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食卓のない家

[ショクタクノナイイエ]
1985年上映時間:145分
平均点:5.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
公開開始日(1985-11-02)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2003-11-03)【亜流派 十五郎】さん
タイトル情報更新(2021-11-01)【Olias】さん
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監督小林正樹(1916年生まれ)
キャスト仲代達矢(男優)鬼童子信之
小川真由美(女優)(女優)鬼童子由美子
中井貴一(男優)鬼童子乙彦
中井貴恵(女優)鬼童子珠江
竹本孝之(男優)鬼童子修
平幹二朗(男優)川辺弁護士
浜田寅彦(男優)看守
岩下志麻(女優)中原喜和
大竹しのぶ(女優)朝野みよ子
隆大介(男優)沢木朗
原作円地文子「食卓のない家」
脚本小林正樹(1916年生まれ)
音楽武満徹
撮影岡崎宏三
企画佐藤正之
原正人
プロデューサー岸本吟一
配給松竹富士
美術戸田重昌
編集小川信夫
南とめ(ネガ編集)
録音西崎英雄
照明下村一夫
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1.松竹出身の松竹らしからぬ監督であったが、最後の作品はホームドラマになった(監督が熱望していた『敦煌』は、とうとう製作権を得られず)。ほとんど家族の内部に視点を固定して、家族が襲われた悲劇を眺めていく。この主人公が社会に対して決然としていた、ってことを具体的に見せられればいいんだけど、「何もしなかった」ってことを演出するのは難しい。押しかけるマスコミとか、テレビで謝罪させられるほかの親とかやると、陳腐になってしまう。言葉で立派立派とか冷酷冷酷って言っても、こちらに映像としての手がかりがないので仲代さんが浮いちゃう。この家族をカメラが離れたのは真野あずさ兄妹のシーンだけか。弁護士のとこでも必ず誰か家族がいた。そのことによってこの家族を客観視するチャンスが観客に与えられなかった。あの真野あずさはいらなかったんじゃないか。岩下志麻に全部おっかぶせちゃえば30分削れたみたい。金魚鉢割るとこ、一発のシーンであるべきなのを角度を変えて繰り返してた。小林さんが、こんな野暮やると思わなかった。「おかあさん、きちがいだから」と次男に迫るとこはよかった。ちょっとノレたのは後半の釈放劇のあたり、あのお父さんの、自分はキリッとやってるのに国家がそれに付き合ってくれない、という裏切られたような気持ちね。小林作品の仲代は最後まで信念の人だった。もっともそれを独白で表現してしまうんだけど。武満が晩年の小林に作った音楽は、『燃える秋』といいこれといいメロディアスな「分かりやすい」曲になる(『東京裁判』の音楽の記憶があんまりないが、たしか陰気な弦の響きのパターンで、少なくともメロディアスではなかったな。武満さんは『黒い雨』など戦争がらみの作品ではだいたい弦楽レクイエム調)。本作ではスメタナの「モルダウ」みたいな、ミ、ラ~シド~レミ~と言うシンプルなメロディラインで驚かされた。それが複雑な武満トーンで味付けされ、美しい抒情をかもしている。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2011-09-08 10:26:44)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 5.50点
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200.00%
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400.00%
5150.00%
6150.00%
700.00%
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