127.評価やコメントするのを窮する作品で、これほど他の人がどんな感想を持つのか気になる映画も珍しいかと思います。 観終わるとイヤーな感じな気分になりますが、いろいろ考えさせられるし忘れられない作品です、自分が生まれる前の71年に製作されているという事が驚きです。 このサイトの評価基準として10点は傑作中の傑作という指標がありますが、はたしてこの作品は傑作なのだろうか?かと言って、面白いという基準では点数がつけにくい、という疑問はあるけどもあえて10点としました。 ***追記***先日、近鉄奈良駅でアレックスのコスプレ?してスルージーな奴らをビディして気分はホラーショー、ジロジロビディしてたらアルトラ爆発させてステッキでヤーブル&ガディワッツをトルチュック&フィリーされそうな気がしたのでこっそりビディ―。 スメックならデボーチカとインアウトしならがらスルーシュしてドルーグ共々使えばボルシーホラーショー、ライティライ? 【20130315追記】監督は誰とか気にしなかったのですが、この作品を観てから監督が誰なのか確認するきっかけになりました(自分の記念碑とか、何かのきっかけとなった作品に10点付けるみたいです、というかそうしますw) 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 10点(2003-12-02 21:32:49) (良:1票) |
126.「天才」と「狂人」は紙一重だとはよく言われる。キューブリックという監督は、まさしく「狂人」まであと数センチのところに、片足一本で立っている「天才」だ。好悪や嗜好の別を超えて、ただただ「スゴイ!」と感嘆できる位置にいる唯一の人。その感慨をまざまざと、そして不動のものとしてくれるのが本作だ。 【給食係】さん 10点(2003-11-18 00:52:37) (良:1票) |
125.この映画がある限り、キューブリックを偉大なる監督と呼び続けなければならない。あの時代に、こんな映画を作れるのは、ちと異常。狂気=ワーグナーだったのを、=ベートーヴェンに変えたその着目は見事という他ない。 【まこ】さん 10点(2003-03-26 06:43:26) (良:1票) |
124.キューブリックのなかでも好きな作品。シニカルでバイオレンス。コミュニケーションの不在を扱っているが、最後のどんでん返し。ブラックユーモアの極致。ダークな魅力満載の映画であり、あくまでも虚構を虚構として、楽しむ映画。ただ一つ、ベートベン好きの主人公が、雨に歌えばのようなミュージカル=ポップな曲を口ずさむのが合点がいかぬ。ここでは、ベートベン10番の歓喜の歌であろう。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 10点(2018-12-26 20:26:00) |
123.ハイセンスな暴力映画というのはなかなか出会うのが難しい。 北野映画を見て、暴力の映像的描写が殴り合いの闘争だけでないことに衝撃を受けた者であれば、 きっとこの映画も気に入ると思う。というか、私はその観点で痺れた。 そして、さすがはキューブリック作品、このご多分に漏れず、この映画も音楽に妥協がない。 中学生でこの映画に出会ったなら、ぜひ、かぶれて欲しい。 セリフの言い回しはAKIRAのそれに比肩する。 自分の厨二病時代を内省し、愛でよう。 【よこやまゆうき】さん [DVD(字幕)] 10点(2017-05-31 01:07:20) |
122.これは・・・。偉大な作品としかいえないなあ。まず、セットの意匠が飛び抜けている。71年作とはとても信じられない。そして、堕ちていくアレックスの表現は心をぐっと引きつける。言葉で説明しにくいくらいの衝撃がある。暴力とセックス。人間の心の奥底にあるとても強い関心にグサッと触れている。天才ぷりが発揮されているなあ。傑作だと思う。でも2度目はない。そんな作品。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-04-15 13:26:16) |
121.「時計仕掛けのオレンジ」で思い出すのは、映像!あのレコード店の雰囲気、セットなどステキすぎる。ストーリーに関しては、暴力、暴力で人によっては嫌悪感を持つと思います。ただ、それよりも映像の斬新さが、とにかく素晴らしい!!オシャレ映画(笑)だとか言われているのも聞きますが、オシャレ映画だっていい!!だって本当に映像、セット、衣装などすべて魅力的なんです!1971年でコレですよ!何年も色あせない名作だと思います。 【はちまろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-10-14 09:11:29) |
120.おそらく、映画史上もっとも社会的反響を呼び、もっともビジュアルやアートの世界に刺激を与え、そしてもっとも評価が分かれる映画でしょう。『メアリー女王葬送曲』が響き渡る画面にアレックスの表情がどアップで映し出された瞬間、映画の新しい地平が開けたのだと私は思う。「暴力」がテーマの映画だからと本作を嫌悪する人が多いが、他にも星の数ほど「暴力」を描いた映画がある中で、『時計じかけのオレンジ』は芸術の域に達するまで昇華した映像を見せてくれるからこそここまでブーイングを浴びるのでしょう。最近これに匹敵するのは、『ファニー・ゲーム』が頭に浮かびます。そして『暴力』と音楽の融合というメッセージをこれほど明確に与えてくれたのは、キューブリックが始めてでしょう。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-04-26 01:57:04) |
