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めぐりあう時間たち

[メグリアウジカンタチ]
The Hours
2002年上映時間:115分
平均点:6.16 / 10(Review 210人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-05-17)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2003-05-19)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-03-30)【Olias】さん
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監督スティーヴン・ダルドリー
助監督ケニー・ベイツ(第2班監督)
キャストニコール・キッドマン(女優)ヴァージニア・ウルフ
ジュリアン・ムーア(女優)ローラ・ブラウン
メリル・ストリープ(女優)クラリッサ・ヴォーン
スティーヴン・ディレイン(男優)レナード・ウルフ
エド・ハリス(男優)リチャード・ブラウン
トニ・コレット(女優)キティ・バーロウ
クレア・デインズ(女優)ジュリア・ヴォーガン
ジェフ・ダニエルズ(男優)ルイス・ウォーターズ
アリソン・ジャネイ(女優)サリー・レスター
ジョン・C・ライリー(男優)ダン・ブラウン
ミランダ・リチャードソン(女優)ヴァネッサ・ベル
アイリーン・アトキンス(女優)バーバラ
ダニエル・ブロックルバンク(男優)花屋のロドニー
クリスチャン・コールソン(男優)
田中敦子〔声優〕ローラ・ブラウン(日本語吹き替え版)
鈴木弘子クラリッサ・ヴォーン(日本語吹き替え版)
山像かおり(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
原作マイケル・カニンガム
脚本デヴィッド・ヘア
音楽フィリップ・グラス
ニコ・ムーリー(ミュージック・スコア・コーディネーター)
撮影シーマス・マッガーヴェイ
製作スコット・ルーディン
パラマウント・ピクチャーズ
ミラマックス
配給アスミック・エース
特殊メイクコナー・オサリヴァン(補綴メイク・デザイナー)
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
美術マリア・ジャーコヴィク(プロダクション・デザイン)
衣装アン・ロス〔衣装〕
編集ピーター・ボイル〔編集〕
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
1923年イングランドリッチモンドで「ダロウェイ夫人」を執筆しているヴァージニア・ウルフは精神を病んでいた。1951年ロサンジェルスの主婦ローラは妊娠中で、親友が子宮の腫瘍のために入院することを告げられる。2001年NYの編集者クラリッサは、エイズの友人の作家の受賞パーティの準備をしている。3人の時空は、微妙に交差していく…。
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【クチコミ・感想】

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162.女が自分らしく生きることの難しさをレスビアンに 絡めて描いている。 世間の求める女性像と折り合いを付けられない女は バージニアの時代には死を選ぶしかなく、 ジュリアンの時代には家を出るしかなかった。現代に 生きるメリルは苦しみながらも自分の境遇を生き延びている。 それにしてもメリルの演技が暑苦しすぎ。ジュリアンの 抑えた表現を見習って欲しい。(DVD) 
なみこさん 7点(2004-08-14 22:25:52)(良:2票)
161.3人の女性を中心とした、宿命にも似た異なる時代の1日を描いた人間ドラマ。それぞれのストーリーを途切れなく、過不足無く、くどくなく描くその様は美しく、鮮やかで、また詩的だが、しかし残酷である。その映像美と残酷さのコントラストにまず、舌を巻いた。たとえ例えば同性愛が許容される時代であっても、人生は表層的な自己満足の連続に過ぎない。そのことを悟り、自分の為ではなく、生死を超えて本当に自分らしくあることを望むとき、過酷な選択が待ち受ける。ヴァージニアやローラやリチャードの選択を自己中心的であると責めるのはたやすい。しかし、この映画を見終わってカタルシスにも似た感覚を覚えるのは、彼らの選択に誰しもが心に秘める部分があるからではないか。ジュリアのようにローラを抱きしめてあげたいと思ったのは、僕だけではないはずだ。逆に言えば、静寂を覆い隠す為にパーティーを繰り返すダロウェイ夫人にも、誰もが自分自身を投影する部分があるだろう。そして、意識的であれ無意識的であれ、誰かを”殺している”のかもしれない。ストーリーや演技は言うまでもないだろうが、それを支える演出、音楽の完璧さ(確かに音楽はややでしゃばり感が否めないが、それによって醸し出されている統一感は特筆すべきだろう)。この映画の見事さには、溜め息が出た。文句なしの満点。
nothing-to-loseさん 10点(2004-02-19 19:12:25)(良:2票)
160.最近、「リトルダンサー」を観たこともあってとても大きな期待を持って観にいった。観終わった直後は正直、感想としての言葉をうまく出すことができなかった。脚本、演技、演出、映像、音楽とすべてが素晴らしくこの映画が間違いなく傑作であるということは容易に感じることができたけど、そのストーリーの深遠さは容易に「感動した」とか「面白かった」などと言葉にできるものではなく、非常に濃密で難解だった。話自体が極端に難しいということではない。この映画の難解さは人間そのものの難解さであろう。すべての人間は本質的な欲望と自制心の間でもがきながら生きている。簡単に言えばこの映画は自分の抑え切れない欲望に対してあるがままに生きた3人の女性を描いていると言える。それは必ずしも賞賛されるものではなく、むしろ世間から疎んじられ反感をおおいに買う場合が多い。そんなことは3人とも百も承知なのだ。それでもそういう生き方でしか人生に「生」を感じられない彼女たちの苦しみをこの作品は悲しく、切なく、濃厚に斬新に描ききっている。この映画の好みや感じ方は観る人間の「欲望」に対する価値観によって大いに左右すると思う。でもきっとすべての人間が多かれ少なかれ彼女たちと同じように悩み苦しむことがあるはずである。世の中のほとんどの映画は人間を描いている。しかし、この映画くらい人間の本質をリアルに描いた作品もなかなかない。とにかく3人の女性、3つの次元を巧みに絡み合わせた脚本の構成力が素晴らしい。その脚本に集った演技がまた素晴らしくジュリアン・ムーアとエド・ハリスについてはなぜオスカーが獲れないのかと本気で疑問になる。すべてにおいて見事だった。人生経験の浅い僕がこの映画を1度観ただけで感じられることはこの程度だろう。しかし再びこの映画を観た時には必ず新たな発見と感動があると確信する。
スマイル・ペコさん 9点(2003-06-02 12:25:42)(良:2票)
159.言葉ではとても表現できない、感動とは違う何か特別な感情が湧き上がってくる。この作品を見た後の自分の素直な気持ちは、こう言ったところだろうか。これほど濃密なドラマを見たのは久しぶりの感がある。オムニバスともフラッシュバックとも違う、三つの異なった時代を生きる女性たちを交互に描いていく演出方法は、斬新で極めて効果的でもある。本作の彼女たちは何らかの形でリンクしていて、人生そのものが謎めいているという共通項をも併せ持っている。そして、ありのままに生きようとする彼女たちを通して、愛することとは何か。本当の幸せとはいったい何なのか。そして生きていくとはどういう事かといった、人間の根源的な在り様を問いかけてくる。壮絶な生き様を見せつけたE・ハリスの凄味は言わずもがな。さすがに名女優たちの演技も三者三様で上手いが、とりわけJ・ムーアは、個人的には今まであまり買っていなかった女優さんだっただけに、彼女の素晴らしさには目から鱗の思いだ。さらに、心の揺れ動きを要求する演技者に対しては勿論のこと、部屋の隅々にまでも計算され尽くしたS・ダルドリー監督の演出は、品格さえ漂わせて見事と言うしかない。(彼の手に懸かれば、卵さえ演技するのだ!)そして、ヒアリングのお手本になるような英語のセリフの明瞭な美しさは、特筆に価することも付け加えておきたい。
ドラえもんさん 10点(2003-05-23 00:22:25)(良:2票)
158.ビッグ女優の豪華共演、絡み合う複数のストーリー。そういうの大好き!と思って期待して彼女も誘って劇場へ足を運んだが、絡み合ってんだかバラバラなんだかよく分からない進行。淡々としていてひたすら眠い。ハズレか。。。と落胆した頃に隣を見れば、珍しく映画でボロ泣きしている彼女。え?え?ここ泣くとこなのか?・・・劇場を出てからどこが面白かったのか尋ねるが、彼女は長考の末「言葉では表現できない」とのこと。女にしか分からん映画なんだなと思った。
えいざっくさん [映画館(字幕)] 3点(2007-03-22 17:29:08)(笑:1票)
157.確かに時間がめぐり合っている。
Michael.Kさん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-23 10:02:36)(笑:1票)
156.心が弱った時に見るととても共感でき、元気づけられる映画。といっても決して大きな声で「がんばれ!がんばれ!」と励ましてくれたり、楽しい話をして気分を紛らわしてくれる映画という訳ではありませんが…。この作品は主人公達が悩み戸惑う姿を丁寧に描いてます。決して彼らがとった行動を正しいとも間違っているとも決めつけず、ただただありのままを描いています。なのになぜ癒されるのでしょうか?それは恐らく彼らを見つめる視点が終始優しいものだからだと思います。例えるならばもし何か悩み事を抱えてカウンセリングにかかった時にカウンセラーから「そう、とても辛い思いをしたのね。でもあなたは強いんだから負けずに頑張らないとダメよ。」って言われるのと「そんなに辛いのなら思いっきり泣いていいんだよ。」って言われるのとどちらがあなたは救われるでしょうか?この映画は後者です。彼女達の心の弱さを描きつつも決して頭ごなしに糾弾はしません。(そんな事をせずとも彼ら自身が自分の弱さに十分気づいているのだから…。)確かに作中で主人公達のとる行動には迷いが多いですが、この映画はそんな主人公達を決して拒絶したり冷たく突き放す事はせず、弱さを曝け出す彼らを優しく見守っています。だから最後の場面でクラリッサ(メリル・ストリープ)を訪ねて来た年老いたローラ(ジュリアン・ムーア)をジュリア(クレア・デーンズ)が優しく抱擁するシーンはほんのさりげない場面なのにとてもジンときます。(余談ですがこのシーンのジュリアン・ムーアは本当に素晴らしい演技です!)身近な人々との関係に悩み、彼らとのポジションを上手く築けない自分に傷つき、苦悩の果てに愛する人々を捨ててしまった事を終生後悔し続けてきたであろうローラの人生の最後の局面で、初対面だったジュリアが見せてくれたほんのさりげない共感がどんなに彼女にとって救いとなった事か!このクレア・デーンズの存在がこの映画にぬくもりを与えていると思います。この映画は自殺を肯定していると一部で揶揄されたりしますが決してそうではなく、むしろこのシーンこそ製作者が本当に訴えたかった主題なのではないでしょうか?印象に残る場面が多いこの作品の中で、とびきり温かく優しさに満ちた素敵なシーンだと思いました。
MELさん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-07 04:22:09)(良:1票)
155.出だしは快調でした。キッドマンの容姿にまず驚き、3つの物語が静かに進行していく。ニヤニヤ(トラフィックみたいだなあフフフよおし集中するぞっ)・・・役者達の演技力は申し分ない。いや完璧に近い。映像も綺麗だ・・・1時間経過、軽く足組みなんかしてみる。はて?そろそろだろ?そろそろくるころだろ?移入させてくれ、やばい睡魔が襲ってくる。だめだ暗すぎてつまんない。あっ終わっちゃったYO!。どうやら重いようです
やっぱトラボルタでしょうさん [DVD(字幕)] 4点(2005-06-15 14:26:57)(良:1票)
154.これは俳優達の名演技を堪能する作品でしょう。まずメリル。相変わらず、主役を意識した誇張気味の鼻に付く演技で名演をアピールしているが、エド・ハリスとの絡みでは、これぐらいしないと記憶に残らないかもしれないからしかたがないか。ジュリアンは言葉が少ない分、表情と目の演技が素晴らしかった。老け顔も本物みたいで、演技派女優の仲間入りだ。そして、一番演技が光っていたのは、鼻の大きい新人の女優さんだ。ところで、二コールは、何処で出てきたのだろう?
