23.海兵隊シーンは松本人志によるコントのようだった。「ごっつ」を思い出した。シュール。 【キュウリと蜂蜜】さん 9点(2004-10-31 20:57:21) |
22.なんだかんだ言っても戦争の狂気を描ききったのは、こいつと「地獄の黙示録」ぐらいではなかろうか?しかし「地獄の黙示録」が直接的に戦争を描いているため、どうしても絵空事と捕らえられかねない(私達戦争を知らない世代はとくにそう、作品の質はまた別問題)のに対して、「フルメタルジャケット」は日常の延長としての戦争そしてその恐怖、狂気がある。前半の題材として直接的な戦闘ではなく海兵隊の訓練所を舞台にしたのもそのためだろうし、(しかしこの作品で私は「言葉の暴力」というものを始めて知った・・)冒頭のバリカンシーンなどは正に日常と非日常の境目を表現している。このような前半があるからこそ戦場を舞台にした後半になんともいえないリアリティを感じる事ができるのだろう、ラストの行進は正直ゾッとした。キューブリックの仕掛けた罠にまんまとはまった感じ。 【るね】さん 9点(2004-10-26 00:49:09) |
21.ブラボー!面白いです。「ターミネーター」のワンシーンで殺人ロボットが、暴れまくる場面を怖いなぁと思いながら見てたけど未来になる前に人類は作ってましたね殺人ロボットを、しかもそれは俺とほとんど年も変わらない奴らでしたよ。戦争の英雄や戦地での友情なんて一切無しただひたすら誠実に戦争の「狂気」を追い続ける作品です。断じて「パールくそったれハーバー」などといっしょにするな!!最後に俺の知る限りデブは、万国共通でドーナツ大好きです。(俺も含む) 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-07-16 01:55:08) |
20.これ観たとき頭がぶっとんだような感覚に陥りました。戦争とはなんたるやもありますけど多分スタンリー・キューブリックという人間に衝撃を受けたんでしょうね。ラストの「M・I・C・K・E・Y・M・O・U・S・E~♪」のメロディが一時期頭から離れませんでした。 【tetsu78】さん 9点(2004-06-04 15:19:26) |
19.ショッキングな作品。最近キューブリックというのは悪を描きたいのではなく「狂気」を描きたいのだな、と思う。『時計仕掛け…』にしたって、これにしたって、そこにいるのは悪ではなく、狂気です。 |
18.《ネタバレ》 みんなが腕立て伏せをしているときに、おデブがドーナツを食べる場面が印象的だった。 【t2hb】さん 9点(2004-04-06 11:59:36) |
17.なんといってもデブの子が切れて暴走するのが印象深い。やっぱりキューブリックは最高にクールですね。 【モチキチ】さん 9点(2004-03-08 11:07:29) |
16.ハートマン軍曹の暴言はもっと評価されてもいいと思う。日本語字幕を読めば何とも下品なだけだけど、英語で聞けばむしろすがすがしく感じる。まさに洗脳。「ジジイのFuckの方がまだ気合い入ってるぞ!」笑えるし、そして怖い。この毒舌を映画の中に、違和感無く組み込んでしまった手腕に拍手。 【むぎごはん】さん 9点(2004-02-04 21:57:48) |
15.なんか怖い映画でした。平和のバッジつけてた主人公が冷酷な目で人を殺すようにんるなんて。でも、訓練の様子と人の壊れようは見てるだけで、ぞっとするけどおもしろいです。 【あつお】さん 9点(2003-12-31 16:24:45) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 コメント変更します。前回は、「兵士たちの感情の露出が少なくて理解できなかった」と書き込みましたが、「シン・レッド・ライン」を観た後、この作品に対する感想が変わりました。「シン~」では、兵士たちが心のうちを語っていますが、この作品にはそれがありません。メインであるジョーカーは、何一つ語っていません。仲間同士での日常会話(ベトナム戦争でありがちなやりとり)はあるけれど、衝撃的な体験をした後には、また飄々としています。 しかし、ラスト間際での、女性ベトナム人狙撃手を取り囲んだ時の兵士たちの表情は、まさに十人十色でした。それも、大げさなものではなく、それぞれが微妙に違う表情をしていた。そして、また、戦士たちは飄々と、荒廃した戦場を歩んでいく…。観客の涙を誘うような場面もなければ、兵士たちに心の奥を語らせたりもしない。兵士のカタを持つようなこともしない…あのミッキーマウスの歌を合唱しながら歩く無数の兵士たちの中に、「お前はいるんだよ」と…突きつけられたように思う…。重い。 【日雀】さん 9点(2003-12-19 19:39:36) |
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13.誰が悪しきで誰が善きものなどと描かれていない。この映画のすばらしい点はそこだと私は思う。なんだかそれ以外に言葉がみつからない。何を書いてもやたら陳腐な反戦みたいになってしまいそうでかけない。そんなことを言いたいのではなく。あー文才ねーーーー 【らいぜん】さん 9点(2003-12-11 22:24:37) |
