華氏911のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。7ページ目

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華氏911

[カシキュウイチイチ]
Fahrenheit 9/11
2004年上映時間:122分
平均点:6.15 / 10(Review 169人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-08-14)
公開終了日(2004-11-12)
戦争ものドキュメンタリー政治もの
新規登録(2004-06-12)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2019-01-08)【たろさ】さん
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監督マイケル・ムーア
江原正士マイケル・ムーア(日本語吹き替え版)
田原アルノジョージ・W・ブッシュ(日本語吹き替え版)
出演マイケル・ムーア
ジョージ・W・ブッシュ
ビル・クリントン
アル・ゴア〔1948年生〕
脚本マイケル・ムーア
主題歌ニール・ヤング“Rockin' In The Free World”
製作マイケル・ムーア
製作総指揮ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
字幕翻訳石田泰子
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14.この映画の出来不出来をとやかく言うつもりは全くない。5点というのはあくまで便宜的な点数である。彼の主張がどうであれ、ぼくはマイケル・ムーアの立場を尊重する。この映画が作られたことの正当性を擁護する。100の大きな言説よりも、5秒なり10秒なりの映像のほうが衝撃的である、ということを改めて感じる。イラクで傷つき、死んでいった罪なき子どもたち、行きたくもない戦争で命を落とした兵士たち、パンクを聴きながら人を殺すことに快感を見出す兵士、エトセトラ。映像の持つ力は計り知れない。だが、その映像も流されないことには何の意味もない。今まで何度も見たWTC倒壊の映像のシャワー。それがアメリカ人たちを烈火のごとく怒らせた。直接9・11に関係のなかったぼくたち日本人さえも怒らせた。だが、アフガニスタンの映像は。イラクの映像は。卑劣で、残虐な戦場の映像は、ぼくらの上に豪雨の如く降り注いだか。ぼくらは怒っただろうか。マイケル・ムーアは怒っている。本気で怒っている。これだけ怒っている人がいるのを、久しぶりに知った。その怒りをぼくは決して批判できない。
キャプテン・セントルイスさん 5点(2004-08-30 01:26:10)(良:6票)
13.僕は無知だった。何も知らなかった。テレビのニュースとちょっとの新聞の情報で知った気になっていた。アメリカの同時多発テロの時も目ではテレビ画面を見ているけど、気持ちは入らず、完全に他人事だった。“僕には関係ない”と知らず知らずの間に考えていたのかもしれない。この映画もまた“僕には関係ない”内容だった。でも“僕には関係ない”で済まされなかった。ブッシュの行動や言動は“僕には関係”なかったけど、同時多発テロやイラク戦争でなくなった人々の遺族の想いは“僕には関係ない”では済まされかった。これこそ無知だった。アメリカのイラクへの攻撃によって亡くなった人々の中に、僕よりもずっと幼い子供がいた。アメリカのラビンへの怒りによって、未来が消された子供達。この事実は耳では聞いていたけど、実際に目にすると信じられない程の脱力感を味わう事になった。遺族の人々の苦しみ、怒り、涙の意味を知らなかった事が一番恥ずるべき事だった。僕は無知ではいたくない。しっかりと知り、理解したい。生きる為の知識はそれらの事を考え、知る為に使わなければならないと思う。この映画は僕にとって初めの一歩となった。
ボビーさん 8点(2004-08-26 07:50:57)(良:1票)
12.審査委員長が言っているように、一本の映画として面白いです。貴重な映像の数々は、しかし、日本のテレビでは放送できないのが残念です。この映画が全米で公開されたことに9点。
金子淳さん 9点(2004-08-25 16:16:45)
11.見ていて何がなんだかよくわからなくなりました。戦争が悪なことは確かで。でも私たちはいろんなところで操作された情報を取り入れていて、この映画もその一環で・・・と思うとよくわからない。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」のほうが映画として面白かったです。エンターテインメント性が高いので。アメリカ銃社会の現状はこんな感じなのか、と撮り方に偏りがあることがわかりながらもぐいぐいと引き込まれる。「華氏911」はもっと切羽詰った感じで、映画として娯楽として観るにはつらい。もういいよ、しつこいよ、と言いたくなる。
この映画を映画館で観るということは、テレビのワイドショーでは飽き足らず、芸能人の過去の暴露本を買っちゃうようなものなのかなぁと思いました。ただまぁ言論の自由、表現の自由があるわけで、ほとんどの人が悪いと思っていながらも何もしない中、誰一人として殺さずにこの影響力というのはすごいので、ムーアさん、これからもアメリカ社会へのメス入れ頑張ってください、という感じです。
るいるいさん 6点(2004-08-25 15:41:09)
10.いやぁ、素晴らしいエンターテイメント型プロパガンダ映画でしたね!ムーアさんは実に洗練されたエンターテナーです。これ観てたら世界一の権力者が本当に悪魔みたいに見えてきますもんね!(笑)。「ボウリング~」同様、皮肉り方がとてもうまい。荒野の七人でしょ、あれ(笑)。ブッシュ再選阻止を目的として作られたから、当然立場は一方的です。だからいろいろと観てるこっちもいいたくなる。例えば、本当にブッシュ一族とラディン一族が仲良しなんだったら、なぜ同時多発テロを計画したのかがわからない。そういう説明まるっきりなしですからね(笑)。それに、映画として客観的に見たら、前半のブッシュ批判もとにかく詰め込み過ぎだし、後半の一連のグロシーンもちっと露骨だと思う。なんでこんなに一方的なのか。その真の意図はやっぱり、ジャーナリズムの公平さを訴えたいからでしょう。アメリカのマスコミは、ずっと政府に都合の悪い映像や写真は極力出さないようにして、政府よりの立場を取ってきた。ムーアさんの真の狙いは、その偏向を正すところにある。国の安定を保つために、右と左のちょうどいいバランスっていうのがあるんですね。それでちょっと右に偏ってたんで、ちょっと左をあげてやった。要するにちょっと手荒な軌道修正みたいなもんですよ。ムーアさんはまるで非愛国的なことをしているように見えるけど、実は彼は誰よりもアメリカを愛してるんですね。だからこの映画でアメリカの懐の深さを表現し、国の安定を図った!いやぁ、アメリカって、ほんっとにいい国ですねぇー、それではまた。
あろえりーなさん 7点(2004-08-25 01:42:49)(良:1票)
9.確かに批判したくなる人の気持ちもわかる。娯楽性は少ないし、独り善がりだし、安直なところもあるし、空回りしてる部分も多い。でも、この作品は言わば映画によるテロ。現実の圧倒的不利を覆すにはこれぐらいのことはしなきゃ。エンターテインメントとしてぎりぎり成立する以外の部分を全部攻撃にまわしたと言うか、GK以外全員攻撃の状態(ひょっとするとGKもかも)。もちろんムーアが算盤はじいてないとは言わないが、少なくともこの世の中に対する怒りは本物でしょう。とにかく俺にとっては「見終わって身体が熱くなった映画」第1位の座を「燃えよドラゴン」から奪い取った作品、ぜひ見てください、お願いします。それで現実世界に何か持ちかえってもらえたらうれしいです。もちろん、何、こんなもんでテロ?笑わせるぜというかたがいたら、尊敬します。存分にやっちゃって下さい。ただしムーア同様、死人、怪我人のでない方法でお願いします。
馬飼庄蔵さん 10点(2004-08-24 13:40:28)(良:3票)
8.ムーア監督は、マスコミでのブッシュ批判や政治的発言を繰り返すのはやめた方がスマートでは?
こんな鋭い作品を世界へ発信したのだから、その内容をどう受け止めるかは、映画を観た人に委ねるべきです。

