77.戦争の狂気とそれに巻き込まれた若者たちの友情を描いた名作です。戦場のあまりに強烈な描写のため、印象が偏りがちですが、デ・ニーロを中心として友情の素晴らしさと悲しさを強く感じました。普通の若者たちが、戦争を体験し、傷つきながらも、友を思い必死に行動する様子が描かれていきます。このような悲しみは、ベトナム戦争時代のアメリカだけのものではないのでしょう。とかく、悲惨な状況下でしか、真に信頼できる友達であるか否かを証明できないことが悲しい現実なのかもしれません。最後の友の死を悲しみ涙を流すシーンが胸に迫ります。チミノ監督の最高傑作です。 【パセリセージ】さん 9点(2004-04-08 20:20:01) |
76.ラストがいい。おれがアメリカ人だったら10点。音楽もいい。 【Shott】さん 9点(2004-04-06 18:35:35) |
75.素朴に生きる若者たちが、ベトナム戦争によって傷ついていく。それでも彼らは強い友情で結ばれている。ニックの絶命シーンは涙なしではみられなかった。デ・ニーロの出演作は多々あるが、わたしの中ではこの「ディア・ハンター」の演技を越えるものはいまのところ見当たらない。強固な意志を持ちつつも、けっして大げさにならない抑えた演技がすばらしい。 |
74.これは評価が難しかったです。いろんな思いを排除して、映画に感動したとういう点を重視しました。最初観た時の印象の中では、やっぱりデ・ニーロがちょっと浮いてる感が気になり、評価の点で悩んだ一因でした。それと戦争の扱われ方も気になって、評価を厳しくしようか悩みましたが、やっぱここは感動したかどうかの点だけに焦点を置くことにしてこの評価です。 |
73.私の中であのロシアンルーレットはやめてくれーと叫びたくなったシーンNo1。今後二度と破られることはないだろう。この他にも戦争に借り出される前のパーティや鹿狩り、あまりに悲しい結末。最後には何事もなかったかのように悲しく鳴り響くギターの音色等完璧です。 【hrkzhr】さん 9点(2004-02-23 00:49:21) |
72.何があっても自分を絶対に故郷に戻らせてほしいと頼むウォーケンのセリフとそれを実行したデニーロのオトコの友情が熱い。 田舎で仲間と馬鹿なことをやって過ごした延々と続く前半と戦争という狂気に巻き込まれる中盤、田舎の元の世界にはもう戻れなくなってしまい、馬鹿騒ぎも鹿狩りも出来なくなってしまった後半という創りは対比的でよりリアルで分かりやすい。 前半の普通の日常生活のくそ長さが計算でやっているのか偶然なのか分からないが、見終わった後に深く響く。 戦争というのがいかに人と人生に影響を与えて変えてしまうのか考えさせられる。 ロシアンルーレットを通して人間の命が賭け事として軽く扱われることによって、逆に命の重さを感じずにはいられない。 |
71.この頃はベトナム戦争後遺症を扱った作品が多かったです。その中でも出色によい作品です。唯ベトナム軍の扱い方はハリウッド映画の限界を感じます。 【ジブラルタの星】さん 8点(2004-01-30 00:25:31) |
70.とにかく音楽が最高。戦争という舞台から帰った兵士たちやそれを待ち受ける町の人間がそれぞれ心に傷を負いながらもお互い頑張って生きていこうとするひたむきさが良い。 【カイザー・ソゼ】さん 9点(2004-01-21 01:09:13) |
69.有名な作品だけに、かなり期待してたんだけど..ハズレだった..ストーリー展開も、内容も、ぱっとしない..意味不明ぎみ..残念... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2004-01-13 20:19:39) |
68.アメリカの人も戦争で色々つらい思いをしたのだなあ、 と考えることができるようになったきっかけを与えられました。 【its】さん 9点(2004-01-05 00:00:01) |
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67.3時間と言う長い時間を前編の平和な日常、中盤の戦争、終盤の戦争後の変わってしまった日常と3つに分けて表現する事で全ての時間の大切さをうまく表現している。 【ワトソン君】さん 5点(2003-12-29 01:07:09) |
66.ベトナム戦争での極限体験というものを理解していないので、もう一歩のところで感情移入できない。登場人物の行動は一つの選択にすぎないのではあるだろうが、本当にこれが真の友情なのか、考えさせられる。後味は良くないですね。あとデニーロが強すぎて・・・。 【神谷玄次郎】さん 4点(2003-12-21 15:59:31) |
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64.傷つくのは米国人もベトナム人も同じなんだけど。戦争映画というのは難しい。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 13:15:20) |
63.はっきり言って難しい映画。4回程見たけどよくわからん。 だから、いい映画なのか悪い映画なのか判らないので、この 点数にしました。 【ゼファー】さん 5点(2003-12-12 01:58:40) |
【STYX21】さん 4点(2003-11-23 23:07:22) |
61.延々と長いパーティーはチミノの特徴です。平和な日々が乱され、ベトナム戦争という陰が友情を引き裂いていく。デニーロが友情を果たすために再びウォーケンを探しに行くまでは、かなり退屈と感じる部分もあるのですが、それは平和というモノがそういうモノだというメッセージでしょう。再開した二人の前に厳然と広がる現実。そしてクライマックスのロシアン・ルーレット。あのシーンは何度観ても緊張が高まります。ひとり鹿狩りをするデニーロと雄大な自然が美しい。戦争などなかったら、悲劇は生まれなかったというメッセージが、今だからこそひしひしと伝わります。 【オオカミ】さん 9点(2003-11-18 23:39:05) |
【ポジティブ】さん 9点(2003-11-13 00:33:12) |
59.一つだけムカついたのはデニーロがウォルケンの葬式にまで、勲章のついた軍服を着ていた事。しかし、脱ぐ訳にいかないというのが悲しい。 ベトナムに行く前夜、フェリック・バレリの「君の瞳に恋してる」が掛かり、それに合わせて歌ったり町中の人々が踊ったり。その後の展開を逆算すべく使われたその選曲にとても辛い気分になった。 確かに、いいか悪いかを超えた映画だと思う。 【セクシー】さん 10点(2003-11-05 15:04:27) |
58.この映画は、良かったとか悪かったとか言う範囲の映画じゃないような気がします。ただ観終わった後、しばらく席も立てず、その日はあまり口を利く気になれませんでした。それぐらいインパクトの強い作品でした。 【マ~ルボロ】さん 9点(2003-11-03 04:05:45) |