33.例え少年期を共に過ごしても、こういう風に人の人生ってそれぞれ変わるものであるのだなぁ。サスペンスというジャンルに収まりきらす、人間ドラマとしても、秀作だと思う。 【暇人】さん 7点(2004-02-10 14:14:32) |
32.イーストウッド号にのって淡々と川下りをした印象。名演も、演出の重厚さもちょっと「?」な部分も全てはうたかた。面白かった、んだけど、なんかね。「悪い」というか、まさに「微妙」といった感じの後味が残ってます。映画にある種のカタルシスを求めてる人にはお薦めできない。いい映画とは思うけど。この煮え切らなさからも察して下さい。 【馬飼庄蔵】さん 8点(2004-02-10 12:05:08) |
31.後味はかなり悪いが、心にズシリとくる映画。これ以上の評価はあげられないけど、評価以上に心に残る映画だったと思う。 【ディーゼル】さん 7点(2004-02-10 10:56:11) |
30. 3人の運命のいたずらに胸が苦しくなりました。。。ジミーが泣叫ぶシーンは涙をそそります。最後の方で気付いたのですがジミーの腕の入れ墨に力って書いてあったのお茶目でちょっと笑ってしまいます。 【ゆみりん】さん 8点(2004-02-08 11:04:08) |
29.なんとコメントしたらいいのか・・・。私は未熟者です。まずコメントする前にそう言っておきたい・・。偶然起こってしまった悲劇に25年間翻弄され続けたデイブ。そしてまたしても起こる偶然の悲劇。そしてラストに起こる悲劇はもう必然的に起こったとしか言いようがない。理不尽とか不公平とかそんな言葉はもう呑み込むしかなくてそれでもみんな幸せを願う。この作品に出てくる人はただただ幸せを願っている。それも自分の幸せではなくて自分の大切な人の。その形は様々だし、許されてはならないことも確かにある。その形をまざまざと痛ましいほど見せられ、正しいことも間違っていることもただ見つめ返すことしかできない。私には全てを否定することも肯定することもできませんでした。そしてそれでいいのかもしれないとも思う。う~ん、まだまだ経験不足だなぁ。と実感いたしました。 【彩犬】さん 7点(2004-02-08 04:34:34) |
28.俳優が一生懸命演技をしているのに脚本や脚色がぱっとしないと心から「俳優さん、ご苦労さま。」と言いたくなります。この映画もそんな作品でした。ホッケーに興じる3人の少年のうち一人がさらわれ、その結末がどうなったのかはっきりしないままに舞台はいきなり25年後(私には35年後に見えました)に飛躍、3人の少年は娘を殺された父、刑事、容疑者として登場(一人は金髪だったのに全員黒髪で昔の面影はないので名前で3人だとわかりました。)・・・ストーリーの進展につれて強烈な冒頭シーンは一体何だったのかわからなくなり、終には考えるのを止めて推理ものとしてこの映画を見ることになってしまいました。人生ドラマものとして見るには捜査があまりに強く好奇心をそそりました。その後、捜査の進展がたいして描写されないまま真犯人が捕まり、そしてラスト・シーンで冒頭のフラッシュ・バック、セメントに刻まれた三人の少年の名前が現れ、そこでやっとこの作品は三人の男の生き様を語る話だったんだ・・・、と理解するわけです。人生ドラマかもしれないと思ったストーリーが推理物にとって代わられてプツン、推理物がいきなり人生ドラマにすり替わってプツン。原作では両方を堪能できるのかもしれませんがこれでは高得点はあげられません。最初に言ったとおり、出演者の演技はすばらしいので見て損はないし、特に三人の男を演じた俳優さんのファンには必見です。 【かわまり】さん 6点(2004-02-07 01:30:48) |
《改行表示》27.この作品で一つだけ非常に悔いたことがあります。上映時間を間違えて10分くらい本編が始まってから入ってしまったこと。しくじったとしか言いようがありません、普段だったら絶対入らないのに・・・映画の日に負けてしまいました。 本編は濃い作品だったなというのがまず第1の感想です。色んな気持ちが混ざり合ってちょっとした事が恐怖に感じたり、幸せに感じたり一瞬一瞬その人の気分によって色々な見方に変わってくる。ある意味恐ろしい感覚だなと思ってしまいます。でも実際にこういった感覚って味わっていることじゃないかなとも思います。この作品とは形が違ってもね(あたり前か・・・しょっちゅう殺人起こってたらたまらない)。あと見終わって思ったこと、ティムロビンスの助演男優(ゴールデングローブ賞)はしょうがないかなと。「ラストサムライ」で渡辺謙さんがとってくれれば凄いことだと期待はしていたんですが、軍配はティムに。始めは非常に残念だったんですが、作品を見て演技に納得させられました。 【にゃん♪】さん 7点(2004-02-07 00:41:25) |
