1.評価は高いのに制作されない脚本を「ブラックリスト」と呼ぶんだそうです。
そのブラックリストに挙がっていた一つが本作らしいんです。
でも蓋を開けてみると、いかにもコンクールで佳作を取りそうな内容で、一つ一つのアイデアが、どこかで拾ってきたものじゃないかって思うものばかりなんです。
タランティーノ、ティム・バートン、ヴィンセント・ギャロ。
数えたらキリがないくらいで、物語に新鮮味が感じられません。
コンビニ強盗から逃亡中のカップルが、とある家にたどり着いたら、地下室には少女が監禁されていた…。
サスペンスをやりたいのか、コメディをやりたいのか、全くわかりません。
ドキドキさせる展開なのに、中途半端に笑いを入れるせいで、緊迫感が失われてしまっています。
80分で終わったのが、せめてもの救いでした。
おすすめはしません。