14.今のアメリカ批判の報道番組を映画にしただけといえばそうだが、映画にしたことに意味があると思う。普段、報道番組を見ない人も映画なら見ることもあるからである。編集とはいえ本物の映像を使ってるだけに説得力もある。また、リアルなイラク戦争の眼をふさぎたくなるような映像も流れ、始めて見る人にはショックであろう。内容はどうあれこの映画を見ることにより世界を知るキッカケになる人もいるかもしれない。それだけでも価値のある映画だと思います。しかし去れど映画、エンターテイメント調なので内容全部を鵜呑みにはしてはいけないと思う。 【Piece】さん 6点(2004-09-11 00:02:08) |
13.ムーアのブッシュ嫌いは今更語るまでもないが、アメリカが石油利権のために中東に拘っているのもまた周知の事実。この作品に異論がある者は、真っ向から対立する映画を作ればいいのだ。公開前から「ブッシュ政権を痛烈に皮肉った映画」などとマスコミに騒がれていたが、蓋を開けてみれば真面目な反戦映画だった。ムーアの政治的目論見があるのかどうかはわからないし興味もない。しかし、映画の後半のフラッシュバック映像は紛れもない現実である。 |
12.よくドラマや小説では絵に描いたような悪人がでてきますが、現実にそんな人物がいるのかという一抹の疑問でマイナス2点。小泉首相は映画が大好きと聞いているので一度見ておいた方が勉強になっていいと思う。余談だがキムジョンイルは映画が大好きなのに何故「あんなん」なんだろう? 【死亀隆信】さん 8点(2004-09-07 02:56:44) |
11.アメリカの乱暴でうそばかりのやりくちにはうんざりする。でもけっこうムーア監督の映像も、妙にポップで乱暴だと思った。ブッシュを嫌いになるような編集になっているのが本当に乱暴だ。子供や弱い人たちが争いに巻き添えにならない世界が早くこないものか。そのために私たちができる事は、一つでも多く知ること、それを伝えるためになんらかのアクションを起こすこと。それは案外難しい。そのためにこういう映画は必要だ。大統領選に向けてのPRは明らかだが、日本人にとっては「反戦」のメッセージが伝わればいいと思う。友人に「日本人が見ても意味ないでしょ」と言われたが、日本だってイラクに自衛隊出してんだ。私は知らないことが多すぎる。これを機にもっと新聞を読まねば。そして嫌がる友人に説き伏せよう、戦争は今も犠牲を増やしていると。 【耳】さん 7点(2004-09-07 00:11:30) |
10.今の日本人は絶対に見るべき映画だと思います。実際の戦争の映像をそのまま使っているため、戦争の残酷さがもろに伝わってきます。だけど映画のくくりに入れていいものなのかと言われたら、どうなんだろうと思ってしまうため点数は低めです。でも作品として悪いというわけではなく、パルムドールも納得の心をうつ作品です。フランスの映画祭といっても審査員はアメリカ人ばかりで、その中で最高の賞をとってしまうところがすごいです。内容的には確かにブッシュばかりを批判してて、偏っているとも思えます。しかし、ムーアが最も言いたかったことは、ブッシュの不正などの面ではなく、人がたくさん死に、新たな憎しみや悲しみを生む「戦争」というものを金儲けのために利用することへの批判ではないでしょうか。戦争というのは完全になくすことはできないのでしょうけど、たかが石油利権云々のために利用するのは最も愚かなことで、それこそがムーアがブッシュを批判の対象にする理由なのでしょう。それにしても、これほど面白くなく、不快で、腹が立つのに、絶対に人に見て欲しいという映画は珍しいですね。 【マクドウェル】さん 5点(2004-09-06 21:40:01) |
9.戦争反対を謳うことはたやすいがそう言っているだけでは現実は何も変えられない。戦争を遂行しているのが生身の人間である以上、はっきりと下手人を特定してそいつを排除しなければいけないのではないか。その点においてマイケル・ムーア氏の方法論は全面的に正しいと思う。できれば盟友気取りのコイズミソーリも一瞬でいいから一緒に並べて晒して欲しかった。バカ面コンビとしていい絵になったとおもうのだが。 【皮マン】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-09-05 23:17:17) |
