1.世間では普通、『ゴースト』と言えばパトリック・スウェイジとデミ・ムーアがいちゃいちゃする映画の事を指すようですね。しかし私は毅然としてこう言う。「『ゴースト』だけでは、『ニューヨークの幻』の事なのか、『血のシャワー』の事なのか、わからないではないか!」。いやいや普通はわかるっての。昔、水曜スペシャルだか木曜スペシャルだかで、よく恐怖映画特集やってて、この映画なんかも紹介されておりました。子供心にめちゃくちゃ怖かったですね。でもそれはショッキングシーンばかりまとめて見せてくれるからで、後に全編観てみたら。はっはっは。こんなもんでしたか。いや。一応怖いです。ぶるぶる。ジョージ・ケネディの顔が一番怖い(←生まれつきだっての)。1つのエピソードに過ぎない「血のシャワー」シーンをサブタイトルに持ってくる厚かましさがスバラシイです。これにならえば他の映画も『エクソシスト/首の回る少女』とか『オーメン/避雷針串刺し』とか、色々サブタイトル付けられそうですな。まあ確かに、この映画観たらしばらくはシャワー浴びてる最中、「今、目を開けたらもしや!」なんて想像して怖かったですね。ずいぶん昔の話ですけどね。へへへ。全体的に見ると、シマリの無い映画、という気はしますね。