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冷たい熱帯魚

[ツメタイネッタイギョ]
Cold Fish
2010年上映時間:146分
平均点:6.62 / 10(Review 106人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-01-29)
ホラーサスペンス犯罪ものエロティックバイオレンス
新規登録(2011-02-04)【ヒナタカ】さん
タイトル情報更新(2014-08-18)【ぐうたらパパ】さん
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監督園子温
演出坂口拓(アクションデザイン)
キャスト吹越満(男優)社本信行
でんでん(男優)村田幸雄
黒沢あすか(女優)村田愛子
神楽坂恵(女優)社本妙子
梶原ひかり(女優)社本美津子
渡辺哲(男優)筒井高康
諏訪太朗(男優)吉田
三浦誠己(男優)吉田の弟
芦川誠(男優)
中泉英雄(男優)
阿部亮平[1980年生](男優)
坂田雅彦(男優)川尻進
古藤ロレナ(女優)
裵ジョンミョン(男優)オオクボヒロシ
脚本園子温
撮影木村信也
製作日活
配給日活
美術西村喜廣(特殊造形)
編集伊藤潤一
照明尾下栄治
その他日活(宣伝)
あらすじ
社本信行は、娘の万引きをかばってくれた村田幸雄から、あるビジネスを持ちかけられる。が、それは地獄への入り口だった・・。実際にあった事件をもとに、生きることの痛みを説いた、園子温監督の猛毒ムービー。
ネタバレは禁止していませんので
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3.《ネタバレ》 ◇園子温監督作品は「愛のむきだし」に続いて2本目。エログロ覚悟で見に行ったので許容範囲とは思いつつも、「そこまで描く必要ある?」と、ブラックユーモアにツッコミ入れながら、見入ってしまった。
◇乾いた砂に染み込む水のように、社本一家に村田の暴力が染み込んでいく。このまま飲み込まれてしまうのか、と思った矢先、社本が逆襲。
◇逆襲の原動力は「愛」ではなかったか。妙子・美津子に危険が及ぶかもしれないという恐怖。妙子の裏切りに対する怒り。美津子に残した「生きることは痛い」というメッセージ。
◇美津子が最後に浴びせた言葉は、救いのない容赦ない言葉のようにも思えるが、私には「死んでほしくない」という表現の裏返しにも感じられた。崩壊した家族関係を表す象徴的なセリフとしての罵倒。いつか社本の「愛」に助けられたことはわかるのではないか。
◇「空虚を生きるな。痛みを伴っても生きろ。」
ミルアシさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-22 00:47:39)
2.《ネタバレ》 この映画は、邦画では近年稀に見る悪役を出現させた点で既に賞賛されるべきだ。悪そのものは、自らの存在を肯定する必要さえない。村田はごく普通の家庭の父親であり夫である社本を圧倒する。呑み込むといっていい。村田の指摘に痛いほど自覚する所があるからこそ社本は村田に従う。それは私達も皆同じだ。
 愛子の頭に振り下ろされるのはマリア像である。「愛のむきだし」でも象徴的だったマリア像だが、本作でも重要な位置を占めている。本来救いや希望の象徴であるマリア像が殺人の道具に使われようとする。しかし実際は打撲を与えた程度だ。希望や救いは人を殺すことさえできない無力な存在として徹底的に否定される。マリア像で殺せてしまったら、これらに力を付与することと同じだ。やはりナイフで殺す。妻の妙子も殺す。血まみれの夫を抱擁しようと感動的に走り寄ってきたからか? そんなハッピーエンドは要らない、と言わんばかりの呆気ない妙子の死。そして続くラストシーンは最も印象的だ。我が子にナイフを何度も突きつけ「痛い、痛い」と言わせる社本。そして最後に「人生っていうのはな、痛いもんなんだよ」と苦悶と自責と後悔と‥‥色々な表情が入り交じりながら社本は娘に語る。娘だけは救おうと思ったのだろうか。本作で唯一といっていい教訓である。そして社本は自殺する。見所はここからだ。 娘は父親を足蹴にしながら「やっと死にやがったくそじじい」「ざまぁ見ろ」「起きてみろよ」と罵倒する。ある種感動的に成り得た父親の教訓は無視され、唾のように吐き捨てられる。熱っぽい教訓が最早滑稽なものにしかみえない。家族は崩壊したまま、再生することはない。ラストシーン、社本が夢見た地球が映し出される。「こんなものが地球だ」とのメッセージか、希望への嘲笑か。いずれにしろこの作品のメッセージは単純かつ明快だ。希望や救いなんて必要無い、という凍れる視線が常に向けられている。ところで、村田や愛子の言動とか行動はしばしば滑稽だ。実際に観客席でも常に笑いが起きていた。しかし、だからこそ恐ろしい。ああいう人は、あなたの周りにも居るはずだから。
Balrogさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-05 10:45:47)(良:2票)
1.《ネタバレ》 うーーん!これも監督の支配力がものすごーー光る!
しかしっつ!!!でんでん!!、、、やはりね、、、、、(神でんでん様と呼ぶ)、、、、、おもえば、”の、ようなもの”から思い出し、つい最近”クライマーズハイ”の渋さと、演技のなんという”リアリズム!”そしてこれーーー!!全盛期の”植木等”を彷彿とさせる、芝居と、言い回しの楽しさよ!(またまた、感動的なセリフの洪水!)この作品で彼が魅せた断固たる演技!!!アクション!ものものしさ、ダイナミズム、リアリズム、プラグマティズム、コミックはここ20年ぐらいの他のメジャー俳優群を一人として、まったくよせつけない!(ちなみに、最近のたけしの”アウトレイジ”にはこういう俳優の、こういう演技が皆無なんです。ぜんぜん解ってない。)”リアリズムアクター大地康男、橋爪功”を抜いた。あと、ヤクザの連中のなかでいいのがいたね。その他は?それ以外はだめね!というか、その他俳優はオレはどーでもいいわ!まあ、作品のこと云うとね、でんでんが出てるときまで良かった、それ以降はだめね。グロも、たいしてものめずらしくもなんともない。気分わるくなるだけ。(むしろ、長くて飽きた)それだったら、生本番、性器露出の濡れ場やったほうが、よりきもちイイよ。そう!この監督でもっともっとエロもみたいね。
とにもかくにも、これからも、でんでんと監督には目がはなせない。全日本、必見!のスゲー作品。もうホント、”総合芸術そのもの!”ついでに言うと、私的には前作”愛のむきだし”のほうが、好きです。追加!せぇーのっつ!”シャモトーーーー!!!!”

男ザンパノさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-05 00:38:42)
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【点数情報】

Review人数 106人
平均点数 6.62点
010.94%
100.00%
243.77%
332.83%
487.55%
5109.43%
61816.98%
72321.70%
82018.87%
91615.09%
1032.83%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review6人
2 ストーリー評価 6.37点 Review8人
3 鑑賞後の後味 4.87点 Review8人
4 音楽評価 6.14点 Review7人
5 感泣評価 4.00点 Review5人
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