パセリセージさん 8点(2005-03-20 00:33:43)(笑:1票)
153.3人の芸達者な女優にアカデミー賞がらみの映画ってことで、苦手分野と思い敬遠していたけどTVで放映してたのでまぁヒマだから見るかと見始めたら、いきなり物語に引き込まれました。3人の女性達がそれぞれの人生をどのように受け止めるかって言うのを物語りをシンクロさせて表現しているのが面白いですね。人によって違うかも知れないけど、私にとってはシアワセとは突然やって来る「なんでもないある瞬間」の事です。瞬間だから起こった時点でそれは即座に過去になってしまうワケです。その喪失感。年をとればとる程に輝きを増すあの一瞬の思い出と、もう二度と手に入らないのではと思う漠然とした予感。そんな失い続ける人生の悲しみとどう折り合いを付けて行けば良いのか?果たしてそれを上手く引き受ける事ができるのだろうか?分からない。まだまだジタバタともがいている今の自分には身につまされるような作品でした。
黒猫クロマティさん 7点(2004-12-24 15:29:20)(良:1票)
152.いい映画だと思います。一回しか見ていませんが繰り返し見てみようかとは思いました。何となく自分の妻との会話を感じてしまいました。女の人は難しいですね。
かじちゃんパパさん 7点(2004-11-08 17:13:36)(良:1票)
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151.この映画は“感じる”映画だと思った。 登場する三人の女性達はみな、喪失感と虚無感にとらわれ苦しんでいる。彼女達にとって、生きることそのものが苦痛なのだが、そこまで追い込まれた理由について作品の中では詳しく述べられてはいない。  ただ“ある1日の出来事”が淡々と、同時にもの苦しい程濃縮された時間として描かれている。そこでは、生きること=苦しみという前提が容赦なく私たちに突きつけられてくる。 朝目覚め、花を買い、忍び寄る死の影を身近に感じる。 彼女達の苦しみの中に自らの不安、苦しさ、疑問を見出した時。 私たちは4人目の登場人物となる。それがこの作品を良いと思うかそうでないかの、境界線になるのだと思う。
narasukeさん 10点(2004-05-10 16:19:50)(良:1票)
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150.役柄に合わせて肉体改造をすることに異議を唱えるつもりもないし、特殊メイクにも楽しませてもらってきた。でも、この作品で、キッドマンの特殊メイクに違和感を覚えた。「そんな顔になったからどうだっていうわけ?」な気分。そこに私の焦点が合ってしまったせいか、「めぐりあったからどうだっていうのよ??」と攻撃的なまま眺めてしまった。 いつか、冷静になってから、ストリープとハリスの演技をしっかりと見直してみたい。
日雀さん 4点(2004-05-03 18:37:55)(良:1票)
149.先天性か後天性か、情緒不安定な女性達の不可解な行動物語。やはり人の幸せとはその人の素養である心の内によるものが大きい。最初の2人はおかしいが、メリルストリープ演じる役の人は、まあ普通に近いのではないか。この人だけ誰かの役に立つ事を幸せに感じている。構成の面白さや女優さんたちの熱演、きれいなピアノ伴奏で一応飽きないで見られましたが、もういちど見たいとは思わない。この作品を見た後、超B級アクション映画を見たらバランスとれてスキッとした。
チューンさん 6点(2004-01-28 14:17:56)(笑:1票)
148.「ダロウェイ婦人」が3つの時代を華麗に交錯する様子が美しいと思った。   「生きる」ということと、「食べる」ということが当たり前の世の中であるからこそ、人間は「生」や「食」に対する執着を失っていく─。  彼女達は満たされすぎていた。ある意味で彼女達は、貧乏な暮らしをして必死で働いていたほうが「生きる」という実感を持てたのではないだろうか。  DVD版では3人の主演女優が映画を通して自分の演技について説明してくれる
花守湖さん 9点(2003-12-29 12:19:10)(良:1票)
147.これはいい映画ですね!繊細な女性たちの心が、巧みな手法によって見事に描かれています。私は特にJ・ムーアに感情移入して観ていました。普通の女性なら、あのような心の葛藤は誰にでも起こりえるものですから。そして、観客を飽きさせない構成は賞賛に値します。E・ハリスの演技が特に素晴らしい!F・グラスの音楽も、心に残るほどでした。それにしても、M・ストリープって老けませんね!『恋に落ちて』の時からあの顔のような気が…。
Ronnyさん 9点(2003-12-08 00:24:52)(良:1票)
146.はっきり言って、この映画を理解できた人達が羨ましい。【STING大好き】さんが「ダロウェイ婦人」を知らないことは関係無いと書いてるので、私が理解できないのはその所為ではないらしい。てことは、やっぱ私が男だからでしょうか? この三人の女性達には最初っから「死」と「同性愛」というものが付きまとっている。しかし、彼女達は男とも一回は相当深い関係になっている事実があり、また、死に付きまとわれながらも自身は生き続ける(二人が生き続けることとヴァージニアの死の対比にも何か意味があるのでしょうか?)。まさか、結婚した後に自分が同性愛者であることに気づき、苦しみながらも生き続けた女達の物語、ってゆーのではないですよね? ま、例によって難しい映画にはこの点しか付けられません、5点献上。
