1.基本的にシリアスな人間ドラマなんだけど、中村靖日のフィルターを通すことで深刻さがマイルドになってるのがいい。
序盤はファンタジーな展開すら予感させたけど、話が進むに連れて深刻な裏事情が明らかになってくのが面白かった。
少し自分語りが多過ぎた感があって、間延びするところもあったけど、思ってたよりいい感じに仕上がってました。
ラストの纏め方も悪くなかったと思います。
できれば頂上まで行って欲しかったですけどね。
タイトルのサクゴエには、柵を越えちゃ駄目というメッセージと柵を越えて自由になろうという両方のメッセージが込められてたように感じました。