7.生と死を行き来する戦場の中でホークアイとトラッパーは、執拗までに生に対して貪欲である。ブラックユーモアの中にもそれは顕在な形で組み込まれている。ラジカルな展開との調和で爽快な気分と敬虔な思いに耽させてくれる。 【ぼん】さん 9点(2004-12-14 10:48:17) |
6.戦争の悲劇や残酷さなどを見せて戦争批判する映画はよくありますが、ここまでストレートにバカにしたものは他にあるんでしょうか。毎日のように送られてくる負傷兵をせっせと治療しながらも、その合い間合い間にくだらないジョークやいたずらをする主人公たち。風紀が乱れていると言いながらも自らもセックスをしている看護婦長。本当に戦争をバカにしています。戦争とはこんなに悲惨で愚かなことなんだよと襟を正して諭すのではなく、こんなバカな、間抜けなゲームなんだと笑い飛ばすセンス。いかにも批判映画ですってイメージが沸かないところがまたすごい。最初の主題歌で戦争物だと観る者に認識させつつも、これだけ笑わせられるとは。本当にこれは戦争映画なのかと思ってしまうほどくだらないし、笑えます。でも、最も笑えたのは、小倉で車がエンストする場面で出てくる日本人、というか中国人です。韓国から中国経由で小倉にいったのかな?(笑)その後の日本人の芸者は英語をしゃべっているのに、なんでこの人たちだけ違う言葉喋っているんでしょうか^^; 【マクドウェル】さん 9点(2004-07-31 03:05:11) |
5.知人の医者(某大内科医)がこの映画のドナルド・サザーランドみたいな医者になるのが夢といってるのを聞いてこの人は信用できる、と思った。色々皮肉が込められてる映画のようですが、ただただバカらしく面白いと思って観ました。文字通りお腹がよじれるほど笑える映画はそうはないと思う。 【PLANET】さん 9点(2004-06-13 16:39:11) |
4.D・サザーランドとE・グールドのハチャメチャぶりがなんだか爽快。自殺パーティーとか開いてるあたり相当ヤバイですね。それにしても、戦争中にフットボール大会はマズイでしょー。試合の時にかかっていた『ワシントン・ポスト』が妙にハマってて大ウケしました。 【RITA】さん 9点(2004-05-21 20:06:48) |
3.ホークアイに惚れました。戦争をに対してはあんまり難しいことはいえませんけど。ドラマのERってちょっとマッシュ意識してんのかなぁって思ったんですけど。 【sakko】さん 9点(2002-06-18 22:32:55) |
2.とにかく強烈な皮肉とブラックユーモアが利きにきいた異色の戦争映画。私は心から評価します。怪しい日本解釈は苦笑ものでしたが、まあ仕方ないんですかね。 【なな】さん 9点(2002-02-15 20:08:30) |
1.主人公の医者達のスタンスは「誰がはじめた戦争か分からないが犠牲となるものは敵味方関係なく最前線に立たされる若者であり、自分達は戦争そのものには全く共感しないが運ばれてくる同氏達には最善を尽くすだけ」というものであるからこその戦地でアメフトやったりゴルフやったり徹底して上官を茶化したりしているのだと思う。だから本作は極めてアンチアメリカ的な作品であり、この当時にこのようなスタンスで映画を撮ったロバート・アルトマンはやはりすごい監督だ。 【ダイ】さん 9点(2001-07-27 23:51:35) |