1000日のアンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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1000日のアン

[センニチノアン]
Anne of the Thousand Days
1969年上映時間:145分
平均点:8.20 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(1970-09-26)
歴史もの戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2004-04-10)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-07-20)【S&S】さん
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監督チャールズ・ジャロット
キャストリチャード・バートン(男優)ヘンリー8世
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド(女優)アン・ブ-リン
イレーネ・パパス(女優)アラゴン女王キャサリン
アンソニー・クエイル(男優)ウルジー枢機卿
ジョン・コリコス(男優)トーマス・クロムウェル
ピーター・ジェフリー(男優)ノーフォーク公
マイケル・ホーダーン(男優)トーマス・ブーリン伯爵
エズモンド・ナイト(男優)キングストン
ヴァーノン・ドブチェフ(男優)メンドーザ
T・P・マッケンナ(男優)ノリス
エリザベス・テイラー〔女優・1932年生〕(女優)(ノン・クレジット)
ケイト・バートン[女優](女優)(ノン・クレジット)
原作マックスウェル・アンダーソン
脚本ジョン・ヘイル[脚本]
音楽ジョルジュ・ドルリュー
撮影アーサー・イベットソン
製作ハル・B・ウォリス
配給CIC
美術モーリス・カーター(プロダクション・デザイン)
ピーター・ハウイット〔美術〕(セット装飾)
衣装マーガレット・ファース
編集リチャード・マーデン
録音ジョン・オルドレッド
あらすじ
イギリスがいまだ弱小国だった16世紀初頭、スペインの王女キャサリンを妃としたイギリス王ヘンリー8世は貴族の娘アン・ブーリンを見初め、王子を産まない年上の妃キャサリンと離婚しようとする。ヘンリーの決断はローマ法王の精神的支配下にあった全ヨーロッパの政界に波紋を投げかける。恋人と別れ、王の愛人の座を拒み、女王の座を狙ったアンはヘンリーを動かし、新しい英国の構築を画策する。女王としての在位期間はたったの3年間ながら、後に日の沈むことのない王国を築くエリザベス一世の母となったアン・ブーリンの半生を描く。
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3.リック・ウエイクマンの変なアルバムでプログレファンにはお馴染みの、ヘンリー八世の妻を描いた脚本中心の重厚な歴史劇。アンは凜々しく、女性映画として「ブーリン家の姉妹」より誠実な作品の印象。但しその舞台はハリウッドアメリカンな空気感の王宮で、英語赤点の私にも台詞回しがクイーンズ・イングリッシュにほど遠いことが分かった。セックスの為には後先を考えない、あなたや私みたいな人が王様なので非常に共感でき、あまり馴染みのない世界観のわりに話にはすっと入っていける。彼は王様なのに宗教屋との付き合いがあって、性的に自由なんだか不自由なんだか引き裂かれたような状態。めんどくさ。アン・ブーリン役の女優さんは線の細い外見とは裏腹に、強気で野心的な女を演じきったたいへんな熱演。終盤に、激高した夫にきつ〜いビンタをされて一瞬も怯まないという奇跡的なシーンがある。ハリウッドの大作史劇としては今まで観た作品の中で最も面白かった。ところで(皆さんここからいつもの豊満談義が始まりますよ〜)ヘンリー八世はアンとセックスしたくてしたくて国が滅茶苦茶になるのだが、例によってアンはちっとも肉感的ではない。実際肖像画なんかを見ても細身なので、王様は私ら庶民が性欲を煽られる 尻が大きく・二の腕が太く・下腹の出た 豊満なタイプなんかには飽き飽きしているのかもしれない。しかしヘンリーのように「あの女じゃなければいけない」とピンポイント的に的を絞るのはいかにも素人だ。なびかなかった時はいかに王といえどもあのように苦しむことになる。ヘンリーちょっとマゾ入ってませんか。あげくセックスを取引の道具に使うような、貞淑の皮を被った不感症のゲスい女を摑むことになる。ああいうあなたや私のような性欲最優先の男には、「股の緩い女=いい人と感じる」という「やらせる優先」の回路を脳内に儲けておけば幸せに暮らせるよ、とアドバイスしてあげたかったです。
皮マンさん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-09 09:00:13)
2.G・ビジョルド見たさに、イイお値段の中古VHSを買っちまいましたとさ。DVDでご覧になったのは海外版だったのでしょうか? まあ、それはどっちでも良いんだけど、この買い物はアタリでございました。『ブーリン家の姉妹』より、アンが遥かに魅力的に描かれています。ヘンリー8世もしかり。処刑直前にアンとヘンリー8世が牢の中でやり合うシーンが圧巻。ビジョルドがキラキラして見えます。処刑台へ向う前に笑顔で「私の首は細いから(苦痛はないわ、きっと)」などというビジョルドのアンは凛々しく神々しい。バートンはヘンリー8世の肖像画に実にそっくり。いや、バートンのほうがかなり品があって知的ですが。しかし、男児か女児かの決定は男の側にあると科学が解明してくれている今見ると、ヘンリー8世の言動はトンチンカンもいいとこで、犠牲になった王妃達はただただお気の毒なんだけれども、現代でも男の子を産めないでプレッシャーを感じる女性は厳然と存在するわけですね。女性達はいつになったら、こういう理不尽なプレッシャーから完全解放されるんでしょうねえ。・・・ま、本作とはあんまり関係ないことですが。それにしても、ビジョルドはやっぱり可愛かった! 40年前の若い頃といっても、その後の作品とのギャップはほとんどといっていいくらい感じない。これは、DVD化是非していただきたいものです。そうしたら、今回の出費にも懲りずにDVD買いますとも。
すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-09-19 18:49:52)
1.映像と衣装の美しさ、豪華さで40年も前に作られたという古さを全く感じさせない作品です。リチャード・バートンのヘンリー8世は、「クレオパトラ」の中でレックス・ハリソンが演じたジュリアス・シーザーや「イル・ポスティーノ」の中でフィリップ・ノアレが演じたパブロ・ネルーダと並んで名優そっくりさん出演のチャンピオン格じゃないでしょうか。(ちなみに「クレオパトラ」の中でリチャード・バートンが演じたアンソニーはたいしたことないです。)アン・ブーリン役の女優さんの悪魔っぽいかわいさも際立っています。鑑賞の鍵となるのはやはり、ばら戦争などの内戦で疲弊した弱小国だったイギリス(イングランド)がヨーロッパの他の大国からの独立を保って次世代のエリザベス一世の下で日の沈まぬ国になったという運命のからくりです。「国王は男でなければならない。」というヘンリー8世に可愛いがられて成長したエリザベス一世が色恋を全く拒む女性君主になってスペインの無敵艦隊を破ったことは、生母アン・ブーリンと前妃キャサリンとの確執の因果でしょう。前妃キャサリンはスペイン史上人気ナンバー・ワンのパワー・カップル、イベリア半島からイスラム教徒を追い出してスペインを統一し、コロンブスの航海のスポンサーも務めたカスティラ女王イザベルとアラゴン王フェルディナンドの娘で、元々はヘンリー8世の兄のところに嫁いできて兄の死後、弱小国イギリスが大国スペインに頭が上がらなかったためにヘンリー8世が彼女の二人目の夫にさせられたという事情もあります。だから、キャサリンの娘でヘンリー8世の後を継いだメアリー女王は母方の宗教のカトリックに深く帰依し、映画「エリザベス」の中で描かれているように、国教会に属した異母妹のエリザベスを虐待したのです。こんなことに想いをめぐらせながら鑑賞すれば二時間半はあっという間に過ぎてしまいます。質、長さともに久々に見た大河ドラマでした。
かわまりさん [DVD(字幕)] 10点(2009-12-06 11:11:55)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 8.20点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7120.00%
8360.00%
900.00%
10120.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

1969年 42回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞リチャード・バートン候補(ノミネート) 
主演女優賞ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド候補(ノミネート) 
助演男優賞アンソニー・クエイル候補(ノミネート) 
撮影賞アーサー・イベットソン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョルジュ・ドルリュー候補(ノミネート) 
音響賞ジョン・オルドレッド候補(ノミネート) 
美術賞モーリス・カーター候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞マーガレット・ファース受賞 
脚色賞ジョン・ヘイル[脚本]候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1969年 27回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)リチャード・バートン候補(ノミネート) 
助演男優賞アンソニー・クエイル候補(ノミネート) 
監督賞チャールズ・ジャロット受賞 
脚本賞ジョン・ヘイル[脚本]受賞 
作曲賞ジョルジュ・ドルリュー候補(ノミネート) 

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