明治天皇と日露大戦争のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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明治天皇と日露大戦争

[メイジテンノウトニチロダイセンソウ]
Emperor Meiji and the Great Russo-Japanese War
1957年上映時間:114分
平均点:5.75 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(1957-04-29)
アクションドラマ戦争ものシリーズもの歴史もの
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タイトル情報更新(2023-06-26)【イニシャルK】さん
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監督渡辺邦男
毛利正樹(応援監督)
キャスト嵐寛寿郎(男優)明治天皇
阿部九洲男(男優)伊藤博文(元老、枢府議長)
高田稔(男優)山県有朋(元老、元帥後に参謀総長)
藤田進(男優)井上馨(元老)
岬洋二(男優)桂首相(陸軍大将)
江川宇礼雄(男優)山本海相(海軍大将)
倉橋宏明(男優)曾禰蔵相
芝田新(男優)児玉大将(参謀次長、後に満州軍総参謀長)
沼田曜一(男優)伊集院中将(軍令部次長)
広瀬康治(男優)長岡少将(後に参謀次長)
田崎潤(男優)東郷中将(連合艦隊司令長官、後に大将)
鳥羽陽之助(男優)上村中将(第二艦隊司令長官)
小森敏(男優)片岡中将(第三艦隊司令長官)
丹波哲郎(男優)島村少将(連合艦隊参謀長、後に司令官)
明智十三郎(男優)秋山大佐(連合艦隊参謀)
宇津井健(男優)広瀬少佐(旅順閉塞隊指揮官)
沢井三郎(男優)三笠の参謀
国方伝(男優)三笠の観測員
高村洋三(男優)三笠の砲手
林寛(男優)乃木大将(第三軍司令官)
高島忠夫(男優)乃木保典(乃木大将次男)
中山昭二(男優)伊知地少将(第三軍参謀長)
若山富三郎(男優)橘少佐(静岡連隊)
鮎川浩(男優)内田軍曹(静岡連隊)
大谷友彦(男優)関谷連隊長(静岡連隊)
泉田洋志(男優)吉岡少佐(第三軍高級副官)
国創典(男優)大島中将(第三軍師団長)
西一樹(男優)砲兵古兵
御木本伸介(男優)近衛兵
高松政雄(男優)小野塚
杉山弘太郎(男優)青年
横山運平(男優)老紳士
天知茂(男優)代議士
細川俊夫〔男優・1916年生〕(男優)岡沢侍従長
三村恭二(男優)川上俊彦(外務省書記官、通訳)
江見俊太郎(男優)山岡少佐(第三軍参謀)
宇治みさ子(女優)(ノンクレジット)
北沢典子(女優)(ノンクレジット)
松本朝夫(男優)出征兵士
原作渡辺邦男
大蔵貢(原案)
脚本館岡謙之助
音楽鈴木静一
撮影渡辺孝(シネマスコープ版)
西本正(スタンダード版)
製作大蔵貢(製作委員長)
製作総指揮大蔵貢(総指揮)
配給新東宝
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5.《ネタバレ》 時代が時代なのに、このような映画とは思ってませんでした。異論等々あるかもしれませんが、天皇陛下を映画に配し、神がかり的演出や、精神論を以前と比べものにならないほど減らし、史実に近いかたちをとっている、ま、戦勝で天皇陛下万歳や、靖国、は史実だから仕方ないとして、思想の違いで、嫌な人もいるだろうが、以前の映画とは少し違った戦争映画か。
minさん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-11 20:40:17)
4.《ネタバレ》 左翼全盛の50年代に、こんな映画が観客動員記録を塗り替える大ヒットしたというのが面白い。インテリは決して観に来ないだろけど庶民には受けるだろうと見抜いて、新東宝始まって以来の製作費を投入した大蔵貢の炯眼は大したものです。さすが活動弁士から成り上がってきただけのことはある。アラカンの明治天皇は、きっと実物もこうだったろうなという説得力が抜群です。場面ごとに挿入される明治天皇御製もなかなか効果的でした。まあ映画自体は相変わらず新東宝テイストの紙芝居調で、史実もかなり脚色された部分が目立ちます。乃木将軍の息子保典が白襷隊の一員として戦死するなんて、ちょっとやり過ぎの感があります。でもこの203高地攻防戦はけっこう力が入った撮り方をしていて、後年の『日本海大海戦』なんかよりよっぽど迫力があります。野砲を撃つと反動で砲が後退するのをちゃんと再現しているなんて、芸が細かい。 邦画では、戦争が絡む歴史ものだと末端の兵士や庶民の目線で描かれることが多いのですが、こういう“上から目線”で撮られた映画というのは、不思議と新鮮な感じがしました。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-09 01:12:51)
