1.モノクロの小品ですが、とにかくインパクトのある作品です。異常な潔癖症ゆえにとある思春期病棟に入れられた青年デイヴィッドは、そこでリサという不思議な雰囲気を持った少女と出会います。心を病んだふたりが、その病んだ心を触れあわせる過程が、切なく、痛ましく、そして美しい、ホント清冽な映画でした。青年を演じるのは、後に『2001年宇宙の旅』のボウマン船長を演じるキア・デュリア。リサを演じるジャネット・マッゴーリンの黒い瞳も、忘れられません。1998年にテレビ映画としてリメイクされ、そちらの方ならビデオで見られます。『刑事ジョン・ブック/目撃者』のルーカス・ハース坊やが、確かデイヴィッド役のはず。もしよろしければ、ご覧になられては。