あなたを抱きしめる日までのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ア行
 > あなたを抱きしめる日までの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

あなたを抱きしめる日まで

[アナタヲダキシメルヒマデ]
Philomena
2013年上映時間:98分
平均点:7.46 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-03-15)
ドラマ
新規登録(2014-04-09)【shoukan】さん
タイトル情報更新(2019-06-30)【Olias】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督スティーヴン・フリアーズ
キャストジュディ・デンチ(女優)フィロミナ・リー
スティーヴ・クーガン(男優)マーティン・シックススミス
メア・ウィニンガム(女優)メアリー
バーバラ・ジェフォード(女優)シスター・ヒルデガード
ルース・マッケイブ[女優](女優)バーバラ院長
脚本スティーヴ・クーガン
音楽アレクサンドル・デスプラ
製作スティーヴ・クーガン
配給ファントム・フィルム
衣装コンソラータ・ボイル
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
3.赦すことの苦悩。赦さないことの苦悩。赦されることの苦悩。赦されないことの苦悩。
人生は時に残酷で、一つの“赦し”にまつわるすべての人々が、どの決断をしたとしても、苦悩に苛まれることがしばしばある。
果たして、真の意味で正しい人間、真の意味で強い人間は、自分の人生を通していずれの“赦し”を導き出すのか。


この映画には、様々な“ミスリード”が含まれていて、巧い。
実話を元にした感動物語風にイントロダクションをしておいて、実は非常に辛辣で罪深いこの世界の闇が描きつけられる。
そして、重いテーマ性に対して身構えてみたならば、紡ぎだされる語り口は極めて軽妙でユーモラス。
御年80歳の大女優ジュディ・デンチのコメディエンヌぶりに、心が鷲掴みにされる。

原題は「Philomena」。ジュディ・デンチ演じる愛すべき主人公の名前である。
原題が指し示す通り、この映画は主人公“フィロミナ”の人間的な魅力に魅了されるべき作品だと思う。

暗く悲しい時代の中で、生き別れになった母と子。50年の年月を経て、ついに母は子を探す旅に出る。
実話とはいえ、もっと安易に感動物語に仕上げることも出来たろうし、悲しい時代が犯した罪を掘り進めて、もっと暗く重い社会派ドラマに仕上げることも出来ただろう。
カトリック教会の渦巻く闇だとか、レーガン政権下のエイズ患者への仕打ちなど、暗に示されている題材は多々ある。
しかし、この映画はそういうありきたりで安直なシフトを認めなかった。
主人公のキャラクターを魅力的に描き出し、コメディとして仕上げた巧さと勇気に賞賛を送りたい。

もう一人の主人公であるジャーナリストは、ふとしたきっかけで出会った貧しい老婦人のことを、“無知で心が弱い人たち”と決めてかかる。
だが、彼女と旅をしていく中で、ほんとうに含蓄が深く心が強い人間が誰であるかを知っていく。
それは、浅はかな固定概念を払拭する旅路でもあった。


主人公“フィロミナ”が辿り着いた「真実」は決して喜ばしいことではなかった。
それでも彼女は揺るがない。相手を赦し、すべてを受け入れる。
それは、何よりも最初に先ず自分自身の罪を認め、そして苦悩と共にそれを赦してきた彼女だからこそ導き出すことができた“答え”だったように思えた。
鉄腕麗人さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-29 01:04:23)
2.私はカトリックが不道徳にきびしいのは、それはそういう教えだから仕方ないと思う。しかしまた母親の承諾なしに実の母と子を切り離すのは人権問題だとも思う。カトリックを信仰するフィロミナとほぼ無神論のマーティンとでは、「あなたを許します」と「あなたを決して許さない」とシスターへの態度が違ってくるのも頷ける。だが母が子を思う気持ち、子が母を慕う気持ちは何処の世界も共通だ。主人公はフィロミナだけど、息子アンソニーが死んだら母と過ごした修道院に埋葬してほしいと言ったときは思わず涙が出てしまった。きっと母が訪ねてきてくれると信じていたからに違いない。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-30 06:54:42)(良:1票)
1.新聞を賑わすような事件を、社会派としてでなく、愛情物語としてとらえたところに、この映画最大の価値があります。主人公をジュディ・デンチが演じたことはとても幸運でした。また、若い頃の主人公を演じたソフィ・ケネディ・クラークのおかげで、愛情深い物語だと感じることができました。
shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2014-04-11 23:46:08)(良:1票)
別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.46点
000.00%
100.00%
213.85%
300.00%
400.00%
513.85%
627.69%
7726.92%
81142.31%
927.69%
1027.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ジュディ・デンチ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
脚色賞スティーヴ・クーガン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ジュディ・デンチ候補(ノミネート) 
脚本賞スティーヴ・クーガン候補(ノミネート) 

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS