グエムル/漢江の怪物のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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グエムル/漢江の怪物

[グエムルハンガンノカイブツ]
The Host
(괴물/Gwoemul/怪物)
2006年上映時間:120分
平均点:5.99 / 10(Review 136人) (点数分布表示)
公開開始日(2006-09-02)
ドラマサスペンスパニックものモンスター映画
新規登録(2006-07-19)【sayzin】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【イニシャルK】さん
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監督ポン・ジュノ
キャストソン・ガンホ(男優)パク・ガンドゥ
ピョン・ヒボン(男優)パク・ヒボン
パク・ヘイル(男優)パク・ナミル
ぺ・ドゥナ(女優)パク・ナムジュ
コ・アソン(女優)パク・ヒョンソ
ユン・ジェムン(男優)ホームレスの男:
キム・レハ(男優)黄色い服の男
パク・ノシク(男優)影(私立探偵)
イム・ピルソン(男優)ナミルの同級生
コ・スヒ(女優)太った看護婦
スコット・ウィルソン(男優)ダグラス(駐韓米軍解剖医)
オ・ダルス怪物
山路和弘パク・ガンドゥ(日本語吹き替え版)
佐々木梅治パク・ヒボン(日本語吹き替え版)
小森創介パク・ナミル(日本語吹き替え版)
原作ポン・ジュノ(オリジナルストーリー)
脚本ポン・ジュノ
音楽イ・ビョンウ
撮影キム・ヒョング
製作総指揮チョ・ヨンベ
キム・ウテク
配給角川ヘラルド・ピクチャーズ
ハピネット・ピクチャーズ
特撮ケヴィン・ラファティ[特撮](VFXスーパーバイザー)
ウェタ・デジタル社(模型制作)
美術リュ・ソンヒ
字幕翻訳根本理恵
あらすじ
観光名所にもなっているにぎやかな漢江の川辺で、売店を営む怠け者のカンドゥ(ソン・ガンホ)がいつものように仕事をサボっていると、橋にぶらさがっている生き物が人々の注目を集めていた。その生き物は静かに川を泳ぎ、人々が集まる岸辺に近寄ってくる。そして突然人を襲い始めた。パニックになった群衆は逃げだす。カンドゥは娘(コ・アソン)を連れて逃げ出そうとするが・・。
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13.今、世界中から最も熱い眼差しを受けている韓国の社会派ポン・ジュノが、いわゆる大娯楽作品に挑戦したのが本作である。本国では当たらないとされているジャンルであるにも拘らず、大ヒットを記録したこの作品は、紛れもなく“正しい怪物映画の作りかた”的な面白さに満ち溢れていて、今後、亜流作品が続出することは間違いない。  本作の最も注目したい点は、政府や軍隊あるいは科学者といった、市民(=弱者)を守り、本来立ち向かっていくべき組織が怪物を生み出す原因を作り、そればかりか、自ら闘う事を余儀なくされる市民の足枷にまでなってしまうという、今までの怪獣映画の常識を覆す逆転の発想にある。冒頭の在韓米軍研究所から薬物を廃棄処分するシーン(いかにもB級っぽい!)や、政府による妨害工作など、反米・反政府といった社会派としての一面を覗かせてはいるが、実のところ余り深読みするほどの面白みは感じない。それは怪物に攫われた娘を、家族が力を合わせて救出するというストレートなドラマツルギーのほうが勝っているからに他ならない。それは一方で、さながら街をジャングルに見立てた、サバイバルゲーム的な面白さとでも言えるだろうか。怪物と国家の両方と闘わなければならない家族には、悲壮感や深刻さを余り感じさせず、どこまでもカリカチュアされた描写を貫く事で、大騒動を繰り広げる人間たちの滑稽さと悲しさを浮き彫りにしている。それにしても、韓国映画の生々しさは本作でも健在で、黒くヌルっとした物体が橋の欄干から、(まるでウ○コのような)いかにも排泄物の塊のように垂れ下がる姿で登場する怪物と、“ん?あれは一体、ナニ?”と、一瞬わが目を疑うような反応をする人々の描写が秀逸で、そのあとにくる河川敷でのパニックへと波及していく転換の面白さは比類のないものである。カメラの遠くから近くへの遠近法と、「ジョーズ」を参考にしたような横移動との巧みな組合せによる視覚効果は、緊迫感を伴った極めて精度の高い迫真の映像であり、中でも、次々と人々を襲う怪物が土手で足を滑らせるマヌケぶりなどは、まるで本当の生き物のような錯覚を覚えさせるほど芸が細かい。この序盤の圧倒的な素晴らしさに比べると、クライマックスは少々呆気ないが、ジャンルを問わずとも質の高い映画を描出するポン・ジュノの才能も然ることながら、映画製作に於ける柔軟な姿勢と懐の深さには敬服せざるを得ない。
ドラえもんさん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-02 16:39:36)(良:3票)
12.誰がなんと言おうと今年ナンバー1ですね、なぜか…。(自分でも認めたくないが)冒頭のシーンから釘付け!奴の登場が早かったのが、物語に引き込まれました。見終わった後しばらくドキドキしていました。もしかしたら、グエムルは近くにいるのかもと思ってしまい。ぶっちゃけ、家族愛の話より怪物の存在にやられました。実に単純な感想です。面白かったし怖かった。よく出来ていましたよね、グエムル。恐ろしい生き物のはずなのに、途中から愛着がわいていきました。早くDVDならないかな。
西川家さん [試写会(字幕)] 10点(2006-11-04 01:38:56)
11.構造的には同監督作品の「殺人の追憶」とあまり変わらない。黒幕は連続殺人犯でも異形の怪物でもなく、韓国という社会。両作とも印象的なのはソン・ガンホのクローズアップ(「グエムル」ならば、小屋から暗闇の向こうに銃口を向けるシーン)で、彼の視線は映画を飛び越えて、実社会へのまなざしとして観客に投げかけ、映画が終わった後も居心地の悪さを残し続ける。大きく異なるのは、「殺人の追憶」においては犯人=怪物を見せないという事を徹底したのに対し、「グエムル」では群集を襲う怪物としてとにかく見せるという事だろう。前者がサスペンスならば後者はスペクタクル。しかし「殺人の追憶」のサスペンスの支柱となった、韓国の軍事政権下の社会をダイナミックに描いた様は、スペクタクルそのものだったように思う。「グエムル」では、スペクタクルの支柱となる見られる対象としての怪物に、スピード感ある視覚効果やキモいイデタチを与えるが、おそらく10年とか時間が経ったとして、そのフォルムを覚えている者はいないだろう。ゴジラとかエイリアンとか、そして最近だと「宇宙戦争」のトライポッド(怪物ではないが一応)、これらのフォルムや動作が忘れられないのはそれなりの理由があるからだが、「グエムル」の怪物にはそれなりの理由が無い。テキトーな感覚で言うならば、こいつは「企画から生まれた」感が非常に強い。あるいは、「~的」であろうとし過ぎている気がする。地味であるほどに存在感を引き立てるぺ・ドゥナの方がよっぽど怪物なんじゃないのか。映画が高速化する中で、アーチェリーの矢を、しかもジャージ姿で放つ彼女と矢の軌道からは、高速化するサッカーの中で一発のスルーパスに賭ける前時代的なトップ下のそれを感じ取れるだろう。優雅な運動はスポーツ界のみならず、映画からも消えつつある。
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-09 01:56:37)(良:2票)
10.監督も俳優も好きな人ばかりだし、予告編も面白そうだったので楽しみにしていました。・・・いやぁ、これは凄い。韓国版「宇宙戦争」みたいな話で、突然現れた怪獣に娘をさらわれた父親が兄弟や親父と共にグエムルに立ち向かうという話。特に驚いたのが、まさに突然(!)現れた怪獣が次々に人を襲うシークエンスだろう。意表を付いたその登場のさせ方が潔くて良いと思った。また、娘をさらわれたソン・ガンホが怪獣を追っかけて川に飛び込み、溺れながらかろうじて見た向こう岸では怪獣が娘を丸呑みにしている光景が映し出されるという場面が凄いリアルで怖かった。そしてその後の展開も単なる怪獣映画にはしないで、韓国政府の対応の粗雑さや米国人による強引な科学兵器による解決など社会的な視点で描いているところが、ポン・ジュノ監督らしくて良かった。 そういえば、ポン・ジュノ監督は日本の漫画、特に浦沢直樹の作品や「寄生獣」などが大好きだそうな。なるほどそう言われてみれば、グエムルの口の割れ方が寄生獣っぽい。また、主人公の弟がホームレスのおっさんと共に火炎瓶で怪獣退治に行く所が、なんとなく浦沢直樹っぽいなぁと思いました。