《改行表示》26.個人的にちょっと期待はずれな感を受けました。 作品の完成度やストーリー構成等はいいと思います。 どうしても後味の悪さが引っかかってしまいました。 俳優さんたちはやっぱり名演技ですね! 【自由人】さん 6点(2004-02-03 02:52:39) |
25.ティム・ロビンスが救われなく非情に感じましたが、テーマは別のところなので何とも… 後味は良くありませんね。ショーン・ペンが良かったかな。ティムも。どうかな。う~む… もうひとつの「スタンド・バイ・ミー」という宣伝文句は鑑賞後に知ったのでよかったです。先に知ってたら観てなかったな。「スタンド…」好きじゃないし。しかしどこがもうひとつの「スタンド・バイ・ミー」なんだ??? 【じふぶき】さん 6点(2004-02-02 14:57:29) |
24.イーストウッドの最高傑作とは私には思えない。出来不出来でいうなら「マディソン郡の橋」の方がずっと高揚感があって心理描写も綿密だったと思う。台詞での説明が多すぎるのに対し、状況説明が不足がちだし、通報の電話で「女の人の名前?」と口走った少年の台詞も解りやすすぎて「刑事ともあろうものが何故気付かないのよ~~」と思ってしまう。最後のローラ・リニーの表情も「もしかしたら、義娘が妬ましかったこの人が全部仕組んだことなんじゃないの?」と思わせるほどオーバーだったし.....。ただ、ティム・ロビンスとマ-シャ・ゲイ・ハーデンは素晴らしい。助演賞が取れることを祈って......。(あ、でも渡辺謙もとってほしいな) 【showrio】さん 6点(2004-01-29 10:45:10) |
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23.ショーン・ペンが出てくる映画って「俺様」って文字が彼の額に浮き出して見えちゃって、なんか鼻白んじゃう。素直に映画を見せてくれない。マーシャ・ゲイ・ハーデンは「ミラーズ・クロッシング」の頃とは別人のように上手い女優になったなー。 【mimi】さん 6点(2004-01-28 22:38:19) |
22.イーストウッドって本当に上手な監督なんだなあ、ってちょっと空恐ろしくなってしまいました。それに脚本のヘルゲランドも。(LAコンフィデンシャルも原作を素晴らしく上手に脚色してました)これはとんでもないほど完成度の高い映画でした。僕はたまたまちょうど一年前にルヘインの原作を読んでて、その時の読後感、というのか、ストーブの灯油が切れた寒い部屋で感じた、物語ることだけがもっている、癒される事など恐らく無いであろう悲しみと一緒にのせた人の想いの行き場のなさへの限りない肯定と同情、というか、なんて言えばいいのかはさっぱりわからない、あの高揚感だか、絶望感だかさえわからない圧倒的な心の震え、のようなものをもう一度味わってしまった、というのがものすごい驚きでした。今まで何本も原作を読んだ後映画を見たり、映画を見た後原作を読んだりしてきました。でも、こんなに原作を読んだ後と映画を見た後に感じる、確かに残ってく想い、みたいなものがシンクロした映画や小説はなかったんです、自分の中で。これはとんでもない事だと思うんです。たとえ僕個人の中でしか起きていない事なのだとしても。原作を読み終わった後のあの感じ、あの時の部屋の寒さと心の狂おしさ、みたいなものがもう一度そっくりそのまま甦ってきた驚き。映画は時々奇跡を見せてくれます。僕らは奇跡が見たくて映画を見続けるのかもしれません。でも、本当にすばらしい映画は時に、奇跡が自分自身の身にだって起きるんだ、って信じさせてくれます。僕にとってはこの映画がそんな映画になった気がします。とにかく観てほしい。三人の男優がすばらしいのは言わずもがな、何よりすばらしいのは、マーシャ・ゲイ・ハーデン!僕は彼女がショーン・ペンの家から帰る時にそっと開いている戸棚を閉めながら帰るところだけで訳も無く涙が溢れてしまって、ものすごくびっくりしました。何気ないシーンのなんと完璧な事か!空恐ろしいくらいです。死にたくない、そう思うんなら、僕たちはただただ生き続けるしか無い。たとえ何があろうとも。勇気がないと思っている普通の人間が持っているほんとうの勇気についての物語。二本の足で、二つの目で、一つしかない頭で、たくさんの想いをずっと先まで運んで行く事。正直僕は打ちのめされててまともに感想なんて書けません。観てほしいです。原作も読んでほしいです。 【am】さん 10点(2004-01-28 04:17:53) (良:2票) |