【ピンフ】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-08 12:36:04) |
118.《ネタバレ》 凄い。そしてエロい。主人公が仲間を暴行するシーンは鳥肌が立った。こんな風になりたいもんです。エロっ! 【ジムキャシーベイツ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-09-04 17:34:58) |
|
117.今まで観た中で一番衝撃を受けた大好きな映画。そして、二度と観たくない映画ナンバーワン。 【素敵な鯛の靴】さん [レーザーディスク(字幕)] 10点(2008-12-17 00:38:23) |
116.《ネタバレ》 まさにホラーショーな展開にただ圧倒されっぱなしでした。映像、音楽はもちろんですがセリフも素晴らしい!真似したくなります。 【たっけ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-10 23:53:44) |
115.《ネタバレ》 やっぱり初めて観た時の衝撃はすごかった。クラシックにのせた暴力、摩訶不思議なインテリア、狂ったキャラクターども、計算されつくした映像センス、こんな映画観たことない。。。非行を繰り返していた少年もやがて職を得て社会に迎合していく。まさしく「完ぺきに治ったね。」 なんて皮肉な映画。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-09-15 12:44:24) |
114.《ネタバレ》 独特の雰囲気に引き込まれました。まるで一枚の抽象画を観ているような気分にさせられる作品です。ポップな色彩にダークで猟奇的なシーンが溶け合って、なぜか笑いが起きるという不思議な世界観がたまりません。まさに「時計仕掛けのオレンジ」という題名にも頷けますね。テーマ自体は物凄く真面目なものなのに、キューブリックが撮るとこうも奇想天外かつ妙に現実的で、もしかしたら明日は自分がこの世界に?いや、もう居るんじゃない?という気にさせられてしまう映画に仕上がるのですね。文句なしです。 |
113.今まで観た映画の中で最大の衝撃を受けた。 初めて観たときのことははっきりと覚えている。えらいもんみちまったよ、と思った。 ストーリー、音楽、キャスティング、カメラワーク、衣装などの全てが完璧。これからも年に1回は観たい作品。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-15 20:17:45) |
112.何度観ても惹きつけられる、飽きない、考えさせられる映画です。エンターテイメント性にあふれていながらも人間の内面をえぐっています。 独特の近未来的世界観には至る所にキューブリックのセンスを感じます。古さを感じないと言うと嘘になりますが、十分現代にも通用する映像でしょう。 ベートーベンの音楽も非常に効果的に使われていて、これほど完成度の高い作品に仕上がっていながらも実験的、前衛的な手法を積極的に取り入れているキューブリックに敬意を表して。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-14 23:40:33) |
111.《ネタバレ》 ストーリーはキューブリックの作品のなかでは分かりやすいほうです。洗脳されて以降はぐいぐい映画に引き込まれる感覚ですね。やはり映像も綺麗だし。ラストの台詞「I was cured alright」は何回見てもシビれます。 |
110.《ネタバレ》 人間が精神の奥深くに隠し持っているであろう残虐性とそれを管理しようとする政府側。前者を素晴らしい映像・音楽・台詞で表現したキューブリックに10点。 【インス】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-09-24 21:48:31) |
109.敬愛するキューブリック監督らしいアイロニックな映画。 未見のマルチックはトルチョクするぞ! 原作では、この映画の後の最終章、第21章があるのですが、映画、日本語訳版ともに削除されています。気になる方は、探してみてください。(某サイトでその翻訳をされてるサイトあります。) 【パンプキン・キング】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-08-27 12:15:21) |
108.初見は遥か昔、高校生の頃。まずはあの映像と音楽に完全に(!)やられ、次に製作年を知り、どういうこと?!と再び大興奮。今観ても時代の感覚がオカシくなるような感じですね。本当に1971年なの??とにかく何度観ても飽きません。しかし オソロシイ映画です。ラストもゾっとします。人間の奥底にあるモノを、そこから派生する狂気を、そのあやうさを、ここまで鮮やかに、何の媚もなく真っ直ぐ描くとは。それもこんなクールに!(←何だこの陳腐なコトバ・・・歳がバレる)怪物ですよ、キューブリックは。 【タマクロ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-27 16:33:50) |