金魂巻のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 キ行
 > 金魂巻の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

金魂巻

[キンコンカン]
ビデオタイトル : (金)(ビ)の金魂巻
1985年上映時間:91分
平均点:6.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマコメディ
新規登録(2005-03-19)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2012-09-28)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督井筒和幸
助監督平山秀幸
キャスト九十九一(男優)田所幸二
小林まさひろ(男優)近藤紀美雄
桜金造(男優)中川
大門正明(男優)田所幸一
川上麻衣子(女優)清水さち
風祭ゆき(女優)田中千秋
光石研(男優)斉藤裕一郎
ベンガル(男優)大橋秀之
由利徹(男優)小林先生の亡霊
南利明(男優)老人(紀美男の祖父)
たこ八郎(男優)
南州太郎(男優)紀美男の父
天本英世(男優)旅館の番頭
寺田農(男優)土地持ちの初老の男
塩沢とき(女優)イタコ
渡辺良子(女優)トルコ嬢B
堀弘一(男優)
東てる美(女優)
石井トミコ(女優)紀美雄の母
脚本西岡琢也
音楽藤野浩一
撮影森勝
配給日活
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想(6点検索)】[全部]

別のページへ(6点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
1.これの原作(というより元ネタ)「金魂巻」は1984年のベストセラーだそうな。この本が出た頃僕は小学生で、それについては全く記憶が無いのだが、(金)・(ビ)(マルキン・マルビと読む)という流行語は微かに覚えている。今考えるとこの頃は「一億総中流化」てな事が言われて、尚且つ日本がバブル経済の階段を上り始めた頃。つまり日本がやっとこさっとこ「貧乏」から脱出して経済的には均一的になる中、人々が何らかの形で他者に対する優位性を見出そうとした時代だった、と思う(つまり、経済格差がなくなってきた中で「でも自分は他の奴とは違うんだよ!」と思いたがってたって事。そー言えば「ネクラ・ネアカ」「ナウい・ダサい」という言い方が流行ってきたのも確かこの頃だ)。景気の方向は正反対ではあるけれど、「勝ち組・負け組」なんて言葉が蔓延する現在(2005年)に、相通ずる所もある気がする。で、この作品(おそらく製作側が流行に便乗しようとした、極めて志の低い企画モノだと思うのだけれど)、はっきり言って面白くないとか完成度が低いとか言う前に、全編笑えないギャグ・下ネタのオンパレードで、文字通り見ていて苦しい=見苦しい。もしこれが井筒作品でなかったとしたら途中で鑑賞を止めていたと思うのだが、観ていくうちにふとフェレーリの「最後の晩餐」を思い出した。あの作品も登場人物が「食って出して、ヤッて死ぬ」という、ひたすら下品な描写で世間を風刺した作品だった。思うにこの最低の企画を持ちかけられた若き日の井筒監督は、当時の世間の下品さを過剰にディフォルメして描く事で世の中に異議申し立てをしようとしたのではないか。つまり劇中で主人公がソープランドにバキュームカーで襲撃したように「ウルァ!こぉのクソッタレ共がぁ!これがお前らのクソじゃああ!」と言いたかったのでは、と思えてきた。そういう意味で、この作品は正しい意味で「クソ映画」だと思う。ちなみに、同じく「クソッタレの世界」への異議申し立てを掲げた日本を代表するパンクバンド、ザ・ブルーハーツが結成されたのも、この作品の公開と同じ1985年のことであった。
ぐるぐるさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-05-09 20:11:55)
別のページへ(6点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
61100.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS