80.密閉された潜水艦というシチュエーションだけでも想像すると怖いのに、そこに突如原子炉に生じたヒビから放射能漏れが発生。死が待つ難局でも最善を尽くして対処しなければ乗組員達の苦悩と葛藤が痛いほど伝わってきた。ストーリー、演技、音楽全て良かったが、キャスティングが。。ハリソンフォードが映るたびに「アメリカの潜水艦?」と勘違いしてしまい、深くのめり込むことが出来なかったのが非常に残念だった。全てロシア人に見える人だけで固めるべきだと思ったので6点。 【とんとん大好き】さん 6点(2004-02-07 14:56:07) |
79.潜水艦モノで主演がハリソン・フォードと来れば、予想されるのは米人が好きな安っぽいヒーローもの。しかし、これは違った。潜水艦という密閉空間による恐怖感は食傷気味だったが、高尚な意味でのヒロイズムが堪能できた。ロシア人が英語を話すのはご愛嬌か。 【眉山】さん 7点(2004-01-29 04:38:07) |
78.原子力潜水艦モノというのは娯楽映画として人気の高いものであるが、今作は明らかに原子力潜水艦モノではあるが、他の娯楽映画とは一線を画すテーマをもった映画である。そもそも戦争自体が紛れもない愚行なわけで、その愚行を食い止めるため愚かであろうとも身を挺して発端となりうる潜水艦事故を修復しようとする乗組員たちの行為に胸が詰まる。スターであるハリソン・フォードが物語的にはあまり活躍しない艦長を熱演していたことも効果的だったと思う。何よりもこの骨太な作品を説得力を備えた作り出した女流監督の力量に驚く。 【鉄腕麗人】さん 8点(2004-01-28 16:17:19) |
77.あえて比較すると、U-571よりは面白いと思いました。 【亜空間】さん 7点(2004-01-27 16:12:23) |
76.重い。そして深い。観終えた後は数時間、誰とも口をききたくなくなるくらいに。緊張の糸が終始、ぴーんと張り詰めたままだった。乗組員たちの、核や放射能に対する理解の低さや混乱もよく描けていたと思う。現代に生きる我々でさえ、核燃料や反応炉などを身近にかんじることはできない。皆、原子力発電所からの電力で日々暮らしているけれども、原子物理学に精通している人などは少数であり、知識があるような気がしていても実はそれは、書物や映画から得た二次的な知識である。あの時代、あの船に乗らざるを得なかった若者たちの数奇な運命を、考えさせられる映画だった。 【はたらきばち】さん 7点(2004-01-20 12:15:00) |
75.時代、国に関係なく戦争を行うのはいつも一部の地位の高い人間。彼らの命令によって多くの罪も無い人間が自分の命を犠牲にし、「国のため」死んでいく。核を保有することに何の利益があるというのか?誰が本当に望んでいるというのか?我々の地球が、そして人類が現在どれだけ危険な状態にさらされているかが痛いほど身に染みる。底知れぬ恐怖と言いようの無い怒りを憶えた。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-01-18 17:58:55) |
74.潜水艦モノだと思ってはいけません(それにしては、海上に出ている時間が長すぎる)。「核の恐怖」をテーマにした映画です。観ているのが辛くて、何度もDVDを止めてしまいました…。実話を基にしているという点が、感情を増幅させます。……でもやっぱり、演出過剰なんじゃないかなと思う点も何箇所かありました。たとえば爆発で核ミサイルが誘爆する、みたいな台詞がありましたが、火薬じゃあるまいし核ミサイルは誘爆なんてしないはずですよ。 【IKEKO】さん 7点(2004-01-16 23:09:17) |
73.これ、ロシア人が観たらどう思うんだろう。セリフは全部英語(ロシア訛り?)、どう見てもロシア系じゃない白人俳優。日本人が見るとその辺の違和感はあまりないんだけどね 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2004-01-16 01:41:37) |
72.核の恐怖は十二分に味わいました。恐怖のあまり食ってたみかんをぽろりと床に落とすほどにおののいた。前半かなりの困ったちゃんぶりを披露した艦長ですが、すったもんだのあげく危機を回避し、事実無事に生還したわけで。そりゃ結果オーライで艦長万歳って気になるわなあ。ってなるわけねー。前半の暴れん坊将軍ぶりはどうしても払拭できない。よってポイントはゼロロクであります艦長! あー、持たず、作らず、持ち込ませず。 【機械】さん 6点(2004-01-14 22:15:58) |
71.良かったです。実話ってところがまたすごい。潜水艦内の閉塞感と絶望感が伝わってきてまさに「深海で死ぬ」という最悪の事態を感じることが出来た。 【ぱぴんぐ】さん 8点(2004-01-06 21:02:11) |
