましくて申し訳ないんだけれど、僕は我がことの様にうれしい。こうやってうれしい思いを抱いている人は僕以外にも沢山いるはずだ。『カメラを止めるな!』は、まさに僕らの映画なのだ。

ここまで来れば『桐島部活やめるってよ』に話が繋がるのは至極自然である。映画のほう。
僕はこう想像する。上田監督は、『桐島』の前田のその後なのではないか。
だとしたら前田よ、映画をあきらめないでありがとう。君があこがれていた、大いなる映画の世界は今、君のものだ。こうして『桐島』をも補完し、完成させることになった。もうこれ以上の感謝しようにも僕のスキルでは無理だ。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 10点(2018-12-27 23:01:17)(良:3票)
59.「決して一人では見ないでください・・・」
怖いから?イエイエ、この映画の鑑賞体験を誰かと共有したくなるから。
見終わった後、無性に誰かとこの映画の話で盛り上がりたくなるから。
傑作です。
代書屋さん [映画館(邦画)] 10点(2018-09-17 23:31:15)(良:2票)
58.巷で話題になっていてかなり期待して観ましたが、ハードルが上がったせいか大して面白くなかった。何が大衆に受けたのだろう。私の感覚がずれているのか。疑問が残る。
クロさん [地上波(邦画)] 3点(2020-11-03 07:21:14)(良:1票)
57.映画の映画の映画という入れ子構造なので、映画ファンウケするのは理解できる。コメディーとしてもそこそこ面白い。それだけの作品と言ってしまえばそれまでだが。
東京50km圏道路地図さん [ビデオ(邦画)] 6点(2020-07-10 12:09:51)(良:1票)
56.すごく話題になっていた映画ですが、元々「話題に~」の映画とは相性がよくない事が多い私はあまり期待していませんでした。ゾンビ映画、最初の30分をのりきれ、制作予算300万円、役者ギャラなし、の情報で鑑賞しました。
この映画に高評価を与える人はスクリーンに映っている映画だけでなく、制作スタッフ含めた丸ごとの「映画」を愛している人だと思う。監督や役者、脚本、美術、スタントンマンなど裏方の事を考えて観る人達(「この美術スタッフ良い仕事してるな~」なんて思っちゃう方々。映画をエンターティメントとして捉えるか、芸術作品、として捉えるか、の違いかもしれません)
そりゃチープなところもありますよ。脚本の筋がしっかり通っているとは言い難い。だけど「才能もお金もなくても映画に対する愛はいっぱい」をこんな風に見せられると心が動いてしまいますよ~
これは「素晴らしい映画」というより「愛すべき映画」のような気がします。
果月さん [地上波(邦画)] 7点(2020-02-15 15:13:15)(良:1票)
55.映画の撮影の裏側を描く作品って、楽屋ネタみたいなのばっかりだったらヤだな、と思うのですが、その点、本作は、「映画って、こうやってみんなで力を合わせて作るもんなんだよ」という、シンプルで、感動的で、「映画」という枠を超えた一般性のあるメッセージへと、自然に繋げていってるのがいいですね。
単なるアイデア勝負みたいな面もあるんですけれども、多少強引な演出が、よりその可笑しさを際立たせているし、「まさかそこが笑わせるポイントだったとは」という意外性が、二重の笑いを生む仕掛けになってます。
鱗歌さん [地上波(邦画)] 7点(2019-06-30 17:11:13)(良:1票)
54.脚本の丁寧さと、監督のサバサバした明るい演出でとても好感度が高い作品。こういう映画が口コミで今年一番の話題作になるんだから、いい時代になったと思います。
54dayoさん [DVD(邦画)] 8点(2019-01-10 18:55:28)(良:1票)
53.前半の1時間はとても退屈、登場人物の叫び声やBGMも耳障りで嫌悪感すら感じる作り。
しかし後半の巻き返しで最終的には「面白い映画だったな」で終われる、終わりよければ全て良しな作品。
とは言え、テレビ放送で観てたら絶対途中でリタイアしてた、
そういう意味では画面に集中せざるを得ない映画館で鑑賞しておいて良かったなと思える映画。
勾玉さん [映画館(邦画)] 7点(2018-08-27 23:59:37)(良:1票)
52.観に行ってきましたよ。今の気持ちを例えるなら、欽ちゃんの仮装大賞の「ピンポン」を観た時のような気分なんですよ。とてつもないアイデアを発想し、それが実現可能であると判断し、やり遂げる。この映画を語る時に「映画愛」という言葉がしばしば使われていますが、なんかこの映画は監督が最初から最後までひとつひとつに目配りをして積み上げていたんだなという印象があり、そのことを「映画愛」と皆さんいっているのではないかと想像するわけです。制作費は安いが、志は高い。い〜いですよ。
なたねさん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-11 14:02:33)(良:1票)
51. これはネタバレを読んでしまってはダメ、なるべく情報をシャットアウトして見るべき映画なので、点数だけ参考にしてね。

