2.トリュフォーの「映画に愛をこめて・アメリカの夜」なんかもそうだけど、劇中で映画、或いは映画制作が描かれる映画というのは刺激的なものが多い。映画制作の裏側を覗けるというだけでなく、そもそも映画を「観る」もしくは「撮る」というのはどういう事なのか、という観客に対する「問いかけ」があるから。尚且つこの作品は1969年に制作された、2001年を舞台にしたSF映画を扱っているって事でかなり期待したのだけれど・・・うーむ。どうもこちらに、「あの」コッポラの息子が監督、という先入観があるからかもしれないけれど、どぉーも頭デッカチの優等生っぽいような感じが否めない。往年のB級SF映画に対する愛情は伝わってくるけどなあ。やっぱ、もちっと観客の方も見なくちゃ駄目なんじゃない?