1.《ネタバレ》 前作のストーリーとキャラ設定をしっかり残しつつ、全く別のステージでの新たな冒険活劇に仕上げてうまくまとまっている。 最初から最後までノリノリで時間を忘れさせてくれる、まさに「娯楽」作品。
前作同様、擬人化した動物にしっかり感情移入できて不自然さを感じさせないこの勢いは、なかなか良く出来ている。CGならではのありえない動きやカメラアングルが、ダイナミックな躍動感を生み出し、アフリカの大自然をもうまく表現できている。CGであるが故に日本語吹き替えも全く違和感がなく、休日に何も考えずに楽しみたい時にはうってつけの作品。
ピクサーが「名作」映画としての完成度を目指しているのに対して、ドリームワークスは「名作」にはこだわらず「娯楽」映画としての楽しさを目指しているように思う。「娯楽」は見る人の嗜好、気分によって評価が分かれる分、「映画」としての評価は低いかもしれないが、楽しければ充分。