【kasumi】さん 5点(2004-09-05 01:36:12) |
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7.04年9月3日昼。この映画を見た。20人ぐらいの客。この時間帯にこれだけはいるのかとちょっとびっくり。内容…「ブッシュ、汚い」というのがよく分かる映画。選挙でインチキのくだりにこんなにひどいことやってたのか!と驚きを禁じ得ない。戦争の悲惨さがよく分かる映画。イラク人の親が子どもが死んで泣き叫ぶシーン、そしてアメリカ兵が戦死して親が泣き叫ぶシーン、親が子を思う気持ちとその無念さにつくづく泣ける。アメリカの金持ち階級がイラクとアメリカの貧困階級から搾取しているの図である。こんな汚いことをやっていて正義はあるのか。とてつもない天罰がブッシュに下るであろう。因果応報の法則がブッシュにも当然下るであろう。そう思ったことであった。 【なかがわ】さん 6点(2004-09-03 19:18:21) |
6.戦争の痛さはかなり伝わってきましたがうーんそれだけ?というのが正直な感想。 ムーアのもっと皮肉さが生きてこればよかったのにと思います。ボーリングは笑いが あったので面白く見れたのですが今回はひたすら重い。ずっと重いってどうなの? 【とま】さん 7点(2004-09-02 01:38:31) |
5.米メディアの報道、マイケルムーアの映画、日本メディアの報道、どれも嘘をついてるわけではないでしょう。しかし、偏った写し方をすることで私たち民衆の見解に対して、真実とのすれ違いを生ませようという意図は感じてしまいます。それゆえ、できる限り真実に近い見解を持つためには私たち自身がもう少し”知る”ということをしなければならないと思います。ムーアの最大の功績はフランクな政治的映画を作ったことで私たちの政治的関心を高めたことでしょう。 【マイアミバイス】さん 7点(2004-09-01 12:39:05) |
4.前作「ボーリング・・・」とは打って変わってあまり面白さはありませんでした。今作はとにかくブッシュ批判でしたが、あまりにハリボテ的な造りなのです。。やたらとブッシュ大統領のセリフはツギ貼りされており、本物感ナシです。単純に戦争はイケナイとは思いますがカナリ偏った意見でのこんな作りの映画を見ただけで、影響されることはありませんでした。 【ヒロヒロ】さん 4点(2004-08-31 17:25:18) |
3.審査委員長が言っているように、一本の映画として面白いです。貴重な映像の数々は、しかし、日本のテレビでは放送できないのが残念です。この映画が全米で公開されたことに9点。 【金子淳】さん 9点(2004-08-25 16:16:45) |
2.見ていて何がなんだかよくわからなくなりました。戦争が悪なことは確かで。でも私たちはいろんなところで操作された情報を取り入れていて、この映画もその一環で・・・と思うとよくわからない。 「ボウリング・フォー・コロンバイン」のほうが映画として面白かったです。エンターテインメント性が高いので。アメリカ銃社会の現状はこんな感じなのか、と撮り方に偏りがあることがわかりながらもぐいぐいと引き込まれる。「華氏911」はもっと切羽詰った感じで、映画として娯楽として観るにはつらい。もういいよ、しつこいよ、と言いたくなる。 この映画を映画館で観るということは、テレビのワイドショーでは飽き足らず、芸能人の過去の暴露本を買っちゃうようなものなのかなぁと思いました。ただまぁ言論の自由、表現の自由があるわけで、ほとんどの人が悪いと思っていながらも何もしない中、誰一人として殺さずにこの影響力というのはすごいので、ムーアさん、これからもアメリカ社会へのメス入れ頑張ってください、という感じです。 【るいるい】さん 6点(2004-08-25 15:41:09) |
1.ムーア監督は、マスコミでのブッシュ批判や政治的発言を繰り返すのはやめた方がスマートでは? こんな鋭い作品を世界へ発信したのだから、その内容をどう受け止めるかは、映画を観た人に委ねるべきです。 【ちくわ】さん 7点(2004-08-24 12:25:23) |