《改行表示》48.ヒトの少ない大きな映画館のスクリーンで、ひとりぼっちで観たい映画。 冷房はキンキンで、3Dだとなお嬉しい。 確かにセンスで観る映画かも。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-06-20 23:50:40) |
【cogito】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-07-29 19:20:19) |
46.見たのは大学時代。それまで見た映画の中で最も衝撃を受けました。私が映画の世界にハマった最初のきっかけとなった作品です、その後に色々なバージョンが出ましたが、最初に見たバージョン以上の衝撃を受ける事はなかったです。どう感想を書けば良いかずいぶん悩んでましたが、先に4作目の10点が現れてしまったので、とりあえず投稿します。得点は10点以外あり得ません。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-12-23 21:36:55) |
《改行表示》45.初めて観たのは中学生の時私立図書館のLDで。それまで観たどの映画にも似ていないその世界観が強烈で、何度も足を運んで繰り返し観た(この映画とターミネーター2とエイリアン2はそれぞれ10回以上は観たに違いない)。 特に好きだったのは2つで十分ですよの名物おやじ。あのセリフのインパクトは凄い。また、変な日本語の看板や街中で繰り返される変な日本語が謎すぎて笑える。 当時はエレベーターが閉まった所で終わる最終版が好きだったが、完全版の暴力描写やナレーションも悪くないなと思った。色々バージョンはあるけど結局ブレランはブレランなのだという結論に至った。なので、それぞれのバージョンごとにレビューはせず、全部ひっくるめてここに書くことにします。 また、今頃になって監督がデッカードはレプリだったと断言してしまった為、せっかくレプリかどうか推測するという楽しみが無くなってしまったのは残念でならない。 【ヴレア】さん [レーザーディスク(字幕)] 10点(2013-12-23 20:45:34) (良:1票) |
44.アジアンな喧騒に包まれながら、その内包するものはヨーロピアンな感覚の近未来LA。 映画の完成を見ずして逝ったP・K・ディックの原作をベースに、リドリー・スコットの世界が広がる。 リック・デッカード(ハリソン・フォード)が人間と感じられる劇場公開版は、ビデオの完全版とともに最もなじみのあるもので、最初に見たものから逃れえぬ観客もいる。 人間とレプリカントの闘争でなければ、ロイ・バティ(ルトガー・ハウアー)の最期の輝きも生きてこず、レイチェル(ショーン・ヤング)との関わりも同類相憐れむようなものとなってしまうのではあるまいか。 説明過剰を好まず、デッカードをもレプリカントに転生させたい思いのあるスコットは、ボイス・オーバー(ナレーション)が気に入らずなくそうとしてきたが、あれがあっては到底そうは思えないというのもあるのだろう。(「別れた妻」がいるレプリなどいるだろうか?) 物憂げなモノローグは多少古風であっても、デッカードの内面や情報を伝えてくれるものだが。 キューブリックから譲られた美しい空撮を使ったエンディングも、閉塞感に支配される作品において唯一開放を感じさせるシーンであり、デッカードの台詞も味わいをもつ。 スコットがそれら嫌いな部分をそぎ落として磨きあげたファイナル・カットは素晴らしい出来だが、その二つを無意識のうちに脳内補完する自分もおり、物足りなさや喪失感を感ずることおびただしい。 監督の好みがかならずしも観客のそれと一致しない一例で、不本意な任地に赴いた父親の子供にとってはそこが故郷になるようなものか。 魅惑的なヴァンゲリスの音楽も、長らくサントラが出なかったせいでカヴァー盤の方に愛着があるという煩雑さ。 ジョン・アルヴィンによるオリジナル・ポスターは素朴だが味があり、このシアトリカル・カット同様今も愛されている。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-09-10 07:00:02) (良:1票) |
