1.ナンシー・マイヤーズらしい良質のハートウォーミング・コメディ。笑いドコロも十分です。
この人の映画にはよく子どもたちが登場します。
本作のアン・ハサウェイ演じる主人公は1人でアパレルのネット通販の会社を興し、
あっという間に大きな会社に成長させた仕事に家庭に頑張る女性。
やはり本作でも家族や子どもとのドラマを実にうまく挿入しています。
本作のアン・ハサウェイ、「プラダを着た悪魔」を思い出します。
家庭を持ち、独立して会社を興した「プラダを着た悪魔」の女の子の数年後といった感じもしますね。
アン・ハサウェイはこういう恋に、家庭に、仕事に頑張る女性の役がよく似合います。
本作は勿論彼女が主人公なのですが、デ・ニーロが演じる、余裕と品とあたたかみを感じさせる溌剌とした70歳が実にいい。
僕は40代のおじさんですが、デ・ニーロ演じるベンには同じ会社勤めの男として見習いたいところが沢山ありました。
最近ちょっと疲れ気味ですが、人生まだまだこれからだよな。
ベンのような70歳になれるよう頑張らなきゃなって元気をもらいましたよ。
ナンシー・マイヤーズの映画では「ホリデイ」でも見られますが、
本作でもさりげなく少しだけ挿入される映画ネタにニッコリさせられます。
鑑賞後は気分良く映画館を後に出来る佳作です。