しあわせの雨傘のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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しあわせの雨傘

[シアワセノアマガサ]
Potiche
2011年上映時間:103分
平均点:5.92 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-01-08)
ドラマコメディ戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2010-11-27)【もっつぁれら】さん
タイトル情報更新(2015-06-18)【+】さん
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監督フランソワ・オゾン
キャストカトリーヌ・ドヌーヴ(女優)スザンヌ・ピュジョル
ファブリス・ルキーニ(男優)ロベール・ピュジョル
ジェレミー・レニエ(男優)ローラン
ジェラール・ドパルデュー(男優)モリス・ババン
カリン・ヴィアール(女優)秘書 ナデージュ
ジュディット・ゴドレーシュ(女優)ジョエル
セルジ・ロペス(男優)
脚本フランソワ・オゾン
音楽フィリップ・ロンビ
撮影ヨリック・ルソー
配給ギャガ
あらすじ
シュザンヌは同族経営の雨傘会社の社長夫人、家事にいそしみ孫の成長を楽しみにするフツーの主婦だった。ところがある日、健康に不安のある夫ロベールに工場労働者が経営改善要求をつきつける。収拾に乗り出したシュザンヌは昔の不倫の相手で労働活動家のモーリス(ドパルデユー)、芸術家肌の息子、子もちで離婚と自立を目指す娘、そして夫の秘書兼浮気相手でやり手のナデージュらに協力を求める。ところが娘ジョエルの造反がもとでロベールは息子ローランの本当の父親がモーリスだと思い込み、家庭と経営の争議は頂点に・・・。
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1.異国の映画を観ていると、作品自体の善し悪しの以前に登場人物たちの思想や言動に違和感を感じてしまうことが多々ある。
それは、世界各国の映画を観る上で必然的に生じる事象であり、仕方が無いことだけれど、最終的にドラマ自体に共感出来ないとなると、その映画を好きになることはやはり出来ない。

フランス映画は見慣れている方だし、フランソワ・オゾンは「8人の女たち」大好きな監督だけれど、そういう理由で残念ながら好きにはなれない映画だった。

大女優の風格と絶対的なバイタリティーを存分に見せてくれるカトリーヌ・ドヌーヴは、もはや存在感そのものが魅力的だった。
彼女が赤ジャージを着て、朝のジョギングをするファーストシーンから映画としての面白味は備わっていたと思う。

専業主婦の主人公がふとしたきっかけで傘工場の社長である夫の仕事を引き継ぎ、対外的な生活に転じ、自らを抑圧から解放させていく様は、ユニークで気持ちが良かった。
しかし、その「解放」が予想外に別方向へ突き進んでいってしまう。

夫との確執が家族全体の確執に発展し、主人公のあまりに奔放な過去までもつまびらかにされていき、突如として人間関係が泥沼化する。
次第に主人公の、女と男、結婚と離婚、セックスと妊娠、諸々に対する価値観についていけなくなり、映画世界そのものに違和感を感じたままエンドロールを迎えてしまった。

映画を観て、それを面白いと思うことは、自分が他者の価値観を受け入れられるかどうかということに他ならないと思う。
そのことを改めて確認した作品だったと思う。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 5点(2011-09-19 09:37:33)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 5.92点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
417.69%
5323.08%
6753.85%
717.69%
800.00%
917.69%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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