息子のまなざしのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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息子のまなざし

[ムスコノマナザシ]
The Son
(Le Fils)
2002年ベルギー上映時間:103分
平均点:7.07 / 10(Review 30人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-12-13)
ドラマ
新規登録(2004-01-18)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2009-03-09)【+】さん
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監督ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
キャストオリヴィエ・グルメ(男優)オリヴィエ
モルガン・マリンヌ(男優)フランシス
脚本ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
撮影アラン・マルクーン
製作ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
配給ビターズ・エンド
字幕翻訳寺尾次郎
あらすじ
職業訓練所で大工仕事を教える男のもとに1人の少年が刑務所から出所してやってきた。調べてみると彼は自分の最愛の息子を殺した少年であった。男は複雑な思いを抱えながら何も知らない少年に仕事を教える。あるとき男は我慢できずに「お前が殺した子供は自分の息子だった」と告白する。驚いた少年は逃げ出す!動揺した男は「誤解だ」と叫びながら追いかけて少年を捕まえてしまう。そして少年の白くて細い首に手をかける─。
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1
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18.みなさん書いているように、非常に緊張感ある雰囲気が多く、目が離せない。セリフもハプニングも少ないのに、感情移入していってしまう良質の映画。
nojiさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-01 21:16:08)
17.この何とも言えない感情の揺れ動きと葛藤とを表現したのは凄い。こういう所を表現するために映画はあるんだなと思いました。主演の人、うまいです。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-11 22:36:43)
16.職業訓練所に新しく入った少年は大工コースを選ぶが、主人公の教師は履歴書を見た後、生徒が多いことを理由に断る。その後なぜだかソワソワし始める。家に帰ると女の人が訪ねてくる。最初はこの女性が誰なのかわかんない。これらは後にはっきりとしてくるのですが、「説明」を一切排除しているので、分からないまま見ていた最初の数十分は退屈に感じた。分かってからはのめり込まずにはいられない特殊な設定。設定だけが特異で何が起こるわけでもないが、さりげない会話から少年の同情すべき家庭環境や睡眠薬で眠るしかない後悔と苦悩が前面に出ることなく、でもしっかりと描かれ、それゆえの教師の葛藤がガンガンと迫ってくる。そして『イゴールの約束』でも感心させられたオリヴィエ・グルメの演技を超えた演技にまたしてもやられた。大工仕事の手際の良さはもちろん、その身のこなし、何かのついでに部品を取る仕草、痛めた腰をかばう歩き方、復讐心でも愛情でもない少年に向ける眼差し。オリヴィエ・グルメ、この男を見るだけでも価値がある。そしてこの男をここまで引き上げているのはまぎれもなくダルデンヌ兄弟の力なのだ。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2006-11-01 11:42:41)