12.ファミ○ンウォーズが出ーたぞー!ですね。確かにこの映画は母ちゃん達には内緒にしておいた方がいいかもしんない。 【TAIQ】さん 9点(2003-11-27 01:04:14) |
11.「フルメタルジャケット」製造過程の前半から完成のミッキーマウスマーチまで、戦闘の描写よりも、兵士達に狂気を植え付けていく描写に戦争のリアリズムを感じた。ベトナム物では一番好きです。それまでの戦争映画とは全く違った手法で反戦を訴えたキューブリックの視点とセンスに脱帽。さらに、もはやこの映画の名物やはりハートマンの名言集は外せないでしょう。「ジジイの○○○○の方が気合入ってるぞ!」リーアーメイと訳者に拍手。 【犬】さん 9点(2003-10-30 03:16:05) |
10.ホーチミン イズ サノバビッチ!前半の下品なコミカルさは何度見ても笑っちゃいます。後半にかけては「冗談言ってふざけてなきゃ戦争なんてやってらんないよ。」という、戦争の前線にいた人達の雰囲気がとてもリアルに感じました。無駄に感極まったり、音楽で哀愁を漂せたりしていないのが良かったんじゃないかと思います。映画でもドラマでも小説でも、感動させようとする作り手の配慮がミエミエの物はどうも不得手で、こういったノリの映画は好きです。あと、古臭さを全く感じさせないところにも感心します。ジョークの見せ方と生死のバランスがうまいのかな。監督お得意の左右対称なカットも多く、ツボです。 【VNTS】さん 9点(2003-10-26 03:32:08) |
9.万人に分かり易くという意図があるのか、キューブリックの作品にしては少々物足りない。映画は二部構成となっており、前半は新兵訓練所で若者が戦闘マシーンへと完成されるまでの過程がしっかりと描かれている。そんな中、鬼教官に執拗なまでに罵倒され、いじめ抜かれた「ほほえみデブ」の精神が崩壊し、鬼教官を射殺して、銃口をくわえて自決するシーンは鬼気迫るものがある。後半は戦場での生死のはざまを描いており、おおよそ思わぬ出来事で命を落とすものだという事を見せつけてくれた。とくに、凄腕スナイパーの正体がベトコン少女だったとは驚きで、悪夢的な彼女の表情は生涯脳裡に焼付きそう。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-05-04 13:05:41) |
8.屈折した視点を持つ人間の作品だが、見ていて飽きないようにうまく作られている。カウボーイの被弾した時の無念さが良く描けていた。 【コルソ】さん 9点(2003-04-27 09:01:08) |
《改行表示》7.あの鬼教官いいひとですよ。なのに殺してしまうなんて。尊敬すべき教官だと思います。黙祷・・・・・止め。<追加>”みんな平等に価値がない”は、なかなかの名言。この厭世的響き、スタンリーの本音にも聞こえます。この言葉を突き詰めていくと自分にも価値がないということになります。それだったら、自分は何故、何のために生きているのか?こういう哲学的問いに対して日々生活している私たちはほとんど盲目的に生きているし、もっと言えば、あえて無視して生きているのかもしれません。つまり、その場その場で人ってなるようになっているだけなのかもしれません。これぞ、運命!?答えのない質問に対して答えを出した哲学者として、ヴィトゲンシュタインが思い浮かびます。「語りえぬものには、沈黙しなければならない」、これ答えだと思います。 |
6.当時キューブリックなぞは知らんかった。でも良い作品だとはわかった。 |
5.この映画がロードショーされた時期はまさにベトナム戦争映画ブームのころでした。しかし、この映画はリアリティーをもっとも追求したベトナム戦争映画だと、私は思います。実際の戦闘は行軍と待機の連続です。それで、早く敵の姿を見たいという兵士も出てきます。しかし、攻撃は突然に砲撃や仕掛け爆弾で見舞われます。次々と小隊長が戦死し、交代していきますね。この映画で驚いたのは戦車の後部にインターホンか無線が付いていて歩兵がすみやかに連絡とれるといったシステムが出来ていたことです。また、全編をとうして歩兵が腰につけている、水筒や弾倉などが走るときガチャガチャいう音をたてたり、瓦礫上を走るブーツの音がよく再現されていて、臨場感を増しますね。歩兵1個小隊もってしても、少女のライフル狙撃に翻弄されることもある。・・・もう最後はミッキーのテーマを歌って気を紛らわせるしかない。 これが、実戦の現状でしょうか。 【池田 進】さん 9点(2002-11-12 00:01:35) |
4. 今まで見た戦争映画の中ではトップらへんに位置する作品。 「プラントーン」みたいなあからさまな戦争批判とは明らかにレベルが違うし、「プライベートライアン」みたいにラストシーンで星条旗を靡かせることで観客に愛国心に心を落ち着かせることを強制することも無い。 ただ、一人の青年が士官学校、そしてベトナム戦争を通して完全な「殺人マシーン」へと成長してゆく過程を幾つかのエピソードを織り交ぜながらかなりリアルに描いている。もちろん「殺人マシーン」になることを否定しているわけでもない。 完全なアモラル。サウンドもかなりいい。 【白くじら】さん 9点(2002-10-19 23:55:52) |