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70.アメリカ映画がロシア軍人をこう描くようになったか。冷戦時代は終わったんだなと実感する。 それはともかく、ヒューマンドラマとして秀逸。 それに潜水艦ものは甘ったるい恋愛ものとちがって、男しか出てこない男同士の世界でよろし。 【goro】さん 8点(2003-12-28 08:46:43) |
69.メンバー集めの失敗(スキル不足)、あいまいな情報伝達。まさに失敗プロジェクトの典型例がわかる教科書的な映画。参考になります。 |
68.乗組員全員が覚悟を決めて、艦長の命令に従うと報告してくる場面が凄いなあって思った。凄すぎる。そして一端原子炉に入るのをためらった兄ちゃんが再び中に入っていくのも凄い。何度も言うが凄すぎる。 【ゆうろう】さん 8点(2003-12-15 18:28:10) |
67.イヤな映画でしたね。冷戦崩壊後の今となっては、旧ソ連のことならいくらでも悪く描いていいっていう風潮もあって、事実こういうことを言われちゃっても仕方のない国だったんだろうけど、こういう話って本当は見て見ぬふりをしていちゃいけないとは思いつつやっぱり観ていて辛くて仕方がなかったです。チェルノブイリ事故の後、やっぱり大した装備もなしに放射能でいっぱいの原子炉に入って後始末をさせられた被爆者たちの凄惨な写真がスクープされたことがあって、怖いもの見たさで見てしまいましたけどやっぱり見なきゃ良かったと思いました。この映画でも、結果的に彼らの犠牲があったからこそ最終戦争が防げたんだよ、という、ある意味彼らの偉業を讃える内容にこそなっていますが、何の予備知識もなしに「戦争モノらしい」と足を運んでしまった私は本当に「しまった」と思いました。どのぐらいショックだったかというと20年間吸い続けているタバコを1ヶ月半、吸えなくなりました。本当にやばかったです。映画としてはハリソン・フォードが珍しく、かつ非常にお似合いなバカ艦長役でブチ切れているのがとても似合っていて笑えました。リーアム・ニーソンの善良ぶりはちょっと鼻についた感じがしますが、物語の都合上一人はこういう役も必要だったと思います。キャサリン・ビグローは早くから注目されていた女流監督ですがビッグバジェットはこれが初めてになるので不安はありましたが、いえいえ充分骨太な重厚感ある仕上がりでした。女性でもこういう映画が撮れる時代になったんですね。今後の動きに注目したいと思います。 【anemone】さん 9点(2003-12-14 02:47:20) (良:1票) |
66.この作品は、国とか政府(同じか)間の問題ではなく、結局は(女性の方賛否両論あると思いますが・・・)”男”の話だと思いました。政治的な事を抜きにして、純粋に”仲間”だとか”男としての自分のプライド”だったり・・・登場人物一人一人の心理描写が痛いほど伝わってきて泣けました。 |
65.他人のため死をかえりみない男の勇気を描いた映画を初めて観た気がした。潜水艦内部は終始緊張感があり、またあの男臭さがいい。ただ映画ということで少しデフォルメしすぎの感はある。当時の技術としては最高なのは分かるが原子力は別次元の問題で、これ以降大きな事故が起こらなかったのは奇跡に近いと思う。ソ連時代の原潜や核兵器の処理は大丈夫なのだろうか。 【まさサイトー】さん 7点(2003-11-24 17:34:05) |
64.ハリソン・フォード演じる艦長は実はすごくりっぱな人で、彼の決断によって最悪の事態が避けられた。監督もそこを描きたかったはずなのに、映画ではなんかいじわるでいやな人にしか見えない。実在した人物に失礼よー。これは演出のせいか、ハリソンの顔のせいか、これがうまく描いてあればずごくいい映画になったのに・・蛇足ながらこの艦長と副艦長の関係、セリフなど同じ潜水艦もの「深く静かに潜行せよ」「U-571」とソックリみたい。 【キリコ】さん 6点(2003-11-14 17:22:27) |
63.ハリソンフォードもしっかり、潜水艦の艦長らしく見えるから、不思議です。よそで聞いた話ですが、ジーンハックマンの方が、潜水艦の艦長としては、迫力がある、デンゼンルワシントンが、乗ってない、笑いですが、あと、ソ連艦なので、英語で、しゃべる、とか、言っていた人がいるけど、どうせ、日本語か、字幕で、みるのだし、そういう部分を差し引いても、ハリソンフォード、立派です。ハリソンフォード好きなんです。笑えますが。「映画って素晴らしいです」。 【yasuto】さん 10点(2003-11-11 00:39:34) |
62."不手際"という題材を莫大なお金を費やして作った映画。みごと僕は制作の意図どおり二時間いらつきっぱなしでした。 【チビすけ】さん 4点(2003-11-10 22:29:03) |
61.よかった。でも重かったというのがまず心に残る印象。 【ケイタ】さん 7点(2003-11-09 14:49:55) |