ちくわさん 7点(2004-08-24 12:25:23)
7.この世界に生きる人間にとっての最大の恐怖は「無知」なんだと思う。

当たり前であるが、この世界は様々な人間の様々な感情や思惑に溢れているわけで、そのすべてを知り得るということは間違いなく不可能である。
しかしそれでも、知らなければならないことは物凄く沢山あり、そしてその一部は少数の明確な意思によって誤魔化されている。

そういう多くの事実を「知らない」で生きていくことは、非常に恐ろしい。

この映画自体、マイケル・ムーアという一人のアメリカ人の意思で作られている以上、これのみをもって単純に鵜呑みにすることは至極危険であろう。
それは製作者であるムーア自身がもっとも良く分かっていることであり、決して彼はこの映画の意思を大衆に押し付けようとはしていない。

しかし、事実による彼の明確な意思は理解できるし、ベースとなるこの現実を世界の人々は知らなければならない。

人間として「恐怖」におののくことは実に自然なことだ。
必要なのは、今自分を取り巻く恐怖の真意を知ることだ。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 9点(2004-08-23 18:01:35)(良:6票)
6.色んな見方があるので色んなレヴューがあって良いと思った。これは私の見方である。ドキュメンタリーだが誇張された部分もある。ムーアがブッシュを一方的に攻撃している感じもしないでもないが、その分は贔屓目に見る必要があるのではないか。日本人には理解し難いのかもしれない。テロで家族や友人を3000人、その後の戦争で1000人以上も失えば見る目も変わるかもしれない。さらに罪の無いアフガンの民間人を4000人とイラクの民間人12000人、さらにイラク兵を数万人殺せば、このくらいの叩き方でも優しいくらいではないだろうか?
発端は2000年フロリダの選挙で彼らが97000人のアフリカ系アメリカ人を「前科者」として無効票扱いしたことである。これさえなければゴアは間違い無く大差で当選し、9/11は回避出来た可能性は高い、特に石油利権が関わってただけに。
最初はムーア対ブッシュだと思って見ていたが、すこしずつ変わっていくのがわかった。ブッシュは腐敗した社会の一つの現象でしかない。彼が再選に失敗しようがしまいがブッシュファミリーが存在する限り、あまり意味が無い。
息子を失って初めて理解したライラさん。彼女も息子が無事に生還したならば決して気がつくことはなかったと思う。最後にジョージ・オーウェンの引用が出て来て助かった。ムーアが本当に言いたかったのはブッシュを非難することではなく、戦争をやめるということである。25分間のスタンディング・オベーションをしたのはそれに気がついた人達だと思う。
デヘデヘさん 9点(2004-08-23 17:25:11)(良:5票)
5.スーパーヘビー級の映画。「ボウリング・フォー・コロンバイン」みたいなブラックユーモアたっぷりの映画と思いきや、とにかく最後まで直球勝負。戦争で息子を亡くした家族の悲しみの描写は圧巻としかいいようがない。小泉さんにも、是非観てもらいたいです。
シェリー・ジェリーさん 9点(2004-08-21 13:28:17)(良:2票)
4.ブッシュ嫌いで途中まで面白かったけど、こんな告げ口みたいなことして評判を落とそうとする奴はもっと嫌いですね。お前は監督辞めて芸能リポーターでもやっとけ!って言ってやりたい。
モチキチさん 1点(2004-08-21 03:39:33)(良:2票)
3.嫌な映画でした。相手がどんな人物だろうと、人の悪口をひたすら2時間2分聞かされ続けるのって、正直胸がムカムカします。ここまで徹底的かつ一方的に、1人の大統領だけを攻撃し続けるというのはモラルとしてどうなのかと思います。エモーショナルと言えば聞こえはいいですが、いったい何がここまでムーア監督の「私怨」をたぎらせるのだろう?と不思議に思いました。「ボーリング・フォー・コロンバイン」では自虐的な笑いである種の「愛」を見せてくれた監督だけに、この変貌ぶりには落胆させられます。わたしはジャン・リュック・ゴダールの映画を面白いと思ったことは一度もないのですが、この映画に対する「この攻撃は敵を利するだけ」というコメントには心の底から共感しました。ムーア監督自身「自分が金曜の晩に見に行きたいと思うような映画を作りたい」と述べているのを見て、頭がどうかしているのじゃないかと思いました。映画ではあたかもブッシュが全米の猛反対を押し切って就任したかのように描かれていますが、フロリダ以外の州でゴア対ブッシュが伯仲していたのは事実であり、そういった反証を一切省いて自論に都合の良い情報だけをこれでもかとばかり詰め込んだこの作品は、もはやジャーナリズムとは言えないと思います。もちろん「アメリカは呪われろ」と絶叫するイラク女性の姿や、WTCテロのシーンでは泣かされてしまうのですが、結局のところ憎しみは憎しみしか生まないと説いている作品に憎しみしか込められていないのではどうしようもないでしょう。だいたい満員御礼でハクをつけるためだけに単館先行ってえげつないでしょう。ミラノ座なら半日でさばけてますよ。アメリカでも同じ手口で話題性盛り上げたようですが。二度と見たくない映画です。
