6.《ネタバレ》 個人的にフェリーニの初見映画。他の作品のように、奇想満杯の映画でなく、映像の力で退屈せず見終えた。途中の鉄球のシーンが、浅間山荘事件を思い出して、印象的。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-09 16:02:21) |
5.なかなか完成度が高い映画。後半の騒動までは映像が淡々と流れる感があるが、退屈さはない。ちゃんと演奏できる俳優陣を集められるとなおよかった。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-28 16:18:46) |
4.《ネタバレ》 特にストーリーは存在せず、オーケストラと指揮者のリハーサル風景を見せるだけ。と言ってしまえば何と退屈そうな映画なんだ、ということになりますが、これが実に面白い。指揮者やスタッフ、所属する音楽家が口々に語る自分の楽器自慢、自己陶酔、他者批判、仕事の契約内容や組合を盾にした権利主張、指揮者とオーケストラの対立、等々を通して描き方は少し極端な感じもありますが、このオーケストラと指揮者はどこにでもある会社の管理職と部下の人間関係の構図のようでもあり、社会の縮図のようでもある。1から新たなものを創造する際に生じる、個性や立場が異なる人間と人間のぶつかり合いを時には熱く、時にはコミカルに見せるフェリーニの人間考察が楽しい。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-18 13:18:31) |
【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-03 16:08:48) |
2.《ネタバレ》 「道」などの大作で知られるフェリーニ監督のアレゴリカル(寓話的)な小品佳作として見る価値が大いにあります。冒頭の教会内部の案内と団員の自己陶酔的な自己紹介(「私はこの楽器に選ばれた。」なんていうのもいる。)で「寓話モード」に頭がマインド・コントロールされてしまいます。(注:過激な言葉ですが巨匠といわれる監督が共通して用いる手法でエンドロールと共に解けるので人体や精神生活に悪影響はありません。)もし違った結末になるのだったらその過程はどのようなものかと想像してみるに・・・まず途中で役割を放棄してグランド・ピアノの下でうじゃじゃけていたピアニストの姉ちゃんがすっくと起き上がってショパンの革命のエチュード(英雄ポロネーズもいいな)を弾き始め、バイオリニストがチャイコのカデンツァを弾き始め、チェリストがバッハの無伴奏組曲を弾き始め、ソロ演奏のレパートリーがない団員は拳を振り上げてビートルズの「レボルーション」を歌う。そうこうするうちに、団員間で銃撃戦が始まって誰がレーニンか毛沢東か、はたまたカストロか金日成かが決定される・・・あれ、結末はやはり同じだ・・・。 【かわまり】さん 8点(2004-04-25 01:58:26) |
1.テレビで見ました。なぜか意味不明の鉄球のシーンが好きになってしまった。 【プリン】さん 8点(2001-01-18 16:46:10) |