《改行表示》43.初めてこれを観たのは25年前、場末の映画館でのリバイバル上映で、「タクシードライバー」との2本立てでした。それからリバイバル上映される度に幾度となく映画館を訪れ、ビデオを何度もレンタルし、とうとう台詞を丸覚えしてスピナー釣ってるワイヤーとかのアラまで把握する程のめり込みました。 ファイナルカットは最近でも観ますが、この独白が入り、デッカードが人間だと思われていたバージョンであるオリジナルはもう20年くらい観てないですね。このバージョンが一番好きなので、あえて観ないようにしてるんです。この映画は「エイリアン」と並ぶ、自分のまさに青春。あの頃を振り返るのは、もっと歳を重ねてからにしたいんです。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-11-09 17:40:14) |
【レンジ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-29 08:19:52) |
41.ブレラン症候群・・・1. 日常生活で「~で十分ですよ」というフレーズに異常に反応してしまう。2. 雨が降っている日がちょっと好き。3. 写真を見ると、奥の方に写っているものも見てしまう。4. 亀を見ていると引っくり返したくなる。 一つでも当てはまるなら、あなたもブレラン症候群。 【MacGyver】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-04-26 22:42:12) (笑:1票) |
40.それまで「未来」と聞いて想像したのは鉄腕アトムに出てくるような都市、ツルツルで清潔でスウェーデン製の家具のような曲線がメインの世界だったが、この映画がヒットしたことによって「未来」とは陰鬱な雨の降るオリエンタルなカオスに変貌した。これ程人々の意識に多大な影響を与えた映画は少ないんじゃないかな。私は原作者であるディックの大ファンだけど原作を映画化するならこうあるべし!と思う。ところで↓【Motoya】さんが触れられているクローン羊の話はやはり原作を思い浮かべずにはいられませんね。「クローン羊はアンドロイドの夢をみるか?」 【黒猫クロマティ】さん 10点(2004-07-16 17:51:14) |
39.ディックの傑作として名高い「アンドロイドは…」にインスパイアされた別の物語、と見るのが正解。とはいえ、これは映画作品として素晴らしく、間違いなくリドリー・スコットの最高傑作と言える。いま見返すと、この頃はSF文学と映画の幸せな関係が成立していたのだなと、別の意味で感慨深い。 【一児の母】さん 10点(2004-06-26 08:42:31) |
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38.デッカードの解説と、ラスト・・。公開当時は、観客の理解が得られないと考えた映画会社の意向でそうせざるを得なかった。確かにそういう意味では、ディレクターズ・カットのほうが、より硬質でハードボイルドでメッセージ度合いも高い。しかし、映画としての素晴らしさはどちらも同じです。 【★ピカリン★】さん 10点(2004-06-06 16:45:25) |
37.レプリカントが私たちとは異質な悪と感じられたら、この映画は吐き気さえ催す駄作に感じられるかもしれません。(確かに、そういう方向の想像力の発揮もありかもと今、ふと思ったりもするのですが)、、、、、、、レプリカントが求めているものは、限定づけられた命をながらえることであり、それは人間の根源的な欲求と重なり合うものです。、、、だから彼らが延命の術を求めて、街をさまよう姿は、行き詰まった恋愛、隘路に逢着した仕事に活路を求めつつ、虚しく歩む私たち自身の姿を想起させるのです。ヴァン・ゲリスの流れる雨降る夜の街は、そうした情感をさらに強くしてくれるものでした。、、、、そうした彼らに対して、既存の社会は、絶対的な障壁を設定し、差別し、その欲求の実現を暴力的に抑圧する。、、、、、、、それに対して彼らは暴力で応える。、、、彼らの中に、自分達と共通する願望を認め、差別される姿に同感を覚えつつも、その暴力に抵抗感を感じながら映像に見入ってゆくことになります。そしてロイの最後。、、、、自分は、極めて短期間であっても、誰とも違う経験をすることができた、その経験を美しく抱きながら、この先の命を断念しようと、ロイは暴力を収め、運命に従いました。