anemoneさん 0点(2004-08-16 00:46:56)(良:10票)
2.米国の大学のラウンジで、当時つきあっていた彼女が「ちょっと実験をしてみよう」と言って、近くにいた学生の1人に声をかけました。「何の用?」と尋ねられると、「ちょっと待ってて」と引き止め、次の学生に声をかけました。数十人が立ち止まると、それを見たほかの学生たちが続々と集まり、「なにかここではじまるらしい」と声が聞こえてきます。30分程度で、そのラウンジには、2000人以上が集まりました。それを見届けたところで、私と彼女はこっそりとラウンジから出ました。米国人は、「ストリームの気配を感じるとそれにとりあえず飛びつく」国民性があります。そして、アカデミー、カンヌをモノにしてしまったムーアには、人を呼び止め、席につかせる力があります。ムーアの手法は、暴力的で、狡猾。論理的に欠点が多いのですが、勢いがそれを補っています。私は、たまたまラウンジに入ってしまった米国人が、自分で考えることを放棄し、本作に拍手を送っているのではないかと不安を覚えました。イラク問題の是非は、話し合う、またそれぞれが持論を主張する価値があります。ムーアの主張は、個人的には賛同しています。しかし、ときとして「メディアの暴力」とも思えるそのやり方は、「私の好みではありません」。また、今後、ムーアの粗悪コピーが出てくることも、(その可能性は低いとは思いますが)懸念しています。
DONGYAOSさん 5点(2004-06-30 02:42:42)(良:2票)
1.これはおったまげた!カンヌ国際映画祭は芸術の香り高い映画を選定・評価するところだと思っていたのに、カンヌ国際映画祭でパルム・ド・オル(最高賞)を受賞したこの作品は完全に反体制宣伝(というよりも喧伝)映画です。ヨーロッパ映画界の危機意識がそれだけ高いというわけでしょう。どちらかと言えばブッシュには反対している私でさえも何だかボクシング・リングの上で両手を後ろ手に縛られたボクサーを、もう一人のボクサーがめった打ちにパンチを食らわしている様を見ているような感じが否めませんでしたが、この感じが快の部類に属するのか不快の部類に属するのかはよくわかりません。ムーア監督はすでに去年のアカデミー賞受賞式でブッシュ大統領に挑戦状をつきつけていたので体制側の監督(陰の声:そんな監督いるのかどうか・・・)もイラク戦争を擁護する作品を作ればよかったと思います。(陰の声:軍艦マーチをバックに「大本営発表」???)でも体制擁護映画と二本立てにしてもこちらしか見ない人がほとんどだったりやなんかして・・・。長くアメリカに住んでこんなに熱い映画上映は初めての経験でした。私が見たのは月曜日の夜10時からの上映でしたが、会場は大入り満員で時間を気にする人もないようで、上映中の爆笑や拍手、特にエンド・ロール開始の時の大喝采と「ワンダフル!」の掛け声は初めてでした。(この映画を見に行くのはブッシュに反対する人だけだということを念頭においてください。)バグダッドの街角に集う人々の平和な談笑や子供たちが遊ぶ光景が阿鼻叫喚に変わったシーンで流れた涙には人道上の涙と「私が納めた税金がこんなことに使われるなんて・・・。」というくやし涙が混ざっていました。この映画を本当に見てほしいのはイラクの人です。映画のスクリーンだけではなくそれに反応するアメリカの人たちを見てほしいと思います。アラブ圏の人は民主主義や自由とはミニスカートをはいて街を歩いたり酒や麻薬をたしなむことだと思っているようですが、真の民主主義や自由とは反体制映画が堂々と上映され、人々が臆することなくそれを見に行くことができ、上映会場の内にも外にも警官や憲兵が立っていないことなんです。
かわまりさん 6点(2004-06-30 01:12:56)(良:3票)
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【点数情報】

Review人数 169人
平均点数 6.15点
042.37%
121.18%
221.18%
342.37%
4158.88%
53218.93%
63118.34%
74124.26%
81911.24%
9148.28%
1052.96%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.30点 Review13人
2 ストーリー評価 5.81点 Review16人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review18人
4 音楽評価 6.05点 Review18人
5 感泣評価 5.40点 Review15人
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