15.映画的な“大局”からの視点ではなく、生身の人間の視点を思わせる生々しい映像が、ハンディカメラによってどこまでも綴られる。このため、極端なまでに断片的な印象を受けるが、次第に映画の背景が浮かび上がってくる。それでも、映画はあくまで彼ら登場人物たちの人生の、ある「一断片」を描いているに過ぎないのだが、考えてみれば我々の人生もまた、一見連続的であるようでいて、実は非連続な断片の集合体に過ぎない。この映画でも、「ある事」をたまたま「してしまった」人と、たまたま「してしまわなかった」人がいて、そこに何か明確な差があったわけではない。「ある事件」から5年たったその日、あるきっかけがあり、ある顛末となった・・・では「1年後」だったら?「4年後」だったら?あるいはそれこそ、例えば雨が降ってなかったら?それは誰にもわからない。我々もまた、たまたま何かをしちゃったり、(より多くは)何かをせずに終わったりして、無難に終わったり、後悔を残したりする(後者の方が記憶に残るために、我々は過去を思い出すたびに頭をかかえてしゃがみこんでしまうのだけど)。そこに何とか因果を見出そうとするはかない試み。人生がときに複雑怪奇に思えるのは、実は人生の断片が脈絡無く連続しているそのシンプルさが、それが実に残酷だからではないのか(ある日突然、事件・転機は訪れる。主人公の男と少年の間にも、大きな変化が発生した、にもかかわらずなお、ラストシーンは「外面的には」日常と連続している「かのような」この人生の不可解さ。これが時には救いにもなり得るのだが・・・)。この映画の演出方法は、もしかしたら映画的ではないのかもしれない、けども、人生の真実をしかるべき方法で描いた、ひとつの映画の可能性と言えるだろう。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-02 22:17:16)
14.あたしはすきです。そしてきっとあたしは、許すことができないなっておもった。最後のおわりかた、すごくいいです。なんでかわかんないんだけど涙がでました。この映画でフランス映画もみるようになりました。独特のかなしい世界がある映画。
ギニュー隊長★さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-22 00:45:58)
13.地味な作品でしたが、心に残る作品です。自分に赦せるかどうかわかりませんが。
まんせるさん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 22:26:49)
12.誰も笑わない。逆に不自然に見えた。
kさん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-17 17:01:50)
11.日本映画の表現があいまいだと言われるけど、ベルギー、フランスの映画も違った意味であいまいな表現ですね。重いテーマを硬派な映像で表現した作品。地味な映像でありながら、いったい何が起きるのだろうという緊張感が最後まで続きます。そうした表現力を評価しつつ、主人公の立場に心から同情しつつも、ほかの方々が書いているように、オリヴィエの肩ごしに撮影した映像が音楽なしで続くのは、耐えがたかったです。まるで、身動きのとれないほど混雑した通勤電車の中で、目の前に自分より背の高い中年男に立たれてしまい、焦点が合わないくらい間近でその男のうなじを見続けなければならないような感じで、一種の拷問でした。私は家の小さいテレビで見てもこう感じたのですから、映画館のスクリーンで見るのはさぞかしきつかっただろうなと思います。
チョコレクターさん 6点(2005-01-28 17:02:10)
10.ステゴザウルスの如く感性の鈍いワタクシは、どっちかというとこの手の地味で観る者の集中力が要される作品は苦手なのだけど、良い作品だと思いました。それで、えーと・・・こういう作品って他の方々がいいこと書いてるから、今更ワタクシ如きが付け加えることってあんましないんだよなあ・・・。そうそう、作品に出てくる「仕事を教える」というコミュニケーションの形を作り手が選んだということには、深い意味がある気がする。なんか、うまく言えないんだけれど、仕事、しかも大工の仕事みたいなのを教えるって、ただ単に「触れ合う」とかよりもずっと深いところで理解とか、共感が生まれるんじゃないかなあ、と思った。
ぐるぐるさん 8点(2004-11-23 22:39:53)
9.音楽なしで104分は、ちょっとつらいです。
kokayuさん 6点(2004-11-18 19:26:14)
8.音楽も、セリフも極端に絞られていて、どうしてこんなに彼ら(オリヴィエ・別れた妻・少年)の悲鳴がつんざくように聞こえるんだろう。しかも、視聴が終わった後でも、ずっと頭の中で響いている。
tonyさん 10点(2004-09-21 21:09:36)
7.何かとても人間くさ~い映画を見せられたっていうのが印象。 オリヴィエの葛藤が口数少ない台詞と表情から、観てるこっちまで辛かった。少し邦画的な雰囲気もあって、あの長い”間”と全くの音楽なしは正直キツい。あと関係ないけど、アリヴィエの肩の大量のフケが気になってしょうがなかった。