、、、、あまりに美しく神々しい。、、、この時、私という存在も、経験、思い出によって定義される存在であるということが、切々と了解されるのです。過去の想い出は、わたしという現象そのものであるのかもしれない、、、、、、。レイチェルが懊悩するのは、自分を定義してくれる、かけがえのない記憶、思い出が、実は偽りのものであるかもしれないからでした。、、、SFの魅力は、今と違う世界を描くことで、私たちの想像力を刺激し、刺激された想像力で、ふと今の世界を見たとき、今の世界が違った形で豊かさを回復してくれる、というところにあると思います。そしてこの作品は、そうしたSFの魅力を見事に実現していると私は考えます。 【王の七つの森】さん 10点(2004-06-03 12:06:01) (良:4票) |
36.ある雨の夜、僕はテレビのニュースを眺めながら、こんなことを考えていた。人類が最初のクローン体として羊を選んだのは、きっと警鐘の意味が込められているのだろう。昨今の科学の進歩を見ているとレプリカントという存在も現実味を帯びてきて、生きるとはどういうことなのか、自我とは何なのか、様々なことを考えさせられる。この作品はそういう意味において、少し早すぎたのかも知れないが、僕たちは何れこの問題と直面することになるのだろう。クローン人間はドリーの夢を見るか? 【もとや】さん 10点(2004-03-09 14:57:58) |
35.ルーカスはスターウォーズをCGで手直ししたが、この作品にはたとえ監督であったとしても手直ししなければならない箇所など一つも存在しない、てなことをどこぞの屁理屈アニメ監督が語っていたが、まさにその通りだと思う、そんなわけで「完全版」「ディレクターズカット版」はあまりよろしくない、やはりあのラストシーンは必要だと思う、頼むからこの初回公開版のDVDを発売してくれ! 【るね】さん 10点(2004-01-19 00:03:39) |
34.近未来世界のディテール描写という点では,この映画以前・以降という分け方が出来るほどの映画だと私は思う。というか,この映画が「カルト」とか言われるのが意外。当時結構ヒットしたような気がするのだが....当時の人はマニアだったのだろうか? |
33.スゴイ!世界観と主題に圧倒されました。哲学的な要素が感じられて、映画って本当に面白いデスネ、と、どこかで聞いたことがある台詞をつぶやいてしまいます。DVD欲しい・・・! 【イチヨウ】さん 10点(2004-01-06 03:00:25) |
32.とにかく衝撃でした。陰鬱とした未来社会。日本語の看板はめちゃくちゃでしたが(w。美術が素晴らしいですね。この人は空気感というか、匂いのある映像を撮らせたら世界一だなあ。ひとつ気になる場面が。ロイが絶命して、鳩が空に舞い上がりますが、そのカットがどうも取ってつけのように見えてしかたがない。なんか建物の壁が未来都市と全然合ってないし。勝手な推測だが、最初鳩が空に舞うカットは無くて、後でどうしても付け足したくなり、撮影所の裏かなんかで適当にスモーク炊いて鳩飛ばしたんじゃないかなと。 【ロイ・ニアリー】さん 10点(2003-12-12 19:58:10) |
31.もう本当に好きで好きで、映画館で8回見ました。LDで劇場公開版とディレクターズカット(DC)持ってるし、DVDでもDC買ったよ。でもね、映像が美しかったとか、SFの世界観が良かったとかじゃないの。ルトガー・ハウアーがかっこよくってかっこよくって!電話ボックスでレオンに話し掛けられて「メン?ポリス、、メン??」っていうシーンの顔が見たくて劇場に通ったの。私の中ではこれがブレードランナーなので、ディレクターズカットはなじめない。リドリー・スコットの本意じゃなくても、ハリソンがやる気なさげにナレーションしててもさ。これほどほれ込んでも、JFセバスチャンの家で上着脱いだルトガーはバカボンパパで嫌だったなぁ。 【kithy】さん 10点(2003-12-12 19:05:29) |
30.ハリソンフォードが嫌いです。それを補ってもまだ足ります。これだけ有名な作品なのに予備知識が全くなく見ました、そして傑作中の傑作だと思いました。原作も読みました。原作の題名はかなりお気に入りです。 |
【セクシー】さん 10点(2003-11-02 03:56:10) |