sayzinさん 5点(2003-10-25 15:43:38)(良:1票)
145.先入観も予備知識も何もなく(アカデミー賞受賞は知っていましたが)観てもいいかなと思っている映画の中から上映時刻が一番近いこの映画を選びました。ドラマの進行と共にホラー映画とは異なる意味でストーリーの先に「不幸」や「死」などの不安や恐怖を感じていました。音楽がしつこいほど効果的で心の闇を表現しているように感じました。自分の仕事柄、「ケーキくらい簡単に作れる」というような台詞に、日常の家庭内でよく見られる母から娘へ伝授されるお菓子作り(実は愛情)の記憶がないという事実=生き方への自信の無さと生きることへの不安を深読みしてしまいました。その場面以降3人の女性たちに共通して観たのは、心の深くにある言いようの無い不安とたたかい、愛されることを求め、自分の存在の証を探し続け、あるがままの自分を許容できることを願う姿でした。映画のテーマとは異なるかもしれませんが観終った後に、母は強しされど女は弱し、愛されたいならば愛しなさい、女性はいくつになっても女、良心は誰でも生まれながらに具えているが良心は愛された経験により芽生えるもの、等々の言葉を思い出していました。男は強いだけでも優しいだけでもだめなんだなあ、などとも考えてしまいました。相手に共感できてなおかつ自分を見失わない男こそ本物かななどと・・・・・(関係ないですね。すみません)。理解不足で恐縮ですがラストシーンの二コールは思い直して引き返したのですか?それとも初めにつながっているのですか?あるいは?。私の考えは、もちろん・・・。これを機会に「ダロウェイ夫人」読んでみます。
天地 司さん 7点(2003-07-04 16:14:53)(良:1票)
144.たぶん、本物の傑作。限りなく「完璧」に近づいた素晴らしい映画だと思います。が、好き嫌いで言わせてもらうなら、正直あまり好みじゃない。内容ウンヌンじゃなく、何だかあまりに作り手の意図するものがことごとく成功していて、それがびんびん伝わってくることが逆にイヤミな感じで…。しかし、そうは言っても、やっぱり素晴らしい! 特にニコール・キッドマン、KOものの見ン事さでした。実質的に主役のジュリアン・ムーアは、やや熱演が空回りしていた感も。メリル・ストリープは、このところ好感もってたのに、本作じゃまた「私が一番うまいでしょ」的名演グセが復活。まあ、この出演者の顔ぶれじゃ、熱が入るのもわかるけどねえ。
やましんの巻さん 8点(2003-05-20 13:35:12)(笑:1票)
143.主演三女優の知名度で見た映画だが、難解で私にはさっぱり。10年ぶりくらいに見直してみたのだけど、どうして悩むの? なぜ自殺するの? と理解しがたい。何となく良さそうな雰囲気はあるのだけど・・・。アルペジオを奏でるピアノ音楽は印象的だった。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 4点(2014-07-24 22:00:18)
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【点数情報】

Review人数 210人
平均点数 6.16点
010.48%
141.90%
273.33%
3104.76%
42511.90%
53014.29%
64722.38%
72110.00%
83014.29%
92310.95%
10125.71%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.69点 Review13人
2 ストーリー評価 7.00点 Review14人
3 鑑賞後の後味 5.07点 Review14人
4 音楽評価 7.33点 Review12人
5 感泣評価 6.55点 Review9人
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【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ニコール・キッドマン受賞 
助演男優賞エド・ハリス候補(ノミネート) 
助演女優賞ジュリアン・ムーア候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・ダルドリー候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)フィリップ・グラス候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞アン・ロス〔衣装〕候補(ノミネート) 
脚色賞デヴィッド・ヘア候補(ノミネート) 
編集賞ピーター・ボイル〔編集〕候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)ニコール・キッドマン受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)メリル・ストリープ候補(ノミネート) 
助演男優賞エド・ハリス候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・ダルドリー候補(ノミネート) 
脚本賞デヴィッド・ヘア候補(ノミネート) 
作曲賞フィリップ・グラス候補(ノミネート) 

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