《改行表示》37.観終わってみて、何よりも疑問に思ったことは、「なんでテレビドラマでやらなかったんだろう?」ということ。 それは安易にこの作品の素材がテレビドラマレベルだと揶揄するわけではない。 「表現」の方法として、映画との適合性、テレビドラマとの適合性を照らし合わせてみて、この作品のスタンスは限りなくテレビドラマ向けであると感じたからだ。 基本的にゆるく、駄目男ぶりが際立つけれど、キメるときはキメる主人公が、殆ど“事務所”と化しているBARでいつものようにくすぶっていると、“或る事件”が舞い込む。 探偵ものとしてありふれたプロットではあるけれど、主演の大泉洋のキャラクター自体はオリジナリティがあり、これまた“個性的”な相棒役の松田龍平とのコンビネーションは意外な程に良かった。 要するに、「ああ、また来週もこの二人の活躍が見たいな」と思わせるキャラクター性を充分に備えていて、だからこそテレビドラマ向けだと思ったのだろう。 二人が常駐しているBARに、様々な「事件」が週代わりのゲストと共に現れる。 まさに“探偵ドラマ”の王道ではないか。 おそらく人気のドラマになったろうし、ドラマシリーズで愛着を深めた上で、テレビ局の常套手段である「映画化」に繋げれば、“商売的”にも成功したろうにと思わざるを得ない。 そういうふうな印象が強かったため、映画作品単体としては物足りなさが先行してしまったことは否めない。 主人公らのキャラクター性が掴めぬまま、話はどんどん進むので、キャラクター自体は魅力的なのに思ったりよりも感情移入が出来ない。 その一方で125分という尺は、描き出されるストーリー的にはやや冗長で、観賞後の満足感が伴わなかった。 ストーリーや演出は全体的に凡庸(というか古風)だけれども、キャラクターの面白さと、それを演じる俳優のフィット感により、作品として“愛される要素”は多分にあった。 それだけに、もう少しアプローチの方法を熟考してほしかったと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-04 22:09:51) (良:2票) |
36.ゆるーい気持ちで楽しめた。どんどん続編を作ってほしい。 【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-02-05 14:39:28) (良:1票) |
35.わざとか何だかわからないが、一昔前の雰囲気の漂っている作品だった。逆にそれが新鮮でもあった。ストーリーはまずまずと言う感じであった。笑える部分も多少あり、シリアスな部分もありで普通には楽しめた。それに、いい意味でも悪い意味でも大泉洋がいつも通りだったし。演技が上手いのか下手なのかよくわからないが彼はこれでいいと思う。あと、高嶋政伸には失笑してしまった。まぁ、こういう作品ではああ言う感じもありだと思う。 【スワローマン】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-04-16 23:04:15) (良:1票) |
《改行表示》34.事前の触れ込みによるとハードボイルド作品ということだったけど、この物語の主人公である探偵はハードボイルドの対極に存在すると言っても過言ではないほどに感情的で人間味に溢れるキャラクターでした。 もちろんそれはマイナス点ではなくて、この作品の魅力の一部になっていると思います。 その相棒である助手もいい味を醸し出していて、このコンビによる今後のシリーズ展開が非常に楽しみです。 今作はシリーズ第一弾ということで、世界観やキャラクターの紹介といった傾向が強いように感じました。 舞台は札幌を中心とした北海道に限定されているようで、北海道関連の要素を盛り込んだ御当地作品に仕上がっていますね。 僕は北海道が大好きなので、この設定は大好物です。 次から次に人が死んで深刻な物語ではあるけど、適度にコメディ要素が盛り込まれていてバランスは取れていたんじゃないでしょうか。 シナリオ構成はそれほど凝ったものではなく、ほぼ想像通りの展開ではあったけど、それなりに楽しめました。 メインの探偵と助手以外では、敵役を怪演した高島政伸の存在感が際立っていたけど、その他のキャラもそれぞれにキャラが立っていて良かったと思います。 あと、このワクワクするようなテーマ曲もいい感じですね。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-03-01 16:43:57) (良:1票) |
《改行表示》33.自分に推理ものは無理だということが確認できました。今何を話しているのかさっぱり分からん。 昔、9月の北海道を旅行したことがあるのですが、本州の12月くらいの気温になっていて、夜中はブルブル震えながら過ごしたことを覚えています。なので映像の中の北海道民の方々の軽装っぷりに驚きを隠せませんでした。なんでみんなあんなに首から上がノーガードなんだよ。 【池田屋DIY】さん [インターネット(邦画)] 3点(2024-10-27 19:52:09) 《新規》 |
《改行表示》32.ストーリーの起伏に富んでいるところは、さすが古沢良太脚本だと思わせるが、主人公のキザっぽさが鼻について魅力を感じない。 ハードボイルド系だからだろうけど、それならコメディタッチは中途半端に感じてしまって、あまり相性の良いものではない。 【飛鳥】さん [インターネット(邦画)] 4点(2024-06-28 07:16:23) |
《改行表示》31.要はルパン三世がやりたかったって事ですかね 良くも悪くも邦画的でした 【ぐりこ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-08-12 21:25:24) |
30. シリアスとオチャラケを両方できるって見込んでの大泉洋なんだろうけど、やっぱりオチャラケ感が勝ち過ぎちゃってて、シリアスな場面はあんまり雰囲気出てない。松田龍平のオトウチャンだったら、はまったのかな? まあうまく演じるのは難しいキャラとは思う。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-02 23:17:32) |
《改行表示》29.札幌雪まつりから始まり、すすきの繁華街での乱闘。スノーモービルを使ったアクション。無理矢理挿入される日本ハムファイターズの映像。ジンギスカンにBoys, be ambitious。札幌のご当地要素がてんこ盛りで面白い。 探偵ものとしてはグダグダで緊張感に欠けるが、大泉洋と松田龍平のキャラの面白さでついつい観てしまう。 それから、あの深さからの脱出はいくらなんでもありえねぇと思った。 【ヴレア】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-11-30 15:43:12) |
《改行表示》28.大泉洋がいきなりアクションをかまして、シリアスな顔をしてる開幕に面食らい。 再婚相手の娘を殺した放火犯を殺した組織、という複雑な設定の人物とドンパチしていくので、 おおもとの人物(犯人)の心の描写が前半はほとんどなし。 終盤に詰め込んで描写される。 この感じがなんか懐かしさを感じる進め方で、 最近味わってないからか、終盤にきて大泉洋のシリアス顔がしっくりし始めたのか、 「(電車)スピードあげてくれ!」のシーンは結構ぐっときました。 さすがに披露宴で銃取り出して撃ち始めるのは笑ってしまいそうになるが、 各シーン一つ一つが妙に印象的で、 結果なんだか楽しめたんだよなぁ。 【元祖】さん [地上波(邦画)] 6点(2017-01-15 09:38:43) |
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27.札幌は好きな街だが、内容が陳腐なのと主役に全く魅力がないので、地域起こしドラマにすらなっていない。松田龍平の探偵物語にちょっと期待したんだが、不発だった。 |
26.全編に漂うパロディっぽさというか、キッチュさというか、どこかで観たことあるような既視感というか、そういうマイナスになってもいい筈の要素がプラスに働いている。劇画的な面白さというか。ただしストーリーのラストまで読めてしまうあたりはちょっとなあ。あとディテールの凝り方が気持ち良かった。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-04-06 16:04:28) |
《改行表示》25.肩の力を抜ききって気楽に見れる面白さでした。 シナリオも映像も出来のよい2時間ドラマのような感じがちょっと気になります。 映画館で見たのなら、もう一つ評価が低かったかもしれません。 【さわわ】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-12-22 02:52:25) |
24.洋ちゃんのよさが出てない。ストーリーも安っぽい。 【ドンマイ】さん [ビデオ(邦画)] 4点(2014-04-16 01:46:01) |
23.これはいいですねぇ・・。かなり好きです。大泉洋と松田龍平の掛け合いは本当に楽しい。二人のとぼけたキャラクターと橋本一監督によるハードボイルド演出、意外と相性がよいみたい。 そして、アジア最北の歓楽街「ススキノ」という街も映画の主役なんでしょう。この街は表向きは浮かれて陽気そうですが、実はたくさんの悲しみや孤独が寄り添うように生きています。たんなる観光地としての姿ではなくて、内面から覗いたようなススキノの素顔がとてもよかったです。 以下、余談。大泉洋の「ダスティン・ホフマンでもやっちまおうかな!」には思わずニヤリ。何しろ、午前10時の映画祭「クレイマー、クレイマー」を鑑賞後にハシゴしたので、同じスクリーンで数分前にダスティン・ホフマンを観たばかりだったので。これが「卒業 (1967) 」の後だったら、さらに面白かったが。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-12-19 19:39:00) |
22.大泉洋がかっこよかった。小雪が、良かった。この作品はこんな率直な感想だけで評価して良いと思う。 【ちゃか】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-12-07 08:31:22) |
《改行表示》21.序盤で伏線出しまくりなのに、中盤でどう見ても「話が進んでいない」と思ってしまうシーンが多く、退屈してしまう。 主人公の行動原理も説明不足だし、クライマックスも唐突すぎる。 ただし、この映画の札幌ススキノの街はとても楽しそうで、酒を飲まない自分でも「遊びに行きたいな~」と思った。 繁華街の描写って、妙に危ないところだけだったり(「新宿の歌舞伎町は恐い街」と思ってる人は多い)、その逆に華やかなところだけだったり(「渋谷は大人が行くところじゃない」と思ってる人は多い)するけど、この映画のススキノはグッド。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-09-01 10:41:24) |
20.いいねえ。こういうの大好き。いやいや事件に巻き込まれて、あちこちでボコボコにされていく探偵。寡黙さはないけどまさにハードボイルドの真正ですね。探偵をとりまく仲間達。ドラマ「探偵物語」やそれをリスペクトした「ギフト」の系譜を受け継ぐ愛すべき作品に仕上がってます。喫茶モンデのウェートレス峰子(安藤玉恵さんの起用がうれしい)この名前はやはりルパン三世を意識してか? 「まほろ駅前」と比較されることも多いけれど、自分にとってはこっちの方が少し上かな。ただ、北海道出身の自分には、豊かとはいえないあの長屋的な家に(かなり古い)エアコンがついているのが気なって残念。撮影が北海道じゃないことがバレバレだから。ストーリーは、ま、いいじゃないですか、こんなもんで。 【フラミンゴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-06-10 06:36:01) |
19.大泉洋と松田龍平の良さが噛み合っていないと感じました。ガヤガヤと小うるさいのが持ち味の大泉にゆるい雰囲気の松田では、作り出す世界が違っていた印象です。両者とも個性あふれる魅力を持つ俳優なので、とてももったいないと思いました。雰囲気がいろいろ似ているので、最近見たまほろ駅前のドラマとどうしても比べてしまいますが、むこうは松田龍平と瑛太のコンビがバッチリ決まっていて最高でした。この内容なら大泉よりヤスケンを使った方が良かったのでは? 期待が裏切られた分、ちょっと辛めですがこの点で。 【クレイバード】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-05-19 18:37:38) |
18.おもしろかった。映画館に行くほどファンにはならないけど、放送されたら2も観るだろう。探偵と相棒っていいな。北海道も行ってみたくなった。あの雪原、どうでしょうでワカサギ釣りしたとこかな? |