c r a z yガール★さん 6点(2004-09-13 00:32:41)
6.ドキュメンタリー映画を観ている様でした。オリヴィエの演技凄すぎ。
たまさん 7点(2004-08-25 21:58:05)
5.フランス映画!って感じの映画。あれだけ静かな映画を久しぶりに見た。えっ???!!!っていう終わり方やったし・・
テンダータッチさん 4点(2004-07-08 23:47:40)
4.う~ん、手持ちカメラで撮影されている作品は奥が深い気がするな。でもずっと手持ちカメラだと見てる観客も疲れると思う。最後の微妙な終わり方は少年を受け入れた?という意味なのだろうけど、確かにしんどい映画ではありました。
アンナさん 7点(2004-06-19 16:58:00)
3.まさか二時間ずっとこれかなぁ…といういやな予感が当たってしまった。手持ちカメラ的なブレと至近距離からの映像。きつかったっす。でも!後半は普通に観れました。(慣れって怖いですね^^;)映像の効果も相まってリアルに、そして静かに引き込まれる映画でした。



kanekoさん 5点(2004-05-15 02:14:35)
2.本作は、年々増えつづける少年犯罪と更生といった極めて今日的な問題を扱うことで、人間とは果たしてどこまで寛容になれるのかといったテーマを我々に問いかけてくる。ここでは法律の問題には殆んど触れられておらず、職業訓練所の指導者と更生しようとする少年といった、あくまでも被害者側と加害者側との直接的な関わり合いを描いてゆく。本作の一人称のスタイルを強烈に印象づけているのが、主人公の肩越しから片時も離れようとしないカメラ。背後霊のように全編に貫かれているその視線は、まさしく亡くなった(殺された)息子のまなざしであり、何も事情を知らない少年をひたすら凝視していく。お互いに実に残酷な設定ではあるが、あくまでも更生の指導者という立場をわきまえ、苦悶しながらも理性で感情を抑え、自らを宥めて少年と接していくうちに、ひた向きな少年の姿に心が揺れ動くという難しい役どころを、O・グルメは淡々としかし的確に演じきる。そして、効果音を含めた音楽などを一切使わずに、これほどまでの緊張感・切迫感を生み出すという、その演出力の凄さ!映画はシートで巻かれた材木にロープを架けた瞬間、唐突に終わる。(その時画面は既に二人を撮らえている。主人公の肩越しから離れて・・・。)その少し前、車のトランクにロープが無造作に積まれる場面がある。さり気ないだけに余計想像力を掻き立てられる描写だが、我々自らの人間性を試されているような、実に意味深いシーンだと言える。このように、まったくと言っていいほど作為的な部分がなく日常を淡々と描いてゆき、リアルであるという以上に極めて現実的である本作には、演出の原点を見る思いがする。本作が傑出した作品であることに何ら異論は無い。
ドラえもんさん 9点(2004-05-03 16:09:19)(良:3票)
1.かなりしんどい映画だった。ランス・フォー・トリアーのドグマ関係の如く、ハンドカメラを使用し(終始顔のすぐ後ろにカメラがある)BGMは一切なし。誰も笑わない(表情も変えない)。殆どしゃべらない。そんな状況で犯罪の加害者と被害者である二人の関係を見る観客は「いったい次はどうするつもり?」と緊張感を強いられる。一切のムダを省いたリアルな映画だが、正直言って好きになれなかった。少なくともこの映画の宣伝文句「ぴあの満足度ランキングナンバー1」と言うのはホンマかいな?と思う。それとも私の感性がダメなのか?この映画にめちゃめちゃ感動する人もいると思う。非常に意欲的な映画だ。けど、誰が見ても楽しめる映画とは思えないなぁ。実際隣に座っていたおばさんは途中から退屈したらしく、ソワソワ動きまくって深いため息を何度もついてたし。【かんたーた】さん、先に書いちゃってスミマセン。しかも我ながらなんか歯切れの悪いレヴューっスね。
黒猫クロマティさん 6点(2004-01-21 11:32:29)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 7.07点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.33%
526.67%
6620.00%
71343.33%
8310.00%
9310.00%
1026.67%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review4人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review3人
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