【la_spagna】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-27 23:37:43) |
11.主役二人の役者さんの演技を楽しむ映画。友情を核にした現実的なドラマだが、 雰囲気が堅苦しくなく、設定にも複雑さがないので非常に観やすい。 ゲイリー・シニーズもよかったけど、ジョン・マルコヴィッチの演技が素晴らしかった。 二人の関係をもっと深く描写できてたら、ラストシーンはさらに感情移入ができたかも。 とにもかくにも、キャスティングの良さを一番に感じた作品。お薦め。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-09 03:27:30) |
10.ラストが悲しい。なぜそうなってしまうのか、そこまでするしか方法はなかっただろうか。とても辛い結末です。老犬を自ら手にかけられなかった男と、少なくとも自分の手でと決断をした男がどこかでリンク。大好きだった未来の夢の話を聞きながらというのが唯一そして最良の救いだったのかもしれない。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-30 02:58:25) |
9.ジョージにとってレニーはまるで、直径1メートルの綺麗に研磨されたつるつるのビー玉のようだった。しっかりと背負っているつもりなのに、あっけなく地面に落ちてしまう。でも地面はいつだって土と草が生えていて割れない。いっそのこと割れてしまえばいいのにと落ちる度に思うのだが、そのビー玉の純粋な美しさがやっぱり大好きなのだ。愛しくて綺麗でいつもそばで見つめていたい。誰にも上げたくないその美しさ。しかし、そのビー玉は美しく大きいが故に凶器と化す。簡単にヒトの命を奪う事が出来る。美しいがいつでもお荷物。しかしお荷物だけどやっぱり美しい。ジョージは涙を流し、ビー玉を磨く。そして一発の銃弾をビー玉に撃ちこんだ。ビー玉は呆気なく粉々になった。あんなに綺麗でお荷物だったビー玉が、ちっぽけなただのガラスの破片になった。なぜこの世の中の物は美しければ美しい程、トゲがあり、脆く壊れやすいのだろう。悲し過ぎる・・・ 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-15 09:44:06) (良:5票) |
8.うーん・・、微妙。日本の劇団の芝居で見たことがあり、その後原作も読んでいたため、本作は「ストーリーをなぞった」感がぬぐえませんでした。役者の「味」はよく出ていますが、たとえば肉体労働につかざるをえない彼らのやるせなさ、汗くささやどうしようもなさが不足していて、何かこぎれいにまとまってしまっている印象すらあります。労働が終わったときの膝がわらってしまいそうな疲労感だとか、そういうものが感じられない。たとえば老犬のエピソードのあたりをもっと短くテンポよくして、労働の場面をふくらませたほうがリアリティーにつながったかも。マルコビッチもゲイリー・シニーズも、真摯に演じていたとは思うのですけどね・・。ストーリーを知らずにこの映画だけ見た人には十分満足できる完成度だったかもしれないとは思いますが、日本の小さな劇団の上演時のほうが、ずっとずっと切なさを感じました。それと、ほかの俳優さんの監督作品を見ても思うことですが、自分を一番かっこいい役にキャスティングするのって、かっこわるいと思わないんですかね? まあこれは、北野武の映画でも感じたりするけど。 【おばちゃん】さん 7点(2004-03-30 22:12:42) |
7.文学作品の雰囲気そのままで、淡々と小説を読み進めるように楽しめました。直接的なメッセージは出てこないので、ラストを含め何が言いたかったのか分かりにくい部分もあったのですが、深いテーマのある作品であることは間違いないと思います。主演二人の熱演だけでも映画化は成功だったと思います。 【プミポン】さん 7点(2004-01-15 17:49:18) |
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6.大学生当時の一人暮らしの部屋。ケーブルの映画チャンネルで早朝からやっていたこの映画を、マルコヴィッチが好きな私は観てしまった。その日一日は太陽がまぶしく感じた。やるせなさ一杯の映画だし、2度目を観ようとする勇気も無いが、決して駄作ではない。ハッピーエンドが好きな人には絶対に薦められないが、そうじゃ無い人には、一見の価値有り。一人暮らしで寂しがり屋の人は、1人で観ない方が良い。 【深海】さん 7点(2004-01-10 20:19:26) |
5.よそ者の新入りとして、掃除夫の老人の飼い犬の件には無言のまま通すジョージ。余計なことは首を突っ込まないでトラブルを避けてきた彼が、最大のトラブルを自らの手で始末しなければならない皮肉。夢の実現に向けてジョージとレニーは老人と手を組むことになり、この老人の件は二重三重に伏線となっていますね。連続ドラマ「ツイン・ピークス」でもFBI捜査官を誘惑していたシェリリン・フェンが嫌な女を好演してます。果たしてジョージは厄介払いをしたのだろうか? それとも、今後レニーを苦しませないために自ら手を下したのだろうか? どちらにも解釈できますね。 【オオカミ】さん 7点(2003-05-31 05:07:19) |
4.男臭くも、切ない。この作品は伊集院光氏が絶賛していました。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-02-28 21:59:57) |
3. ジョン・スタインベックの原作2度目の映画化。シニーズ、マルコビッチ共々熱演だが、ルイス・マイルストン監督の1939年版(オスカー・ノミネート!)第1作の感銘には遠く及ばない出来。第1作でマルコビッチのレニー役を演じたのはロン・チャニー・Jr(「狼男」役で有名)、シニーズのジョージ役を演じたのはバージェス・メレディス(「ロッキー」のトレーナー役が有名)だった。主役二人の演技レベルに加え、マイルストンの鮮やかな演出とくれば、シニーズ監督では不利に決まっている。結構頑張ってるんだけどね。旧作知らないヒトはコレはコレで感動するかも。 【へちょちょ】さん 7点(2003-01-24 14:35:29) |
2.ゲイリーの精悍な顔立ちがよかった。でもまあ傑作とまではいかない気が・・・ 【まさやん】さん 7点(2001-06-27 12:27:10) |
1.とにかく暗いシーンが永遠と続くのだが、最後に用意されたラストシーンの衝撃は、何日も頭にこびり付いて離れられない。ある意味、ラストシーンのためにこの作品はあると言って良い。 【イマジン】さん 7点(2001-01-27 00:15:27) |