英国王のスピーチのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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英国王のスピーチ

[エイコクオウノスピーチ]
The King's Speech
2010年上映時間:118分
平均点:6.65 / 10(Review 156人) (点数分布表示)
公開開始日(2011-02-26)
公開終了日(2011-09-02)
ドラマ伝記もの
新規登録(2010-12-12)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2020-09-22)【S&S】さん
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監督トム・フーパー〔監督〕
キャストコリン・ファース(男優)ジョージ6世/バーティ
ジェフリー・ラッシュ(男優)ライオネル・ローグ
ヘレナ・ボナム=カーター(女優)エリザベス
ガイ・ピアース(男優)エドワード8世/デイヴィッド
ティモシー・スポール(男優)ウィンストン・チャーチル
デレク・ジャコビ(男優)大司教コスモ・ラング
イヴ・ベスト(女優)ウォリス・シンプソン
マイケル・ガンボン(男優)ジョージ5世
ジェニファー・イーリー(女優)ローグ夫人
クレア・ブルーム(女優)メアリー皇太后
アンソニー・アンドリュース[男優](男優)ボールドウィン首相
堀内賢雄ジョージ6世/バーティ(日本語吹き替え版)
壤晴彦ライオネル・ローグ(日本語吹き替え版)
佐々木優子エリザベス(日本語吹き替え版)
宮本充エドワード8世/デイヴィッド(日本語吹き替え版)
糸博大司教コスモ・ラング(日本語吹き替え版)
宝亀克寿ウィンストン・チャーチル(日本語吹き替え版)
山根舞エリザベス2世(日本語吹き替え版)
浦山迅(日本語吹き替え版)
脚本デヴィッド・サイドラー[脚本]
音楽アレクサンドル・デスプラ
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」序曲/クラリネット協奏曲イ長調
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン交響曲第7番イ長調第2楽章/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
ヨハネス・ブラームスドイツ・レクイエム
編曲アレクサンドル・デスプラ
撮影ダニー・コーエン[撮影]
ザック・ニコルソン(カメラ・オペレーター)
製作総指揮ジェフリー・ラッシュ
ハーヴェイ・ワインスタイン
ボブ・ワインスタイン
配給ギャガ
美術イヴ・スチュワート(プロダクション・デザイン)
ジュディ・ファー[美術](セット装飾)
衣装ジェニー・ビーヴァン
編集タリク・アンウォー
字幕翻訳松浦美奈
その他アレクサンドル・デスプラ(指揮)
あらすじ
現イギリス女王エリザベス2世の父君、ヨーク公(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音障害に悩まされていた。夫の苦悩を見かねた妻エリザベス(H・ポナム=カーター)は、オーストラリア人の言語矯正専門家(J・ラッシュ)を探し、型破りな独自の治療法が始まる。折りしも父王の薨去、兄王エドワード8世(ガイ・ピアース)は女性問題で退位を表明。意に染まぬ王位が彼に巡って来る。迫り来る第二次大戦への不穏な時代の流れの中、イギリス国民は王の力強い「スピーチ」を求めていた・・・。2010年度米アカデミー賞主要4部門を制覇。
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12
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11.実在の出来事を映画化し、地味ながらも面白いって言わせることが出来るのは監督の演出と俳優陣の演技が素晴らしいっていうことなんですね。吃音に苦しむジョージ6世をを見事に演じきったコリン・ファースは称賛に値するし王になりたいと一度もなりたいとは思ったことないのに王にならなければならない、そして事あるごとにスピーチもしなければならないという現実に対する苦悩は見ていて痛いほど伝わってきました。越えられない壁も本人の心と家族や妻への愛があれば叶うんですね、ラストのスピーチは感動して涙が出そうになった。
M・R・サイケデリコンさん [映画館(字幕)] 8点(2011-04-08 23:41:22)
10.《ネタバレ》 歳を重ねても役者をやり続けたかったライオネルが、最後表舞台に立つ王の後姿を覗き込む姿が大変印象的でした。彼の叶わぬ想いと、父の「王は役者」という台詞もあったとおり、王の吃音症の克服と共に自分(ライオネル)の願いを王へ投影している描写がなんとも言えません。王も友人と認め、ライオネルも陛下と認め合って本当の意味で障がいを克服するシーンも印象的でした。物語りは淡々と進みますが、思った以上に人の感情を丁寧に描ききった良作だと私は感じました。
honeydewさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-27 22:27:06)(良:1票)
9.《ネタバレ》 アカデミー賞作品賞受賞作ということで、最近のアカデミー賞は微妙なのが多いという不安も抱えつつ見に行った。だが、そうした不安は解消してくれるいい出来栄えで、また中身がきちんとある映画だった。

■ストーリーは「吃音という障害を抱えながら、国民に語りかけるという役割を負う国王にならざるを得なかった男の話」という言ってしまえばありがちな感じなのだが、しかし作品中では「吃音の克服」に対してはさして描写は割かれていないのはポイントだろう。結局「幼少期のトラウマ」が「吃音」という形で表れているわけで、本作では「吃音の克服」は同時に「過去の克服」でもある。さまざまなしがらみや人間関係を乗り越えていくところにこそ、「努力」は現れている。

■そして、「国王」という仕事が、自らの望むと望まざるとに関わらず、さらにいえば向き不向きにもかかわらず、家系によって強制的に「させられる」仕事であるというのは相当なことなんだなぁと見ていて思う。普通ならば話すのが苦手なら話さなくていい仕事を選ぶしそうすべき(ローグも最初そう言っていた)。しかしジョージ6世は選べない立場なのである。冒頭のスピーチは本当に苦境だったであろう。
だが、他方で兄がその立場を蹴って女を選び、王位を降りたという事実も忘れてはならない。本作では兄は迷惑な存在というポジションで描かれているが、彼の行動の方がよほど「一般市民」に近いし、またそうなりたがるのは納得できるところである。運命を受け入れてその中でもがくか、運命自体をどれだけ批判されようとも打ち破りに行くか、そういう対比でもあろう。

■ここのレビューでは、カメラワークの凡庸さが批判されているようだが、ハリウッドではない、ヨーロッパの作品はこういう静かな映しが多いと思う。むしろ、ローグの診療所での練習シーンでの壁へのズーム&アウトや、卑猥な用語を連発するときに突如ジョージ6世の周りを回転するように映し出す方法は、カメラの写しの軽重とジョージ6世の心情のレベルとをうまくリンクさせていて、なかなか面白い手法だと思った。
θさん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-19 00:58:02)(良:1票)
8.能力があれば誰でも王になれるわけではなく、またなりたくもないのに王にさせられる人もいる。 エリザベス女王の父ジョージ6世は「悲運の代理王」のイメージだったけれども、それを大きく覆す作品。 自分に不相応と思える場を与えられた人誰もが感じるであろう戸惑いと陰の努力を描いて衒いなく、洒脱なユーモアをまぶして踏み外さない。 インディーズでそれほど豪勢に金がかけられていないのも「しょせん王族の話」との冷ややかな見方もされにくいだろう。 父ジョージ5世がいみじくものたまうように王室という場所で仕事をする人の話。 コリン・ファースはどちらかといえば寡黙な役が多かったように思え、それゆえバーティが必死に言葉をつぎしゃべろうとする姿は新鮮に映り、最後のスピーチは感動的で新たな代表作に。 ともすれば自虐に陥りやすい王を友人として理解し導くライオネル(彼も舞台俳優として挫折を味わっている)のジェフリー・ラッシュは見せびらかすことなく巧み、始めは王が平民の自分に歩み寄ることを求め、最後には自ら一歩退くライオネルには引き際を知る人の清しさがある。 