1.《ネタバレ》 うーん。正直言って、メチャクチャじゃないですか。娘のブレスレットが見あたらないことが発火点だったと思いますが、そんなキャラクターかなあ。いえ、娘がとっても大事なのはわかりますが、それで家族を危険に晒すほど我を忘れる主人公とは思えない。反撃を開始し始めてからは、多少ダメージを食らっても見ていて負けるような気がしない。好きなシーン(火曜日にゴミを出し忘れるところ、ラザニア作ると宣言するとき、自慢げなところ)もあるんだけど、冒頭の強盗シーン(ゴルフクラブで殴りつけなかった)のように、本当に「NOBODY(なんでもない人)」が、暴力に対して、合理的で最低限の対処を繰り返し、難局を抜け出すような話ならよかったのに、と思っています。漫画「マイホームヒーロー」の鳥栖哲雄みたいに。「Mr」つけた邦題もどうか。Mrつけたら、NOBODYじゃないだろ。あえてかもしれないが、そんな映画じゃなかったと思うが。原題は、普通名詞だったはず。【追記】ああ、なるほど。目隠シストさん、ワタシもアレっと思ったクチです。確かに作中、彼の経歴を調べて「存在しない人」という意味でNOBODYを使っているシーンがあります。ただ、冒頭の1週間の繰り返しは、まさに「なんでもない人」のシーンですよね。タイトルのNOBODYは2つの意味を持つものであり、その意味でも「Mr」 はいらないだろと思っています。