1.レンタルビデオ店で見かけたとき、思わず手にとってしまいました。タイトルはそのものズバリ「えびボクサー」。おまけに「この映画にコメントを寄せた芸能人」の欄には「ガッツ石松」。「えびボクサーならアリにもガッツで勝てそうだな!OK牧場!」笑いをかみ殺すのに必死で、こりゃ観るっきゃないとレジへ直行しました。 映画の出来としては、B級もいいとこ。「えび」は戦隊モノの怪人レベルの特殊メイク(?)だし、中盤は思いっきり中だるみします。これ本当にあの(僕のイメージでは)格調高い紳士の国イギリス製作なのか!?などと疑ってしまいます。おまけに笑いが取れるほど楽しくない。 でも終盤、オッサンがえびを見世物にするシーンから見入ってしまいました。昔、ダウンタウンの番組でラクダの顔面にパイをぶつける企画があったんですけど、小さかった僕は「何でこんなことするんだ!」と親に泣いてやめさせるよう(テレビに口出しが出来ると思ってた)訴えました。結局パイ投げは未遂に終わったんですけど、「通じた!よかった・・・。」とさらに大泣きした、という経験があります。だからオッサンがマイクを取ってえび擁護の発言を始めた時、その頃の記憶がよみがえってホロッときてしまいました。たぶん「ク○映画」の一言で片付けられる作品だと思いますが、僕にとっては思い出の作品になってしまいました。