クレジットではファースとラッシュの名が横に並び、この二人三脚の映画にふさわしい。 芸暦長いヘレナ・ボナム=カーターは近年のバートン作品とは違う顔を見せ、愛情深く聡明な王妃。 王と療法士が親しく呼び合うのを内心快く思わぬ彼女が最後にライオネルを名前で呼ぶのは、深い感謝の表れ。 「高慢と偏見」でファースの相手役をつとめたジェニファー・イーリーが、ライオネルの妻として姿を見せるのも嬉しい。 映画の中で幼い王女として登場するエリザベス女王も鑑賞され、愛する父がこのように描かれたことに懐かしさと共に誇らしく思されたのではないかと思う。
レインさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-10 02:01:46)(良:2票)
7.今年度のアカデミー作品賞「英国王のスピーチ」を観てきました。 
英国王ジョージ6世と言う名前は、私のような海外競馬マニアにとって、「キングジョージVI&クイーンエリザベス ダイアモンドステークス」で知っています。 秋のビッグレース緒戦に位置し凱旋門賞を占う上での重要なレースです。
  
そういう意味で知っているジョージ6世ですが、吃音に悩む内気な国王だったとは、恥ずかしながら知りませんでした。 この作品は、間違いなく秀作だと思いました。 コリン・ファースの演技は見事でした。 エレベーターやタバコ、1シリング硬貨やプラモデルなど小道具の使い方が秀逸で、笑える部分も多く大満足な作品でした。 
また、歴史物語としても非常に見ごたえがありました。 
日本でもこう言った作品って、作れそうな気もするんですけどねえ...
ミスプロさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-04 23:22:49)(良:1票)
6.《ネタバレ》 役者の演技と、堅実な構成が見事。
言語聴覚士や、実際に障害のある方が勇気をもらえることも間違いないでしょう。
吃音の方は、「どもらないようにとあせる」「失敗しないようにと緊張する」ことが、さらなるどもりを生むケースが多いようです。
バーティが吃音を克服できたのは、ライオネルの治療が優れていたこともあるでしょうが、気兼ねなく、緊張せずに話せる相手がすぐそばにいたことが大きかったのだと思います。
ひたすら地味な映画ですが、じんわりと心に響く感動を提供してくれました。
◆日本版の広告にある「英国史上、最も内気な王」というのはちょっと違うと思います。
内気と吃音障害は全くもって別のものですし、映画を観ると主人公は内気でないばかりか、むしろ感情を抑えきれない激情の人物です。
それとは関係はありませんが、他にも「自閉症」という言葉もよく「ひきこもり」と勘違いされるケースが多くありました。
広く宣伝をする方たちが、誤解を与えるような表記をするのは止めてほしいものです。
ヒナタカさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-03 19:12:16)(良:4票)
5.《ネタバレ》 心に響く作品となっている。派手さがある作品ではないが、“重み”のある作品に仕上がっている。ストーリーは展開に大きな動きのあるものでもなければ、単純に感動を煽るようなものではなくて、シンプルに構成されているので、アカデミー賞を受賞した傑作の感動作という印象とはやや異なるものの、最後のスピーチに全ての想いが結実されており、評価通りの良作といえるだろう。国民を守る王として、一緒に戦ってくれた友の期待を応える者として、自分を影から支えてくれた妻をもつ夫として、幼いながらも父を理解してくれる2人の娘を持つ父として、あのスピーチにはを感じられた。様々な想いの中で、様々なプレッシャーの中で、紡ぎ出される一つ一つの言葉には心を動かされざるを得ない。