ヴレアさん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-25 00:38:36)
9.明らかな「モンスター映画」でありながら、その主眼はほとんどモンスター自体には当たらず、ひたすらな家族愛を中軸とするシニカルなヒューマンドラマに仕上がっている。
米国の“モンスターパニック映画”や日本の“巨大怪獣映画”を想定してこの「モンスター映画」を観ると、少なからず面食らってしまうことは間違いないだろう。

かといって、登場するモンスター自体にもしっかりとインパクトはある。
水質汚染の突然変異的に誕生した~というのはかなりありきたりではあるが、その登場や動きの“描き方”は、これまでのモンスター映画の“パターン”に反旗をひるがえす様な、常軌の逸しかたを見せる。
笑ってしまうほどに“ぶさいく”なビジュアルにも賞賛を送りたい。

展開されるストーリーには、“陽”と“陰”が入り混じり、ただ“エンターテイメント”とはくくり切れない「感情」がほとばしる。
もちろん、そこには好みや固定観念が立ちふさがるので、一概に「面白い」とは言えない部分もあるにはある。

だが、一言に「モンスター映画」と言っても、国とその国民性の相違によって、これほどまでに独特で新しい「モンスター映画」が生まれるものか、と思う。
そして、そういう部分にこそ、映画が様々な国で作られ、それが様々な国で観られることの、意味と価値があると思うのだ。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 6点(2006-09-23 15:00:17)(良:1票)
8.グエムルの冒頭の登場シーンまではよかった。ただその後は何となくグダグダな展開。「一般人の生活の中に突如として現れた怪物」っていうのを狙ってるような気もするが、うまく表現しきれずに最終的にはグロさが先行してしまっている。2回目も観たいとは思えない映画。
珈琲時間さん [映画館(字幕)] 5点(2006-09-18 17:28:35)
7.過去に怪獣映画はアメリカや日本が牽引してきた文化と言えるが、その文化が全くない韓国で近年稀に見る怪獣映画が生まれた。何が凄いって怪獣のファーストコンタクト!あのタイミングでの登場は度肝抜かれました。ハンガンの川べりでグエムルが暴れる15分間は映画史に名を刻むであろう戦慄の名シーン。そのテンションが中盤以降ダレてしまうのがとても残念。ただ窮鼠猫を噛む的な弱者マンセーなポンジュノ映画の根幹部分はビンビンなので、『殺人の追憶』ファンなら一見の価値アリ。あとペ・ドゥナの赤ジャージ最高。
カイル・枕クランさん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-18 00:40:35)
6.怪物の上陸は、良かったね・・・。でもまぁ、なんか全体的に中途半端です。今更、怪獣映画?という気がしないでもないですし・・・。あと、超低空のドロップキックも良かったなぁw 韓国らしいシーンだ・・・。
瑞鶴さん [映画館(字幕)] 6点(2006-09-15 23:14:23)
5.いろんな解釈ができる。そういう、いろんな解釈ができる映画は素晴らしい映画だ。
解放軍2003さん [映画館(字幕)] 10点(2006-09-07 22:44:35)
4.漢江の河川敷でグエムルが逃げる人たちを捕食する光景は、昔ジュラシック・パークで恐竜が出てきた驚きに近いものでした。必見です!!。でも必見はそこまで!後はオモシロ家族の物語。最後は韓国映画らしい終わり方だなぁと思います。
まにさん [映画館(字幕)] 6点(2006-09-06 04:51:37)
