パッション(1982年/ジャン=リュック・ゴダール監督)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パッション(1982年/ジャン=リュック・ゴダール監督)

[パッション]
(パッション<無修正版><リバイバル時>)
Passion
(Godard's Passion[米])
1982年スイス上映時間:88分
平均点:6.00 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
ドラマ
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監督ジャン=リュック・ゴダール
キャストイザベル・ユペール(女優)女工 イザベル
ハンナ・シグラ(女優)ハンナ
ミシェル・ピッコリ(男優)ミシェル・ブバール
ミリアム・ルーセル(女優)ミリエム
脚本ジャン=リュック・ゴダール
ジャン=クロード・カリエール(ノンクレジット)
撮影ラウール・クタール
配給ザジフィルムズ(リバイバル)
フランス映画社
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1.自分に役割を求めるな。動け。探せ。見出せ。“映画「パッション」のためのシナリオ”を観て気付かされる。映画「パッション」の中でゴダールの分身たる監督は繰り返される「物語」の要求に当惑し反発していた。ゴダールは何も「物語」を否定しているわけではない。「物語を語ること」を否定しているのだ。映画「パッション」の中で「物語」は語られていない、「物を語っている」のだ。劇中で“最小限の努力と最大限のトラブル”と語るように、また“映画「パッション」のためのシナリオ”において「整理して物を語る人はいない」と語るように、映画の中の運動と映画をつくる運動とに同等に意義を与え、つまりは後者に対しての意識的な姿勢を喚起し、またその発信者たちに、監督に、俳優に、スタッフに、労働者に、passionを、情熱あるいは受難を課す。そういった映画である。 火の不在、労働者と監督、映画と工場、愛、受難、情熱。映画「パッション」は退屈である。観客は光の不在を嘆かず、物語の不在を嘆くだろう。だが、もし映画観を、信頼してきた自らの映画眼を破戒される代償を怖れぬ者であったならば、喜びと不審の心をもって受難されることになる。そうして持ち得たもうひとつの眼は自らの創造性を刺激し、真っ白なスクリーンのみならず、既に作られたその映画に対してまでも創造主として臨む人生をもたらすことになるだろう。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-12-29 02:32:31)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3112.50%
400.00%
5337.50%
6112.50%
7225.00%
800.00%
900.00%
10112.50%

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