1.紅葉の美しい秋の情景に讃美歌とオルガンの音が響く。最初はシスターの日常を描いた映画かと思いきや、ダンス教室でのピアノ伴奏の際でもっと気持ちを入れてと頼まれてから、どんどん変わっていく・・・・。
台詞が極めて少ない断片的なシーンが続いていく作りは、あたかもフランス映画を見ているようだ。映画にどんなメッセージがあるのか、想像する映画であり、感じる映画である。日本の映画でこういう映画は大変珍しいが、こういう映画がもっとあってもよいと思う。ダンスシーン、シスターが自転車で疾走するシーンなど特に印象的。