21.エンディングロールでかなり苦悩した。この映画自体、一体何が言いたかったのか、もの凄く考えた。良い映画だったのかそうでないのかさえも、判断つきかねた。考えに考えた挙げ句、パンフレットを買った(笑)。読んでみてやっと、内容の軸が理解できた。(所詮私の理解力なんてそんなものだ・・)一見サスペンスものに見える映画だが、テーマは全然違う所にある。「無邪気さを失った(奪われた)瞬間」「それぞれが背負った傷」「孤独、葛藤、愛情、憎悪、そして深い悲しみ・・」それら全てを飲み込んで流れるミステックリバー・・。人は大きな流れ(運命)に飲み込まれて生きていくしかないのか・・。あの時あんな事が無ければ・・。運命の深い悲しみと残酷さをを描いた作品だと思う。この劇中、一番悲惨だったのはデイブの妻だろう。ラストシーンでのパレードの華やかさと対照的な彼女の悲痛さは、よりこの作品の残酷さを物語っていると思う。この映画の難解な役を見事演じ切った役者達は素晴らしかった。難点を言えば、敢えて映像が焦点を一点に集める撮り方をしてるのか、背景や人の顔がやたらとぼけていて、ちょっと見づらかったのと、個人的には誰にも心を開かない、孤独を背負うベーコンの役をもう少し丁寧に描いて欲しかったなと思う。(パンフ読むまで、よく解らなかった・・)正直、難解な映画だと思う。私は映画通でも何でもないので、この作品を理解するのは大変だった(^^;;。そして色々考え抜いた結果、9点をあげたいと思う。良さを解るには、努力の必要な映画もあると思うし、まあそれもありだと思う。 【深海】さん 9点(2004-01-26 21:14:39) |
20.3人の俳優の演技はもちろん素晴らしかったが、ローラ・リニーがかなりよかった、最後のパレードでの目がとても印象的。暗い気持ちで映画館を出たが、その後考えれば考えるほど面白い、この映画。「ミスティック・リバー」っていい題名つけたなと思う。 【いざ、ベガス】さん 7点(2004-01-25 00:19:53) |
《改行表示》19. 泣いた。俳優たちがみんな上手いのは当然だが、特にT・ロビンスと マーシャ・ゲイ・ハーデンは素晴らしかった。せつない、あまりにせつない。そしてローラ・リニーのラストも前半で人のよさそうに見えた笑顔が悪魔のように見えるあたり凄い。ローレンス・フィッシュバーンのキャラは映画に小気味良いリズムとアクセントを加えている。実に重厚な映画だった。 【GO】さん 9点(2004-01-24 21:53:26) |
18.納得できない事だらけだが、何から何まで納得できてしまってはこの映画の魅力も半減でしょう。そもそも、特別な人たちの物語ではなく、我々のだれもが、ジミー、デイブ、ショーンになりうるのではないかと思う。この映画を見終わった後、子供の頃に比べ、今は何とも妙な距離感を持つにいたった友人2,3人を思い出し、私達にあのような事件が起こったら、どうなるのだろうか。と考えとめぐらせてみるも答えは全く出ず、悶々とした余韻だけが残る。ここ数年の映画でここまで心が沈んだ映画はないです。感動、涙もいいが、感動的な展開も大掛かりな動きもなく人の心を静かに動かす(沈ませる)力も良い映画の条件ではなかろうか。この映画には静かであるがそういった力に溢れています。こういった映画がもっと増えてくれる事を願わずにはいられない、良作です。 【犬】さん 9点(2004-01-24 00:29:00) |
17.重厚な作りですね。ずっしりきました。人生は清濁併せ持つ川、「川の流れのように」過ぎていく。。。 【バチケン】さん 8点(2004-01-22 21:54:48) |
16.超濃いショーンとティムに挟まれケヴィン・ベーコンが意外に爽やかで大健闘、見ごたえのある競演でした。ただ作品全体は思っていたより普通の出来。『デッドマン・ウォーキング』的な深さを期待していたんですが。映画館で見るより、むしろじっくり深夜にビデオ鑑賞した方が良かったかも。映像の色合い、全体の静謐さも素敵でしたが、音楽は何カ所か浮き上がっていて邪魔に感じるシーンがありました。 【HIDUKI】さん 6点(2004-01-22 15:15:22) |
15.釈然としない映画。理不尽や不平等が確かにこの世にはあり、それを受け入れるのが大人ということなのだろう。お金出してわざわざ現実のイヤな部分を確認しに行ってしまった。鑑賞後の気分は良くないが、話はよくできてたので見て損は無い。いかにも日曜洋画劇場に出そうな感じ。 【ラーション】さん 6点(2004-01-22 00:39:37) |
14.おすぎが絶賛するほど私の心には響かなかった。でも、せつない物語だね。好き嫌いが分かれる映画だと思うな。役者たちは最高!特にショーン・ペンはやっぱりうまいね。 【T橋.COM】さん 5点(2004-01-19 21:59:51) |