8.写真家、蜷川実花氏の作品。
個人的にこの人の写真は好きで、タカラジェンヌを撮った写真を見ることが多いが、それ以外の写真も好き。
その独特の色彩感覚が特徴的な、蜷川実花の初監督作品としても注目されていたこの作品。
原作は安野モヨコの"さくらん"。
だが、正直言っていまいちだった。まず土屋アンナがどうしても、遊郭一の花魁には見えない。彼女のあのハスキーな声は、遊女には合っていなかったと思う。
次に、場面と場面のつなぎが気になった。写真家なので、静止画として見れば美しいと思えるシーンは沢山あったが、映画なのでつなぎも大事にして欲しい。
初監督なので仕方はないと思うが。
色彩は美しいので、映像を楽しみたいという人にはおすすめ。
個人的には、元宝塚の月船さららが出演していたのに驚いた。どこに出ていたのかはわからなかったが、脱いでいたようだ。
あと小栗旬など、実力派俳優がゲスト出演しているので、それを楽しむのもありかも。