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3.《ネタバレ》  タイトルがイメージさせるほど、軍国主義的な内容には思えない。いや、たしかに軍国なのだが、それが真実であるか否かは別として、不当に好戦的なわけではない。世界中が植民地主義のこの時代の国の方針を、現代の倫理で断罪するのは、公正な視点とはいえないし。だからそういった意味で、この映画に不満はない。かえって明治天皇の性格が、良い人すぎるのでは、とも思う。  だが、戦争に勝利して国民が浮かれて、お祭り騒ぎをしているシーンで終わるこの映画の、最後のナレーションが「今こそ我らは日本民族の誇りと力を合わせて、今後の世界平和の発展に貢献すべきであろう。」というのは、さすがにこじつけが過ぎるような気もする。が、敗戦から十年ほどしか経っていない国と国民の、偽らざる思いなのだと考えておく事にする。 
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2012-05-28 18:59:10)
2.《ネタバレ》 新右翼の鈴木邦男によると、右翼の全国大会の時には、中島貞夫の『日本暗殺秘録』かこの映画がよく上映されるそうだ。盛り上がるんだろうなあ。敗戦後抑えられていた戦前の気分が爆発したような映画。負け戦の映画ばっかり作られていた50年代に、勝ち戦で景気をつけた作品で、ついでに共産ソ連の前身の国に勝った戦争ってのも右翼には嬉しいだろう。戦前の“伝説”をそのまま画にしていく。広瀬中佐は「杉野!」と叫び、天皇はもったいなくも大御心を悩まし粗末な食事をとり、乃木将軍は二子を失いながらも毅然として幾多の無駄な戦死の責めを免ぜられる。水師営の会見ではそのまま歌が流れ、日本海海戦では軍艦マーチが高鳴る。御製の詩吟まで付く。不潔感のないうるわしい戦争のイメージが延々と綴られていく。思えばこの映画の出自はけっこう複雑なのだ。戦後の右旋回の時期に、昭和前期に流布していた明治の戦争の説話を再現した作品なわけ。明治の戦争の記録としてでなく、昭和の屈折した精神史として、なかなか面白い記録になっている。こういう説話が昭和の戦争の時にもっぱら語られていた、ということを映像で再体験できる。馬鹿馬鹿しいと一方で思いつつも、時代がこの甘美さに満ちていたら、ちょっとフラッと行くかもなあ、と思わせるところもあった。これからも右傾化するだろう未来に備え、こんなの見て免疫つけといたほうがいいかも知れない。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-28 12:20:43)
1.日露戦争の発端から日本海海戦の大勝利までを、あからさまに日本側の視点だけで気持ち良く描いた戦争超大作。新東宝が社運を賭けた戦場シーンは、満州進軍、旅順港封鎖、二〇三高地の攻防、日本海海戦等と、特撮と大規模ロケと無数のエキストラを駆使して圧巻の一言。また、どこまで本当なのかは知りませんが、登場人物達も嵐寛寿郎演じる明治天皇を始め、全員がとてつもない人格者ばかりとなってます。現在からは考えられないほど右寄りな内容が奏功してか、本作は大ヒット、この後いくつかの「明治天皇シリーズ」が作られたそうです。私はこれを東京MXテレビで観たんですけど、こんな映画を堂々とゴールデン・タイムに放送できるのは、日本広しと言えども石原慎太郎のお膝元くらいでしょう…、6点献上。
sayzinさん [地上波(字幕)] 6点(2005-09-24 00:03:28)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 5.75点
000.00%
100.00%
200.00%
318.33%
418.33%
5216.67%
6541.67%
7216.67%
818.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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