3.なによりもまずこの作品は、「モンスターパニックもの」として高水準のエンタテインメントに仕上がっている。怪物<グエムル>を「熊やワニよりはるかに大きいが、ゴジラよりは小さい」サイズに設定した事で、迫力や恐怖感に説得力が生まれているし、国や軍隊ではなく個人に焦点を当てて等身大の物語を描いたのも正解だったと思う。つまり「普通に面白い」。■加えて、随所に見られる「ポン・ジュノ」印。例えば合同葬儀会場のシーン。一家が報道陣に囲まれ、フラッシュがたかれる中、ペ・ドゥナのジャージの背中が「ぺろん」とめくれる。孫の死を嘆き悲しみながら、父親は思わず娘のジャージを引き下げ、横暴なマスコミに怒る。「悲しみ」と「羞恥心」と「怒り」という、普通同時に並列し得ないものが並列する面白さ。■また、人物描写の豊かさ、それを通じて韓国の社会や歴史をさりげなく見せる巧さ。例えば軍政時代を経験しているであろう父親は、警官に対して媚びた笑顔を浮かべながら「袖の下」を渡そうとするし、学生による民主化運動をくぐり抜けた次男は逃げることと火炎瓶の扱いに長けている。■さらには一作目「ほえる犬は噛まない」にも見られた、話の流れをありがちな展開からずらし、観客の予想を良い意味で裏切る、ある種のユーモアも、いかにもポン・ジュノらしい。■ポン・ジュノらしいと言えば、容易に観客に感情移入させない、「抑えた」表現も個人的には好ましい。彼はいかにも「お涙頂戴」的な感情表現を使わない代わりに登場人物にひたすら「行動」させる。雨の中、或いは下水の中、彼らは己が行動を台詞で説明することなく、ただただ逃げるために走り、追うために走り、しばしば転びつつも、怪物に対して勇敢に立ち向かう。つまり「ベタ」ではないが「エモーショナル」なのだ。■ラストに関しては、賛否分かれる、というより「否」の意見が多いかもしれないが、個人的にはあれで良かったと思う。ポン・ジュノは常に「違和感」と「居心地の悪さ」を異化効果的に駆使する、確信犯的作家なのだから。
ぐるぐるさん [映画館(字幕)] 9点(2006-09-03 18:16:49)(良:4票)
2.怪獣より米軍の方が怖くなってからが怖さ百倍。一般市民が怪獣と戦って普通に勝つのにこんなに感情移入できてしまうのにブラボー。
SUMさん [映画館(字幕)] 9点(2006-09-03 17:11:39)
1.「廃棄物13号のパクリだ」という声も聞こえてきますが、確かに怪物の設定や造形は13号に近い(足の生えかけた巨大なオタマジャクシみたいな感じ)。たぶん魚のミュータントの筈なのに、ほとんど両生類みたいな活動も合点がいかない。パニック描写もオープニングだけで、後は地味に話が展開していくのも少し期待外れ(ラストも爽快感無し)。ポン・ジュノ独特のユーモアも今回は解り難い(会場には韓国の方もいた様で、その方達は大ウケでした)。また、こんな怪獣映画でも、韓国特有の被害者意識が前面に出てたのが非常に気になりました。劇中で悪いのは全部アメリカ人。せめて13号かヘドラ並に、文明批判、若しくは人間の愚かさを描いて欲しかった。しかし作劇に反して、映像は良く出来てました。我が国が「WXIII 機動警察パトレイバー」などという辛気臭いアニメで足踏みしてる間に、またしても隣国に先を越されてしまったのは素直に悔しいですね、5点献上。
sayzinさん [試写会(字幕)] 5点(2006-09-01 00:06:31)
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【点数情報】

Review人数 136人
平均点数 5.99点
000.00%
121.47%
210.74%
396.62%
41511.03%
52316.91%
63525.74%
72216.18%
82014.71%
953.68%
1042.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.75点 Review8人
2 ストーリー評価 5.25点 Review8人
3 鑑賞後の後味 4.40点 Review10人
4 音楽評価 5.33点 Review6人
5 感泣評価 6.00点 Review5人
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