1.サイレント時代からの巨匠キング・ヴィダー監督、戦後唯一の秀作という高評価のみ聞いていて、DVD化が久しく待たれていた作品。主演はこの映画製作中、現実にも恋におちたというゲーリー・クーパーとパトリシア・ニール。このキャストで期待しないほうが無理ってモンだと思うんですが・・・。残念ながら、自分は主要登場人物三人の、意思堅固でダイナミックなキャラ設定といえば聞こえはいいけれど、あまりに奔放で奇矯なハイペースな行動決断力に初盤から全くついていけず、最後の最後まで???の連続で、一人置いてきぼりを喰らってしまったみたいです・・・。ヴィター監督作なら、やたら長ったらしかったけれど、オードリーの「戦争と平和」、史劇「ソロモンとシバの女王」の方が映画として面白かったですね。