また、王室としてのプレッシャーや、難局を迎えた王の地位としての“重み”もあった。兄の退位による戴冠、戦争を迎えるという状況がマジメな彼をさらに追い込んだように思えるが、マジメさとユーモアさを兼ね備える彼だからこそ、この難局をも乗り越えたように思える。ジョージ6世が最後までローグをライオネルと呼ばなかったように思えたが、果たしてどうだったのだろうか。もしそうならば、ジョージ6世らしさがよく出ていると思う。王という地位の重さを知るジョージ6世だからこそ、対等な立場で付き合いたくてもそれを許せなかったのだろう。王の代わりに王妃がライオネルと呼ぶ展開も、王の気持ちを痛いほど分かる妻の気持ちが込められているように感じた。それだけ威厳が必要な王だからこそ、逆にライオネルは王と対等の立場で向き合わなくてはいけなかったのだろう。対等の立場に立たないと、悩みを抱える者の真の心の声は聞こえないのかもしれない。彼は、戦場で傷ついた兵士にも、小さな子どもにも、対等な立場で向き合ったのだろうと思われる。王としての立場を守らなくてはならないジョージ6世と、対等の立場で問題を解決しなくてはならないライオネルとのベクトルの違いというものも本作をより深く、より面白くさせている。最後にライオネルがバーティではなくて、陛下と呼ぶことで、さらに深みが増している。
とてつもないプレッシャーの中で吃音症を乗り越えたのだから、現代に生きる我々が抱えるプレッシャーというものも、周囲の助けがあれば、乗り越えられないわけがないということももちろん描かれているように感じられる。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-01 23:11:46)
4.よかったです。
繊細で癇癪もち、そして不器用な吃音症の英国王バーティ……とっても魅力的でした。
彼の緊張と共に私も緊張し、彼に笑顔がほころぶたびに私も頬を緩める、完全に感情移入した2時間弱。
ただ、これは私がコリン・ファースという役者が大好きなためなのかも。そのせいか冷静にこの映画の良し悪しを語れそうにありません。
自分の好きな役者がいい映画に出ることは普通はうれしいものなんでしょうが、なんだか本作品に関しては複雑な心境になってしまいました。
「コリン・ファースにうっとりしたのではなく英国王バーティに心を奪われたのだと、そう確信できる何かがほしい」なんて思うなんて贅沢なのかな……
ぞふぃさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-28 17:49:12)(良:1票)
3.《ネタバレ》 個人的な話で申し訳ありません。忘れもしない、小学五年生の始業式。新しいクラス替えの自己紹介の際、当時からめっちゃ緊張しぃだったせいで思いっきりどもりまくって、何言ってるか自分でもわかんなくなってしまった経験があります。教師からは、「お前、言語障害か?」と、皆の前で心無い言葉を浴びせられ。まだ「言語障害」という単語も知らず、帰宅して国語辞典で調べました。以来、このトラウマで「人前で話す事」が嫌で嫌で「また、俺どもるんじゃないだろうか・・・」って不安といっつも格闘してました。これはそんな暗い思春期を過ごした、自分とオーバーラップするような、気弱なイギリス国王ジョージ六世の物語。予告編を見た時から絶対観たいと思ってた作品。とにかく、コリン・ファースの、役者として円熟期を迎えた演技にまず圧倒されます。王族としての誇り高きプライド、父親としての娘への愛情、唯一弱さを見せられる存在である妻への甘え、兄王への複雑な思い・・・。彼の一挙一動は、この国王のキャラクターをあざとくなくごく自然に、余すところなく表現していましたね。一番肝になるクライマックスの「スピーチ」後の、バルコニーに立つ彼の表情には国王としてのみならず一人の男として、確固たる自信が漲ってました。いやいや、ここは感動した~カッコ良かった~。自分の恋愛映画№1作品『追憶』でも、「ウィンザー卿とシンプソン夫人との結婚」ネタが効果的に使われていましたが、へえぇ~こういう事情だったのかと、改めてイギリス王室近代史のお勉強をさせてもらった気分。脇のジェフリー・ラッシュとヘレナも含め、役者の演技を堪能する映画ではあるんですが、どうも演出が役者の演技水準までに達していないという印象も。各カットごとに、もう一呼吸欲しいと感じた箇所が幾つか。自分も、もともとの左利きを、幼少時無理矢理右利きに変えさせられたクチ。だもんだから、あの頃「どもり」に悩まされたのかあ・・・と。場数を踏み、いつしか「どもり」は克服はしたものの、私の緊張しぃは今現在でも変わりませんが・・・(汗)祝!!アカデミー最優秀主演男優賞受賞、コリン・ファース!
放浪紳士チャーリーさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-28 10:56:45)(良:4票)
2.《ネタバレ》 人にはそれぞれ「天命」があるのだと思う。吃音でありながら、望まぬ王位を継承し全国民に向けスピーチをしなければならないのがヨーク公の「天命」なら、売れない役者でありながら、そんな王を支え言語聴覚士として指導していくのがライオネル・ローグの「天命」なのだろう。そして、そんな二人の傍にいつも寄り添い、献身的に支えていく二人の奥方、彼女たちの存在がまた素晴らしい。我々もまた生きている限り、何らかの「天命」を背負っているのかもしれない。それは国を動かすほど大それたことではないかもしれないが、隣りにいる誰か(家族?恋人?友人?)をただ笑顔にするだけでも良いのではないか。そっと寄り添い、抱きしめ、涙を拭ってくれる存在がどれほど大切なものか。…これは紛れもなく「愛」の映画である。
フライボーイさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-27 12:27:12)(良:1票)
1.《ネタバレ》  『人前でしゃべれない王様が笑いあり涙ありで困難に立ち向かっていく』と言う、ヒューマンドラマとしてはベタな内容を予想。まぁ流れ的には大体合っていたが、完成度の高さは予想以上だった。
 まず話のメインとなる主人公の悩み(スピーチはもちろん自分の子供と話す時も口籠ってしまう)からラストの演説までに起こる出来事や事件が1つ1つバランス良く組み込まれており、ダレる前に次のお場面に飛び、なおかつ描写不足になったり唐突な展開になったりもしないので最後まで集中して観れました。
 また登場人物もメインとなるのは主人公夫妻と医者の3人なので、顔も覚えやすく掘り下げるための尺もしっかり取れているので好感が持てます。
 特に主人公の王様(王位に就いたのは中盤ですが)。無理矢理王位に就かされてしまった上ドイツとの戦争も濃厚と言うプレッシャーに耐えきれず泣き出してしまいますが、それまでの描写や台詞、俳優の演技なども相まって、いかに彼が『真面目で国民の事を思う優しい王様』かと言うのが伝わってきます。
 そしていよいよスピーチの時、若干しどろもどろになりながらも友の身振りや口パクで辛うじて原稿を読み上げます。そして次第に喋りが滑らかになっていき、最後は友も何もせず見守る形でスピーチを終えます・・・・・ああ、思わず涙が。
 脚色の程度は分かりません。また際立って素晴らしいと言う部分も表現しにくいのですが、とにかく全体としての出来が良い『ハイアベレージ』な作品でした。笑いの表現ンも全体的に面白く、作品の雰囲気を壊さず程良いさじ加減で投入されているのも○。
 少なくても前回の受賞作品に比べればアカデミー賞候補としてうなずける内容でした。
追記:受賞おめでとうございます。
ムランさん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-27 03:27:02)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 156人
平均点数 6.65点
000.00%
110.64%
200.00%
310.64%
474.49%
52214.10%
63119.87%
75333.97%
83119.87%
995.77%
1010.64%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.72点 Review11人
2 ストーリー評価 6.64点 Review14人
3 鑑賞後の後味 7.07点 Review14人
4 音楽評価 6.66点 Review12人
5 感泣評価 5.58点 Review12人
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【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
作品賞 受賞 
主演男優賞コリン・ファース受賞 
助演男優賞ジェフリー・ラッシュ候補(ノミネート) 
助演女優賞ヘレナ・ボナム=カーター候補(ノミネート) 
監督賞トム・フーパー〔監督〕受賞 
脚本賞デヴィッド・サイドラー[脚本]受賞 
撮影賞ダニー・コーエン[撮影]候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
音響賞 候補(ノミネート) 
美術賞ジュディ・ファー[美術]候補(ノミネート) 
美術賞イヴ・スチュワート候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ジェニー・ビーヴァン候補(ノミネート) 
編集賞タリク・アンウォー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2010年 68回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)コリン・ファース受賞 
助演女優賞ヘレナ・ボナム=カーター候補(ノミネート) 
助演男優賞ジェフリー・ラッシュ候補(ノミネート) 
監督賞トム・フーパー〔監督〕候補(ノミネート) 
脚本賞デヴィッド・サイドラー[脚本]候補(ノミネート) 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 

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