 アタシはゾンビ映画ってモノに対してなーんの思い入れもなくて、つーかニガテで、映画マニアにゾンビ映画好きが多い理由がどうにも理解できなくて。
 大丈夫なゾンビ映画は『ウォーム・ボディーズ』『ゾンビランド』『高慢と偏見とゾンビ』だけ。『ショーン・オブ・ザ・デッド』すらダメってレベルだからねぇ。
 んで、そんなアタシでも存分に楽しめるのがこの映画。

 無名な役者しか出てこなくて、安っぽくて、映像なんか『ジュラシック・ワールド 炎の王国』の反対の極に存在するようなしょっぱいシロモノ。そして、そこにこそ意味がある映画。
 有名人でリメイクしたとしたら台無しになっちゃうでしょうね。

 脚本の妙味とエンドロールに込められた思い、それはたとえゾンビ映画好きでなくても、映画ファンならば誰でも共感できるものだと思うわ。

 チネチッタではリピーターらしきおっさんが聞こえよがしなリアクションをとる事で、初見の人間に対して結果的にネタバレ状態になるという事態を巻き起こしやがりまして、100パーセント楽しめたのかどうか、ちょっと微妙な思いをしたのだけど(不粋なスノッブ野郎は滅びればいいの!バカ!)、それでも十分面白かったので、お薦め。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2018-07-16 20:02:56)(良:1票)
50.映画って色々大勢の人の努力で出来上がっていくんだなぁとちょっと感動。
amickyさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-05-06 17:26:46)
49.すごく話題になってたので観てみたら
構成ありきの映画で、その構成が相まって
何かのシノロジーを生み出したかというと
そうも思えず、感想は「面白い構成だった」だけ
afoijwさん [DVD(邦画)] 6点(2023-03-16 03:52:44)
48.この映画。一緒に仕事してた人が20回以上見に行ったと言ってました。
飛行機で見たのですが、いまいちでした。
承太郎さん [DVD(邦画)] 6点(2021-07-25 19:50:56)
47.冒頭のゾンビ映画を観て、
「なんだ、このB級映画は…」
と、思ったらそれは【正解】です。
必ず【最後】まで観ることをおススメします。

構成がよく出来てて面白かった。
色んな要素がうまくかみ合ってておもしろかったです。

映画としては異質かもしれないけれど、
よくできたおもしろい「作品」です。
愛野弾丸さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-20 22:49:25)
46.周りで話題になり勧められてはいたが、また周りがいい人ばかりで、ゾンビ映画ということも、どんでん返し等の予備知識すらなく全く何の期待も予想もせずに鑑賞したのが功を奏したか普通に楽しく見れた作品。内田けんじ的な伏線回収コメディで、こういう作品がどんどん出てきて欲しいと思っている人間としてはうれしい。製作費もキャスティングも一気に上がる続編は試練だと思うが、内田けんじのように良作を続けてほしい
Arufuさん [インターネット(邦画)] 8点(2020-06-13 14:10:39)
45.ジャパンが放つ斬新なゾンビ映画。
最初は退屈だったけど、前半の伏線は後半へつながり、そういうことなのかと感心。我慢が実を結ぶ。
非常に監督魂、役者魂がこもっている作品。世界のB級に負けてないぞ。
mighty guardさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-28 23:57:45)
44.既に皆様が書かれている通り、前半のゾンビ映画部分の違和感の理由を後半部分のメイキングで説明する、という構成は「なるほどなぁ」という感じ。監督と娘の親子ドラマみたいなものもクドくない程度に描かれていて、なかなか面白い作品でした。ただ、この映画のタイトルが2018年の流行語大賞にノミネートされたり、この年の社会現象!とか呼ばれるほどの話題性の映画かというとやや疑問。隠れた良作というポジションが似合う映画だと思うんですが。まあ、話題になったから私も観てみようかな、と思ったわけですけど(苦笑)
ライヒマンさん [地上波(邦画)] 7点(2020-01-05 16:12:28)
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【点数情報】

Review人数 156人
平均点数 7.37点
000.00%
121.28%
242.56%
321.28%
421.28%
585.13%
62214.10%
73321.15%
84226.92%
92415.38%
101710.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.37点 Review8人
2 ストーリー評価 7.64点 Review14人
3 鑑賞後の後味 7.71点 Review14人
4 音楽評価 5.90点 Review10人
5 感泣評価 4.40点 Review10人
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